真鯛釣行記(8月29日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 ターゲット
8/29
龍飛沖
曇り 大潮 16:50 --- 13:00頃 18:00 6人 真鯛
 今回は浦安市在住のしらね御夫妻を迎えての真鯛釣行。ホントは里帰り中の秋田からまっすぐ戻る予定だったのに、誰かさんが70センチを釣ったため「あす○むさんでも釣れたのだから自分達にも絶対釣れるはず」だということで、急きょ、来青を決定。釣行前夜は青森市内で歓迎オフが行われ、作戦会議も行われた。その前に、しらねさんは、9/2で一周忌を迎える「荒磯さん」の焼香のため御自宅を訪問し、思いがけず奥様から荒磯さん御愛用の貴重な竿を形見分けされることとなり、この竿への入魂を果たすためにもヤル気満々。
 海況があまり良くないことから、当初、深夜からのスタ−トの予定が昼へと変わり、歓迎オフもややオ−バ−ワ−ク気味で終了。

 午後1時。竜飛漁港を出港し、実績ポイントへ。今回、初めて、ミヨシ(船の先)に陣取り、新たな気分で釣りは始まった。第一投、潮流が異常に速い事を知る。かなり斜めの角度でブラ−は引っ張られて落ちていく。時々、お祭りもして、やや苦戦。しばらく船中に沈黙が続き、今日はダメかも?と弱気になり始めた午後4時過ぎ、トモ(船の後ろ)が騒がしくなった。
 オヤッ、しらねさんの竿が美しい弧を描いている。「ヒュ−ヒュ−、気持ちイイ」と実に余裕タップリの表情でドラグの音を鳴らしながらのやり取り。皆が注目の中、リュウちゃんのタモ入れで63センチをゲッツ!荒磯竿に新しい魂が入る貴重な瞬間だった。また、研究熱心なしらねさんは、釣り東北9月号から得た情報を基に「ワ−ムで釣ってみよう」と計画。それが見事にヒットし、一同、驚いた。

 これで一気に活気が出たのだが、相手(真鯛)は強かった。リュウちゃん、永野氏のラインを立て続けにブツブツ切る痛恨のバラシで存在をアピ−ル。ポイント移動を重ね、夕まずめ勝負かと思われた午後6時前、またしてもトモで、悲鳴に近い歓声が上がった。
 釣り師は、ゆかやん(しらね夫人)。竿は弧を描くどころか、海に刺さっているではないか。経験したことのない強引な引きを楽しむ・・という余裕はなく(?)、笑顔はすっかり消え、真剣モ−ド120%。周りの暖かいサポ−トに押されて、大事にやり取りの末、見事52センチをゲッツ!!!船上に上がった瞬間、涙が出そうなほど大感激の彼女だった。

 その彼女の記念写真を撮ろうと、大揺れする船の中でファインダ−を覗いていると、何やら、皆の視線が自分に向いている。何事か?と後ろを振り向いてビックリ。今度はリュウちゃんの竿が曲がり、今まさに格闘している最中だった。手応え十分、バラシは許さじと、丁寧にやり取りして上がってきたのは55センチ。地合い到来か?と思われたが、もうこの時点で雨も風も強くなり、海が荒れてきたことから無念の撤収。3尾の収穫、2尾のバラシ・・・やはりココは凄い!!!

↑左からリュウちゃん、美樹ママ、永野さん、しらね御夫妻。青森市内の「だるま」で飲食の後、私の勤務する会社が経営している浅虫の“豪華旅館”で合宿しました。「きんきんの姿焼」(グリ−ンの丸い皿にちょっとだけ写っている赤い魚)が好評でした。
↑ポイントが決まると、船を潮の流れにうまく乗せるため、ミヨシからパラシュ−トを海に投入するなどの、ひと仕事をしなければなりません。それを慣れた手つきでやるのが永野さん。移動時は逆の事をします。 ↑須藤船長曰く「こうゆう事(左記)をやるのは通常の船では甲板長と呼ばれる。彼を飛鷹丸の甲板長にしたいくらいだ」。
う〜ん、永野さん、評判いいね。
↑風が強いので有名な竜飛らしく、今日は風速約10メ−トルが平均で吹き続き、波もそこそこあったことから船が大きく揺れる事もあった。岬の上に立つ風力発電用の大きなプロペラが盛んに回ってました。
↑開始から約3時間経過後の午後4時、待望のアタリがしらねさんに。ど−です、この余裕の表情。 ↑リュウちゃんのタモ入れで戦いは終わりました。う〜ん、今回もトモ側の釣果が良いみたいだなぁ〜。 ↑63センチは立派。わざわざ青森まで来た甲斐がありましたね。関東のお仲間と結果報告を兼ねて真鯛品評会を行ったそうで…。
↑ゆかやん、大奮闘中。時折、キャァ〜と言うよ〜な声が聞こえたよ〜な気がしましたが、空耳? ↑ホント、ごめんなさい。この頃、もう大揺れだったのでピント合わせが大変になってました。でも、52センチは大満足でしょ。 ↑リュウちゃんの「お開き釣果」。この55センチを上げた直後から嵐模様になり、本日の釣りがお開きとなりました。

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