2005年の真鯛釣果(6月22日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
6/22
平館沖
晴れ 大潮 2:55 9:31 3:00頃 8:00頃 7 1
 こちとら、体は一つしかない。今の時期、黒鯛に集中したいところだが、仲間がGW辺りから真鯛を狙って出漁している情報を聞かされ、心中穏やかでなかった(笑)。今年の冬は大雪に見舞われ、雪解け水が川を伝わって海に流れ込んだり、最近まで、ヤマセが続いた結果、水温が低下してしまったか、平館沖合の釣果はあまり良いニュースがずっと聞こえてこなかった。
 だが、今日はちょっと違って、釣れそうな予感がしていた。なぜなら、ヤマセがここ数日、収まり、陽が良く差し込んだお天気になっていたことから、間違いなく海況は良くなっているはずだとの読みがあったからだ。

 午前3時過ぎ、外ケ浜町(今年3/28、蟹田町、平舘村、三厩村の3町村が合併して新しく誕生)の石崎漁港から出港。「飛鷹丸」は、昨秋の台風の影響で操舵室などが大きく損壊したため、“平成の大改修”を行なって生まれ変わっていた。だが、当初、この情報に疎かった自分は、てっきり新しく購入した船だとばかり思っていた。なぁ〜んか変だなぁ〜と思いながら…。

 さて、ニュー飛鷹丸は、ベタ凪&霧の中、ポイントを目指した。
 水深50mで停まり、流し釣りが始まると、まもなく、リュウちゃんにヒット。驚いた事に、ナブラの立った鳥山にブリ狙いでジグをキャストしたところ、それに真鯛が来たのだった。彼はつい2日前、60センチ3キロのイナダ、90センチ7キロのワラサ(ブリは出生魚ゆえ、サイズによって名前が変わる)を目の前で釣られ、その悔しさを胸に秘めて準備をしてきていた。それが真鯛にヒットとは……。話しぶり、及び、釣った後の表情から判断すると、本命は真鯛よりもブリに有り・・・か? ニヒヒ。
 ヒットゾーンは水深3mほど。鯛は浮いている?のか?わからない。う〜む、不思議な光景だった。
 このあと、我が船のあちこちで竿が曲がった。ミヨシもトモもにぎやかだ。私のピンポイント・エリアだけは対照的におとなしい。

 午前5時前、ミヨシの方に大きなアタリが来た。うらやましげに見ていると、竿の曲がり方がやはり違う。数分後、ようやく上がってきた真鯛は67センチ。がぜん、全体の志気が上がる。が、竿を曲げるのは、やはり私を除く隣近所の方々ばかり。これじゃ、惨め過ぎる〜!と心の中で声を上げた時、コンコンと竿先にアタリがぁ〜!・・・ウオォ〜!・・・来たぁ〜!

 だが、コンコンの後のグウォーン!!が続かない。再びコンコンが来たので、竿先を少しだけ上げてみると・・・・
 シーン・・・・沈黙・・・あれれれ?ソッポを向かれたかぁ〜?そんなぁ〜。

 午前5時20分、先ほどまでのアタリがようやくヒット。久々に感じる真鯛の突っ込みを堪能。隣りではタモを抱えてくれる人が居た。
 そう、私一人が蚊帳の外で、自分達ばかりが良い思いをしていたことへの罪滅ぼしだろうか(笑)。胴調子で非常に柔らかい竿はものすごい弧を描いているため、観客の皆さんにはでかい獲物がヒットしたように誤解を与えてしまうみたいだが、今回もそうだった。自分自身も「でかいぞ、きっと」と思っていた。ハンドルを巻く指先に期待がこもる。だがぁ〜〜、水面に浮かんできた真鯛は他のみんなが先ほどまで竿を曲げていた真鯛と同サイズか、少し小さめ。意外に小さかった。みんなは道糸をムンズとつかんで抜き上げていたサイズである。ただ、せっかく待機してくれた方にタモ入れを断るのも悪いなと思ったので、よろしくお願いした。

 午前6時を回ると、アタリがピタリと止み、かわりに、ソイ、ミズクサガレイ、フグなどが釣れ始めた。これが好転する気配もなく、8時、終了。船中の釣果は合計で13枚。ミヨシの方が67センチを筆頭に3枚。我々はリュウちゃんの2枚(46と43か?)、私の1枚(40)。トモの3名は45前後を7枚。良いニュースが全くなかっただけに、今回の釣果は喜んでいいと思う。

フォトギャラリー
↑ヒットカラーは金の40g。磯釣りと違って、短い竿が直下に引き込まれる衝撃は、また格別。 ↑私の左隣で真鯛を調子よく釣っていた彼は、デカソイ(35センチほど)も上げ、絶好調。 ↑リュウちゃんの釣果。満足のいくサイズにはほど遠い。終盤は見切りを付けて、船内で爆睡。
↑ミヨシで奮闘の方。67センチを抱えて、記念写真をお願いした。 ↑トモで7枚の3名。
↑朝方は少し霧がかかり、べた凪。この状況は悪くないのだとか。今後に更なる期待がもてそうだ。 ↑昨秋の台風で大きな被害を受けた「飛鷹丸」はリニューアルされて蘇った。 ↑以前もトイレは付いていたが、このたび、グレードアップして更に便利になった。

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