2005年の真鯛釣果(9月27日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
9/27
横浜沖
晴れ 小潮 12:02 4:32 5:10頃 11:00 7 1
 源氏ケ浦港からの出船第二弾。幸丸のホームページでは、思わず身を乗り出してしまう釣果報告がアップされ、この日が待ちきれなかったのだが、前夜、出船確認のため電話して、また驚いた。釣れて釣れて困るという好調な返事が返ってくると思いきや「今日は食い渋りがひどく苦戦してた」という。そのあとの言葉がたまらない。「船中で16枚」 一瞬、耳を疑った。船中6枚の間違いでは?この言葉に俄然、希望を持った。

 午前4時15分、港に到着。準備を整え、船尾左舷に陣取る。少しだけ、ブルッとくる寒さを感じた。9月も下旬となると、朝晩は冷える。空を見上げると、細い三日月がまばゆい星に囲まれて輝いていた。中山船長がトラックで華麗に登場。船上をライトで照らし、仕掛け作りのサポートをしてくれる。乗船名簿を手渡され、記入する。前回であれば、この時にエサのイソメを渡されたのだが、それもないまま、まもなく出港。エサは自分で用意するシステムに変わったのかな?とちょっと心配になる。ポイントに着くと、段ボール箱のフタが開けられ、エサの配給が始まり、先ほどまでの不安が一掃された。ふぅ〜、良かった。

 開始から30分、右舷真ん中の船長が「こい、こい、こい、こい」と前アタリに対する呪文を唱えたあと、竿がしなり、大きくアワセを3度入れた。う〜ん、見事だ。夜光グリーンのブラーでまずは1枚。「船の真下に居るぞ。潮の流れもあんまりないから、真下を狙え」とアドバイス。「ん?アンタ(仮称Aさん:船長の右側の人)もアンタ(仮称Aさん:船長の左側の人)も、オラど同じ夜光グリーンだな」と言ってるところへ、Aさんにヒット。Aさんはあまり真鯛釣りの経験が無いような話が聞こえてたが、バラすこともなく、しっかりとランディングまで至る。船長「同じ色のブラーが三つも並び、下に居る真鯛はどれに食いつくかなぁ〜って迷ってるんだべな?」と笑いを誘う。そんな話を背中で聞き、私も夜光グリーンに“いつのまにか”付け替えていた。

 その後、船長、Aさん、船長とヒットし、同じブラーなのにヒットせず、ボヤいてたBさんにもきた。結局、この3人だけが良い思いをしている。他はお葬式の通夜状態だ。
 その間、私にもコツコツとアタリがあり、心臓がバックバクしていたのだが、食わせるところまで行かず、悔しい思いをしていた。カレイが一匹釣れたが、外道は外道。あくまでも本命が釣りたい。何となく、私のエサに興味を示したものの、何かの違和感を感じ、他に移った結果、彼らのエサを食ったような気がして、ちょっと焦ってもいたのだった。

 アタリが遠のき、場所を移動。先ほどまでは目の前に、のしのロープがあって、やや難儀してたが、新しいポイントは、それがあるわけでもなく、遠くへキャスト可能。よぉーし、と、左45度へ大きくキャストした。リグは少し重いかなと思ったが、15gの金色タッピー(龍飛で真鯛を釣るアイテムとして発売されたもの)を使ってみた。午前9時15分、着底し、シャクりながら、手前に寄せていた時だった。ゴ、ゴ、ガァーという轟音と共に(笑)、ラインが海に吸い込まれた。「き、き、来たぁ〜」ってんで、前回のバラシをしないよう、アワセを大きく入れた。ドラグも緩めにしており、なかなか上がってこない。時々、スゥーと竿先が軽くなることがあり、ドキッとしたが、魚は外れてなくて、またファイトしてきた。

 手応えは十分過ぎるほどあることから、大物なのは間違いない。右腕もかなり張ってきた。このような筋肉の疲れは久しぶりだ。実に気分がイイ。船長がタモを抱えて来てくれた。ようやく姿を現し、海面でクルクル回る真鯛をタモですくってもらって、やっと終了。いやぁ〜、堪能した。この時点ではまだ計測をしておらず、自宅に戻ってから測ったところ、64センチ。前回9/2の源氏ケ浦と似たサイズだが、感触には相当、差があったように思う。ゲンジなのに“タッピー”で釣れるとは…(笑)。

 午前11時、終了。船中9枚。数は少なかったがサイズは総じて「ろくまる」。釣れた者にとって不満は無いだろう。ゲンジは凄いとこジャ。

 なお、今回は釣りに専念したいとの思いが強く、船上でほとんど写真を撮れなかった。よって、下のギャラリーでは、まるで一人で6枚も釣ったような構成になっているが、判断を間違わないでいただきたい(笑)。乗り合いの難しさというか、見ず知らずの人にデジカメを向けるのが、さほど苦にならない時と、なる時がありますが、今回は後者でした。
 また、私のすぐ背中側にいた方には、道具を見た瞬間、ん?見覚えあるぞ!と思い、声をかけてみた。つい先週乗った北島丸でエサを分け与えてくださった方に似ているのだった。すると「へっへっへ」と笑い「そうだ」という。なんとまぁ〜、世間は狭いこと。釣りも楽しかったが、不思議な巡り合わせにも大いに感動したのでした。
 ゲンジでの釣り、これで2戦2勝。清水川の3戦全敗に比べると実に相性がイイ。う〜ん、相性の悪いとこを克服しなくちゃ、真の釣り師を名乗れないだろーと強く思いつつ、ゲンジに目がいく私だった(爆笑)。

フォトギャラリー

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