2005年の真鯛釣果(10月14日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
10/14
清水川沖
晴れ 中潮 13:43 7:14 5:15頃 11:00 7 0
 う〜〜ん、結論から言って、今回も悲鳴が出る清水川の真鯛にお目にかかることができなかった。清水川沖4連敗。

 まず先に、ヒロ船長がしばらく前(先月下旬?今月上旬?)に引いた風邪が、なかなか治らないらしく、相当、辛そうだった。咳がひどく、熱も出て、睡眠がうまく取れていないという。朝早くから起きて船を操らなければならないこの仕事はかなりきついだろう。そんな状態なのに海に居る船長には脱帽だが、ココは乗り合いの予約をお断りしてもいいから早く治して元気になって貰いたい。

 さて、午前4時半、イソメを貰いに北島渡船の店へ入った。すると、そこで見覚えのある御年配の方(以後、Kさんと表記)を発見。お互い「あれ?」と挨拶し(笑)「またお会いしましたね」と続けて挨拶。Kさんとは前回9/20の釣りで、ちょっとしたアクシデントが発生し、釣りが延長となった際、エサのプレゼントをしてくれた方である。以後、何度か他の釣りでも、偶然、一緒になり、そのたびに同じ挨拶を繰り返してきた。それがまた今回もとなると、単なる巡り合わせだけじゃなく、何かの縁さえ感じてしまうのであった。更におかしい事に、次回の釣行日を確認しあったところ、またまた偶然にも「20日の北島丸」で一致した。これには大爆笑である。

 そのKさんとは船の中央に陣取り、左右に分かれて釣り座を構えた。今日の8名は我々2人の他に3人仲間のグループが2組といった構成。
 最初のポイント(水深15m)に着き、スタートフィッシングすると、ほどなくして船央右舷の年配男性にヒット。竿が海に突き刺さり、デカ真鯛は船底を通って反対側へ走った。周りからは「(新品の)竿に早々と魂が入ったなぁ〜」と羨ましがられつつも「でかいナマコでないか?」などとイジワルな言葉を浴びせかけられる(笑)。仲間の一人が取り込みの細かいアドバイスをして、少しずつ上がりかけた、その時、「あっ!」が出た。バレた。逃した魚はでかい。降船後に話を聞くと、ブラーの金具がねじれて壊れてしまったという。非常に珍しいケースだと思うがバラしたことには間違いない。残念!

 その後、水深40mや30mのポイントに移ったが、ベタ底にはエサ取りが群れていた。カレイ、小さい真鯛、フグなど。潮の流れはいつものことだが、さほど無く、8から12gでも問題なく底取りが出来る。この時期は基本的に底狙いであることから、着底がわかるのであればあとはヒラヒラ感を演出させれば食ってくるはずである。
 コツコツコツと小刻みなアタリがいくらでも底から伝わってくる。早合わせは禁物なのでジッと待つが、敵も去るもの、上手にエサだけを取って「ハイ、サヨナラ」である。掟破りのアワセを入れてみたら、何かがヒットした。竿先を上げて更にアワセを入れるが、ドラグは出ない。うむ、真鯛ではあるが幼児クラスの本命が上がってきた。18センチ! お見事! リリースしたいが、ヒロ船長の「他の鯛が散るんで、持ち帰って食べてください」に、本意ではないが取りあえずゲッチュ!

 あまりのエサ取りの多さに、底から1〜1.5mほど上げてアタリを待ってみた。この辺でも時折、コツコツ来る。カレイではなさそうだ。小マダイがほとんどだろうが、でもその中にはお父さんやおじいさん真鯛もきっと混じっているはず。まもなくして“お兄さん真鯛”を船首左舷の方がヒットさせる。歓声の中、無事に取り込みが終了し、計測の結果、本日の最大サイズ41センチ。

 次第に時計が気になりだした。
 今季から始めた、乗り合い船真鯛釣行では、エサのイソメを1500円分を基本線に購入してきた。今までは気の知れた仲間と共に乗っていたため、一人分のエサにあまりこだわることなく釣りができていた。足りなくなれば貰えばいいので気楽だった。今年から一人になり、果たしてどれぐらいのイソメを用意すればよいものか考えた。イソメ5〜6匹の房掛けを念頭におけば1500円分ぐらいが妥当だろうと、そのようにしてきたのだが、今まではエサ取りが少ないために、かなり残る釣行が続いていた。
 今回は、コンスタントにエサを消費した結果、午前9時(終了は午前11時)の時点でエサ箱の底が見えてきて不安になる。一転して、省エネ釣法となり、底から4〜5m上に仕掛けをキープさせてみた。が、全くアタリが遠のき、最後の1時間で底狙いに再び転換して、結局、きれいにエサを使い切る“ジャスト釣法”となり、納竿。釣れる時もあれば、釣れない時もあるさと言い聞かせて、港に戻ったのであった。

 さて、船代支払いのため、店に顔を出したところ、スタッフの「ごんさん」から「あすぱむ合衆国の…?」と聞かれ、ビックリ。ネットのパワーを感じました。どこで誰が見ているか、わかんないもんですね。今後はもっと精進して、北島渡船さんのPRに務められるよう、たくさんの釣果を出したいと思います。次回20日、また乗らせて頂きますので、よろしく〜〜。

フォトギャラリー
↑貧果、淋果、鈍果。でも、人の心理は「沢山釣れている人の話はつまんない、バラしたり釣れなくて泣いている人の話にこそ、耳を傾け、応援したくなる魅力がある」のではないかと思います。どうぞ、慰めてくださいまし。
 (右上写真)日の出も午前5時45分と少しずつ遅くなってきました。冬が近づいていることを実感?
 (右下写真)ヒロ船長の後ろ姿にも覇気がない。早く風邪を治しましょう。
↑一応、真鯛の子供は釣りました。でも、これを釣果として報告するには勇気がいります。12gの銀ブラーで釣れました。

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