2005年の真鯛釣果(10月20日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
10/20
清水川沖
晴れ 中潮 5:52 10:45 5:15頃 11:00 7 0
 開始早々、船首右舷の方の竿が曲がる。自分は船尾左舷に陣取り、前の様子があまりわからなかったが、船長の「大きい、大きい、69センチ出ました」に心臓がときめいた。朝一は、ホント、気が抜けない。10月も中旬になると、エサ取りが活発化し、足りなくすることが多く、ちょっと多めに用意をしてきたが、それにしても、底の方ではコツコツといくらでもアタリが出る。これが、小真鯛なのか、カレイなのか、はたまたデカ真鯛なのか、わからないだけに心臓がドキドキする。

 前方のほうが好調で、何度か喜びの声が上がっていて、少しナーバスに(笑)。針掛かりさせるコツは“アタリが出たら、決して強くではなく、軽く上に上げてみること”だとか。「ソレって合わせること?」に「違います。少し上げたブラーがユラユラと沈むのにヒットしてるんです」と船長。どれどれ、と私の竿を借りて、お手本を示そうとしたら、なぁ〜んと根掛かり。ワッハッハ。なんというタイミング。まるで船長が根掛かりさせたみたいだった(笑)。恐縮しきりの船長に「なんの、なんの」。今回の根掛かりは、陸奥湾で真鯛狙いをして初めてだった。いや、根掛かりではなく、ホタテのロープなどの重い何かしらの道具だったのかもしれない。
 てなわけで、船長からのお手本を見せて貰うチャンスを逸してしまった。
 あまりにもエサ取りが多いので、午前10時、変化を求めて、現在の30mポイントから深場(43m)へ移動することになった。

 船尾では相変わらず、釣果が出ず、隣り合わせで、もはや顔なじみになったKさんとお互いに苦笑いである(笑)。さて、ポイント移動後はパタリと魚信が途絶え、ついさっきとは打って変わって、静かな釣り模様になってしまった。アタリが多すぎても困るし、無いというのも困ったもんだ。このまま時間ばかりが過ぎて、午前11時、終了となった。足りなくなると心配されたエサが残ってしまう、この辛さ(笑)。Kさんの後始末を見ていたら、ケースへ大事にイソメをしまい込んでいたのでプレゼントをした。多分、コレでその後、デカ真鯛を釣り上げたのではなかろうか(笑)?

フォトギャラリー
↑午前10時、第2のポイント(43m)へ移動。 ↑8月以来、北島丸に乗っているが、すべて違う釣り座に陣取っている。今回は船尾左舷。 ↑釣りをしない人がイソメを見ると飛び上がります(笑)。その気持ちわからないでもないが、コレでないとデカ真鯛は釣れない。
↑Kさんとは、なぜか釣行日が一緒になり、なぜか同じ船で顔を合わせます。 ↑私なんかよりずっとブラーに工夫を施していました。その熱心さは見習わなくてはいけません。 ↑北島丸にはご覧のトイレが付いています。設備が整ってると安心できますね。

2005年の真鯛釣果(10月26日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
10/26
清水川沖
晴れ 小潮 10:25 16:09 11:15頃 17:00 7 0
 清水川沖での今季最後の真鯛釣行。なんとかして結果を出したいと願ったが、ダメだった。

 秋終盤ともなると海もシケる日が多くなり、本日もその影響を受けた。前夜、出船確認の電話をすると「今の時点でかなりシケてて、うねりもひどく、午後7時前の予報では出船の決断はできない。明朝7時にもう一度電話してもらって、その時に判断した」とのこと。TVの天気予報では「全県、晴れ。紫外線も少し強く、洗濯日和」と伝えたので、てっきり「問題ナシ」と返事が来るものとルンルン気分で電話したが、全く大違いだった。結局、昼前の午前11時出港に決まり、自宅をゆっくり出発。こんな楽な出発時刻はイイね。これで釣れれば文句ナシ。なのだが……。

 船に荷物を運び込んでいると、北島渡船の受付スタッフである“ごんさん”が居た(今年9/20のページで北島渡船さんを紹介しておりますので、こちらをクリックしてみてください)。
 「あれ?」「おはようございます。今日は一緒に乗って、北島HPの取材をしますのでよろしく」と挨拶を受ける。物腰の非常に柔らかな方である。デカ真鯛と格闘するシーンを撮ってもらおうと思ったのだが、叶わなかった(シクシク)。

 さて、今回もやはり達人の集まった船首で釣果が出た。56センチを筆頭に8枚。釣れた方々はみんな6gから8gのブラーを使っていたという。それに対して、私は12g。この差が釣果の差だと船長に指摘を受けた。てっきり軽いリグはまだ鯛が浮き気味の季節だとばかり思っていた。今の時期は底に真鯛が居るため、若干、重めの12gが適当かと思ったのだ。そんな時、船長より「ナツメ重りを使った釣りをしてみてください」と教えられ、仕掛けを変えてみた。

 このナツメ重り釣法、合理的である。仕掛けは簡単。リーダーにナツメ2号を通して遊動にしておき、あとは針を繋ぐだけ。浮き止めをリーダーに付けたりもするらしいが、今回は付けないで試すことになった。房掛けしたイソメを、チャポンと海中に投じると、ナツメが先に落ちていき、V字型になって、エサが引きずられていく。針付近には何も重りが付いていないため、自然な形で落下していくのが真鯛に良いアピールになるのだ。ナツメが着底すると、イソメ付きの針はもはや引っ張られるモノが無いため、ゆっくり落ちるわけだが、これにヒットするという。このユックリ加減がキモで、これを演出するため、下に落ちたら、また上げて落とすという繰り返しをしなければならない。底に落ちてしまったイソメには食いつかないのだ。また、この釣法の特長は、直に手応えが伝わる事である。本命を釣ったわけではないが、コンコンとアタリがあった時、今までのブラーなどの釣りとは違ってダイレクトな手応えを感じた。コレ、いいかもしんない。お金もあんまりかかんないからお薦めです。
 実に勉強になった……が、結果を出せず、来年への結果持ち越しとなった。

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↑いざ、ポイントへ。ただ、風とうねりはまだ強く残っていた。下船後もしばらく体が揺れてました。 ↑アナタ達とは30年後に会いたかったなぁ〜。翌日の晩ご飯のおかずとして、大事に頂きました。おいしかったです。 ↑ナツメ重り釣法。なお、この仕掛けは北島渡船さんのお店でも「真鯛オリジナル清水川」として売られています。


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