2009年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
6/17
平館沖
曇り 長潮 10:38 4:27 4:20頃 11:00 7 2
 いきなりのヒットに、船中、大賑わいとなったこのたびの釣り。釣れる時ってのは案外簡単に釣れるものだと実感させられた今回の釣りでもあった。

 平館港を出て約15分。ポイントに到着。スタートはカブラで攻めてみる。魚探で中層に真鯛の魚影が出ているというので、一斉に仕掛けを投入すると、早くも隣りのAさんが「きた!かなり上のほうだぁ〜」。「へぇ〜」と関心する間もなく、Aさんの更に隣りのBさんにもヒット。それから間もなく、またまた船尾の方でもヒットと、実に頼もしい幕開けとなった。今まさに真鯛の群れの真上に居るようだ。始まったばかりでもあるので、デジカメ撮影はヤメにして、まずは目の前(下?)の獲物に集中した・・・・のだが、自分の竿先はピィ〜ンとまっすぐなまんま、時間は経過した。あっちも、こっちも、そっちも釣れると、釣れそうな期待感が非常に大きい反面、もし万が一、自分だけボウズに終わればどうしよーと考えたりもする。

 アタリが遠のいたのでポイント移動。この辺の判断は須藤船長の人気に繋がる部分だと思う。午前5時、再び、魚影が確認されたので、蛍光カブラ45gを落としてみた。「ただ巻き」をしていると、コンコンと挨拶の後、グンと竿が突っ込んだ。間違いない、鯛だ。やったぁ〜と心の中で叫びながら、巻き上げてきたその時、フワッと軽くなった。うっ、うっ、うううううう〜、ヤな予感。
 そうなのだ。バラシたのだ。バラシは重罪である。これをやると鯛はその後釣れなくなるというのが定説だ。

 案の定、誰にもアタリが来なくなり、ポイント移動となった。申し訳ねッス。

 第三ポイントに移動。当初の「カブラを極める計画」は早くも頓挫して金色ブラーへチェンジ。
 キャストして中層まで落とし、巻いては落とす動作を繰り返していると・・・落ちていくはずのブラーが途中から消えた。竿先でチョンチョンしてみてもブラーの重みを感じない。ぬっ?なんじゃこりゃ?おかしい?・・・・・と、その時、突然、バトルは始まった。ドラグを緩めておいたため、いくら巻いても出て行く方が多い。先ほどの失敗を繰り返さない事を祈ってリールを巻く。まもなくしてAさんに二枚目がヒット。ほぼ同時にランディングして、仲良くツーショットに収まったのが下の写真である。

 なお、この鯛を上げた時、玉網の中で自由にバタバタしている姿を見て、目が点になった。なんだか知らないが、ラインとブラーが繋がっていない感じがする。ラインブレイクか? 違う、サルカンのフックの部分がすっかり伸び切ってしまい、ブラーが外れたのだ。
 ひゃぁ〜、あっぶねぇー。抵抗を少なくしようと小さめにしていたが、こりゃ使えない。バラさなくて良かった。

 (下に続く)

フォトギャラリー
↑60オーバー(Aさん:左)と57センチのマイ真鯛
↑フックが伸び切ったサルカン(左上)。船尾と船首のグループ対抗戦は引き分け
↑本日の釣果(左上)。Cさんのクロソイ(右上)。かつて良く上陸した鯛島を前方に望むポジション(右下)
 (上から続く)

 まだ5時半なのに、もう2回の手応えとは嬉しい。初日の相撲を白星で飾った相撲取りの気分で、かなり肩の荷が下りた。
 再び鯛カブラへチェンジして、カブラによる釣果へ挑戦する余裕が出てきた。それがまた、案外、早く答えが出るもんだから、釣りってのは不思議である。

 6時。巻き上げの途中に食い付いてきた。リールがスムーズに巻けない。別に緊張したわけじゃないが、実にぎこちない回転である。サルカンは先ほどと違って大きめのものを使っているので大丈夫だろうが、なんとなくラインが心配だ。
 ラインは透明、素材はフロロ、太さは1.5号。これは須藤船長からのアドバイスである。それまで使用していたファイヤーラインは喰いが悪いと言う。「カブラはラインと直結」がイイとのことだが、老眼気味の自分はなかなかリングに通せないため、交換しやすいように禁を破ってサルカンを付けている。船長、ゴメン。
 ちなみに、私が購入したラインは、KUREHAのSeaguer「フロロ300」の1.5号(300m巻き;メーカー希望小売価格4000円)。25m毎にマーキングが付いているというのが決め手になって買ったのだが、ほとんど見えない。もう少し、わかりやすいマーカーにして欲しいものだ。
 正直なところ、この細さで80オーバーも上がるのだろうか? 百戦錬磨の船長が言うのだから、間違いないと思うのだが・・・。

 話、戻って、本日、二枚目の真鯛がどうにかランディングとなった。サイズは少しダウンしたが、良く日焼けして黒くなっている。まさに「養殖じゃないよ、オラ、天然だよ〜ん」とアピールしているようなものだ。カブラを疑問視していたが、自身初のカブラ真鯛に自信を深めた。釣れるんですな、カブラで。

 朝まずめはあんなに大賑わいだったのに後半は静かな時が流れた。魚種の入れ替えをエビス様が行なったらしく、真鯛に代わって、真鯛並みのサイズのクロソイが2枚上がった。50オーバーとは恐れ入った。これほどまでに、でかいソイを見たのは恐らく初めて。感動ものだった。

 尻すぼみの釣りではあるが、船長からの「11時で終わるべ」には一同、納得。いつもより1時間早めの帰港となった。

 本日の釣果。船中12枚の真鯛。2匹のクロソイ。その他。

↑今回の釣果は57と55センチの真鯛2枚(上左)。右上はCさんが釣った50オーバーのクロソイ
右下は釣り上げた真鯛を帰港後にみんなで並べてみたもの

★ return ★