2010年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
5/5
小泊沖
曇り 小潮 8:15 12:22 5:00頃 17:00 7 0
 仙台・伊達藩から4名(TOMEさん、ケンイチさん、KaSさん、杜の熊さん)、迎え撃つ地元・津軽藩からは3名(自分、レフティさんとそのお友達)の計7名で、小泊沖のデカ真鯛を狙ってみた。

 この日に釣行日が決まったのが4月初旬。約一ヶ月かけて準備を進めてきただけに、仙台の仲間は鼻息が非常に荒かった。何しろ、3月下旬に小泊でもう大きい真鯛が出たのと、4/18には自分が今季初真鯛を釣り上げた事も多少の刺激になったのかも知れない。
 長いゴールデン・ウィーク、釣行日は、より取り見取り、いつにでも設定できたが、自分に取って都合の良い日を提案した結果、GWどんじりの5日に決定。お楽しみは最後にという格好となった。ホントは序盤に釣る予定も立てられなくもなかったが、結果的にはコレが奏効した。というのも、今年のGWは天候が不安定で、晴れ間が出たとしても、15〜20mの強風が吹き、まともに出船出来たのが5日のみ。他の六日間はほとんど出船中止状態だった。

 気をもむ4日朝までの天気だったが、午後から急速に回復し「出船可能」のゴーサインが出るとボルテージは一気に上がった。
 ただ、ずっと船が出ていないため、情報が全く無いのが不安材料だったが、海に出られる限り、可能性はある。

 午前2時半、自宅を出発。途中、霧に見舞われ、気味悪さを感じつつのドライブ。マイカーがトラブったため、急きょ、カミさんの車に乗り換えてのドライブとなった。カーナビがない「素の車」で長い距離を走るのは久しぶりである。多少、物足りないが贅沢は言えない。

 伊達メンバーに出発前にメールを送ると、既に現地に到着していた。恐るべし!やる気満々!パワー全開!

 港の駐車場に着くと10数台の車がもう待機していた。休日は満杯になって大賑わいする。霧雨の降る中、伊達メンバーの車を見つけ、半年ぶりの再会挨拶をした後に、早速、準備を開始した。

 午前4時半、出港。途中、イルカ達の歓迎を受けながら権現崎北灯台沖に到着。日が昇ったあとなので既に明るいが、霧が立ち込めて真っ白状態である。明け方のドタバタ爆釣を期待してフィッシング・スタートしたが静まり返ったまんま。潮の流れが速く、底取りに苦戦する。魚探は底付近に魚影をとらえているだけに、激しく流されるリグに気が焦る。
 (下に続く)

フォトギャラリー
↑40センチほどのソイ(上写真)
大量に釣れて足元に放置されたホッケ(下写真)
↑今回の第一号真鯛はAさんに
↑毎回、楽しい釣りをする熊さん。本命は出なかったが今回も大きいソイとワラサを釣って、この笑顔
↑ついにKaSさん、やりました、ロクマル真鯛。良い思い出が作れましたネ
↑レフティさんのやり取りに注目!こりゃ、でかいぞ ↑オヨヨ、なんてこった
↑一人(Vサインの人)を除いて悔いが残るが、来月もまた来て釣りしましょ

 (上から続く)

 午前7時、船首に陣取ったAさんのメタルジグ+イソメに40センチ真鯛(目測)がヒット。この時期にしてはサイズが小さめである。彼はメタルジグをメインで使用しているそうで、あれやこれやと取っ換え引っ換えリグを変える自分が、やや情けなくなった。

 ホッケが50mの底でヒットすると、まもなくして、でっぷりと太ったソイが釣れ出した。重みはズシリと来るのだが、激しく抵抗する強さがない。といいつつ、ある一匹のソイには見事にだまされた。てっきり真鯛かと思ったのに・・・。

 満潮を迎えた8時半過ぎ。背中合わせに釣り座を構えていたKaSさんが、自分の隣りにやってきた。向こうはカブラが船底を通って釣りにくいからだった。着底してまもなく、強いアタリのあと、ドラグが鳴った。間違いなく本命の真鯛。ビッグな真鯛を釣りたい一心で、昨年から何度となく、青森ー仙台間を往復した苦労がようやく報われる時がやってきた。

 今、体験している強い引きを堪能するようアドバイスを送るが、意外に淡々とやり取りしていることに拍子抜けする。やがて姿を現わした魚はKaSさん初の60センチ真鯛だった。おめでとうございます。良かったネ。

 これを機に底の活性が上がったみたいで、レフティさんにも強いアタリ。なかなか上がってこないことから、デカイぞ、これは?との期待が高まった、その時・・・、海面の影に違和感。あれれ?細長くて頭がとんがった鯛?・・・おろろろ〜、サメじゃん、しかも尾ビレへのスレ掛かり。この後、Aさんにもサメがヒットし、船上ではサメがのたうち回った。

 ポイントを裏龍飛まで北上してみるが、ソイ、ホッケの魚影はあい変わらずで、昼休みと釣り座の交代をするべく、一端、龍飛漁港へ陸上がりする。心ならずも船酔いになった方には、最高の休憩となった模様。

 午後3時、熊さんが歯を食いしばって何者かと格闘している。ドラグの出方が怪しい。真鯛ではなさそうである、まさかまたサメか?と思いつつ、成り行きを見守ったところ、ブリの子(フクラゲとワラサの中間サイズ)が顔を出した。なるほど、青物だったのか。あの形相にも納得。手応えは十分だったみたいで、しばらく息切れしていた。

 刻一刻と終了の時刻が迫り、最後にドラマチックな事が起こらないかと集中したが、毎度のことながら、何も起こらなかった。

 午後5時、納竿。船中4枚(大1、中1、小2)は寂しいが、釣りとはこういうもの。これからが乗っ込み本番。さぁ〜、頑張るぞ〜!


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