2011年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
10/04
横浜沖
曇り後雨 小潮 8:13 13:58 5:30頃 11:30 7 1
 7月26日に源氏ケ浦で3枚を上げてから、夏場は暑いので小休止したとはいえ、以来、6回、海に通って、すべてボウズ(30cmにも満たない小鯛は、納得出来ないのでノーカウント)。

 開始早々、船首の方にヒット。いいなぁ〜。続いて、すぐ左隣りの若い方に良型が・・・。そして、右隣りの船長にもヒット。更に左隣りのベテランに体高のあるヤツがヒット。ほんでまた、船尾の方にも釣れたらしい。

 ううううう、♪いいな、いいな。オイラは何をしてるんだ?エサ付けてんのか?針は付いてるのか?

 船尾Aさんのロッドが物凄くしなり、相当でかいなと注目していたら、だいぶ、近くなったところでラインブレイク。
 一瞬、何が起こったのか、わからないまま、中山船長に「いやぁ〜、でかかったなぁ〜」と慰められていると、自分の左隣りの方に同じようなアタリが出た。上がってきたのは、鯛ならぬ、サワラだった。

 Aさんのテンヤを丸飲みしたサワラ君はラインを噛み切って、うまく逃げたまでは良かったのだが、欲深い彼は、Bさんのルアーにも興味を示した結果、口に針掛かりする失敗を犯し、無事に上げられてしまった。口の中を覗くと、テンヤがすっぽり収まっていた。
 優しいBさん、テンヤとサワラをAさんにプレゼントしてました。

 ここ最近、源氏の海は好調だそうで、船中で二桁は当たり前。全員ゲットと景気イイ話が幸丸の掲示板で話題になっていた。どうにかして最低でも1枚は釣り上げたい。ところが、自分を中心に両隣でカツオの一本釣りのようにポンポン上げられると、気ばかりが焦る。

 今回の釣行でフロロラインを新調した。これまで使っていたアオリイカ・ヤエンも持ちつつ、シーガーからの新発売(2011年9月か?)だという「フロロフラッシュIII」2号を買ったので、メインで使おうと思っていた。このライン、10m毎に3色(ピンク、グリーン、パープル)で分けられているのだが、コレを見た船長「そのライン、鯛の目に見えてるんでないか?」と、ひと言。

 なるほど、マーカー部が3色であればまだしも、ライン本体が着色され、リグのすぐそば(サルカンまで)がピンク色なわけだから、その可能性は否定できない。

 とはいえ、メーカーは「浅場のマダイひとつテンヤ、ジグ、カブラ」などでの活躍が期待できるという。ただ、ちょっと・・・いや、かなり心配になったので、とにかく1枚釣れるまではヤエンを使い、心の余裕が出来たら、フラッシュ3に戻そうと考え、ヤエンにチェンジした。

  (下に続く)


フォトギャラリー
いろんなポーズ写真から厳選したのがコレ(笑)。半分、泣きべそデス
マイ真鯛がバケツに突っ込んでいる姿は最高! 美しいなぁ〜、キミは
70cmはあろうかというサワラ 嬉しいデッス!辛い時もありましたが、ガンバリました

 (上から続く)

 すると・・・午前8時半、待望の真鯛がヒット。合わせを二回入れて、確実にフッキングさせ、あとは無難に寄せるだけ。

 二週間前の作業船釣りで、ホタテの「のし」に逃げられて、獲れなかったことが少し頭をかすめたが、そんな事件も無く、中山船長の好アシストで、ようやく船の上に。61cmは満足。

 いやぁ〜、長かった二ヶ月、6連敗。
 感慨に浸ってる間もなく、すぐに次を獲るべく、仕掛け投入をしたのだが、結果的にこの一尾のみ。

 この日は釣り座からみて、左から右へ西風が強く吹いていた。潮上の左側にキャストしたいが、抵抗を受けて、戻されてしまう。うねりもあり、結構な揺れを感じつつ、キャストを繰り返す。糸がふけたような感触があったり、クックっときて、一瞬、アタったかと思うが、どうもラインが風とうねりを受けて、細かいアタリが取りづらい。

 そのうち、雨雲が船の上に広がり、鋭く突き刺すような雨が落ちてきた。バシャバシャバシャバシャ・・・。
 海上は雨の跳ね返りが激しく、まるでベイトが海面で暴れているような光景になる。真鯛も錯覚を起こして、海面まで上がってきてくれればいいのだが、向こうは自然の中の生き物。だまされるような事は無かった。

 雷が鳴り出せば、竿も出せなくなることから、これ以上、ひどくならないで欲しい。

 しばらくの間、滝行を受け、もはや袖口などはビショ濡れ。荷物も水浸し。寒くはないが、決して気持ち良いものでもない。
 そんな中、最後方のビックさんが「雨にもマケズ、風にもマケズ」本日の3枚目と格闘していた。過酷な状況下でのあの姿に感動(笑)。カッチョええ〜!
 それまで続いていたスランプを払拭するような複数枚ゲットで、すっかり、笑顔が戻っていた。名人でも釣れないと凹むんだねぇ〜。

 本日は中層で当たったり、ベタ底で当たったりと、まさに秋の真鯛らしく、どこで食うかわからない、広いレンジだった。

 源氏ケ浦に戻る頃には雨も風もすっかり止み、穏やかになっていた。取り合えず、1枚ゲットで、帰りはルンルンなドライブだった。


★ return ★