2012年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
6/24
平舘沖
曇り→快晴 中潮 5:43 12:19 6:00 15:30 3 1
 前日がウォーターランド杯真鯛釣り大会で、今日は会社の釣り大会と、久しぶりの連チャン釣行である。
 午前5時集合と遅いので、体は楽だが、朝まずめの貴重な時刻を逃すのは、ちともったいない気もする。蟹田漁港は初めてである。時間に余裕を持って到着すると、誰も居ない。船名も乗降場所もわからず、不安になったが、本日同行の鎌ちゃんと連絡が取れて、ひと安心。

 大会とは言っても、特に何かを競うモノでなく、殺気立つモノは全く見当たらない。もっともそのような大会ならば、最初から参加はしない。和気あいあいの親睦釣り大会なのだ。

 船は2艘仕立てられ、本来は前週に行われる予定だったが、悪天候によってこの日に延期になっていた。しかし参加者のキャンセルが相次ぎ、10名ほどに減ってしまい、急きょ、参加要請が来たのを受けて船に乗る事になった。

 当初のターゲットはカレイ。だったが、鎌ちゃんと相談の結果、1艘はカレイ船、もう1艘を真鯛船になった。
 自分はごく当たり前に真鯛船を選択。興青丸(成田船長)には、鎌ちゃん親子、渓流釣りの貴公子・山ちゃん、自分の4名が乗船することになった。

 午前5時半、蟹田漁港を出ると、針路を対岸の下北半島・鯛島に向けた。30分ほどで到着し、魚探とニラメッコしながら鯛の魚影を探すが、船長の満足いくポイントに当たらないらしく、10分ほどで平舘へ引き返した。平舘は相変わらず、たくさんの船で溢れていた。

 初対面の若き貴公子・山ちゃんは、山間の町で生まれ育ったため、川との関わりが強く、渓流釣りが大好きだという。船釣りの経験が無いと言うので、鎌ちゃんから真鯛タックル一式を借用。「鯛の魅力は?」と聞かれ「そりゃぁ〜、グイグイ引くパワーだよ〜」などと言っているうちに、午前7時半、それを実際に体験するチャンスが早くも巡ってきた。

 「オォ〜、オォ〜」言いながら「すげぇ〜」を連発。上がってきたのを見て、こちらが「すげぇ〜」と言わされる。いきなり65センチを釣ってしまった。物事には順番というものがあるが、鯛釣りに限っては、♪そんなの関係ねぇ〜、そんなの関係ねぇ〜、ハイ、オッパピ〜(ちょっと古いか?07年のヒット・ギャグ)とばかり、いきなり65がヒットする。あっさり、主役の座を取られてしまった。

 鎌ちゃんの長男りょー君、うんにゃ、りょーちゃんは小学校6年生。「デス」「マス」言葉を使う、実に礼儀正しい子である。
 「船酔いの心配はないの?大丈夫?」「ハイ」「鯛の引きはすごいぞ〜。負けるなよぉ」「釣りたいデス」
 「昨日は眠れた?」「ハイ、ぐっすり」 ありゃま、「ノー」の答えを期待していただけに、ずっこけた(笑)。

 素直でイイ子に鯛が応えたか、このあと、50センチ弱の真鯛が3枚も釣れることになった。

 (下に続く)


フォトギャラリー
蟹田漁港を出て、対岸の下北へまっしぐら。昔、良く通った、懐かしい鯛島近くまで来た
新星・山ちゃん、初ゲットは65センチ 鯛の持ち方はぎこちないが、将来の貴公子か?
船首部はまずまずの広さがあり船べりも適度な高さがある
船尾部は邪魔になるモノがなく、実に釣りやすい。ただ、トイレは無いので女性は乗船が無理。気にしなければ問題ないが(笑)

りょーちゃん、真鯛釣りデビュー戦でいきなりゲット

りょーちゃんの真鯛釣り
(山ちゃんカメラアングルバージョン)

 (上から続く)

 さて、自分はといえば、とんでもないアクシデントに見舞われる。注文してた新ロッドが、前日に届いたばかりで、本日は魂入れの日。幸先良く37cmがヒットし、まずは入魂の儀を終了。更なるサイズアップを狙って、投入を繰り返していた。底付近でコンコンと当たりが出るので、あとは食わせることに集中していた。

 ロッドの感触に満足しながら、待っていると・・・・、竿先がグィーンと大きくお辞儀をした。オッ!来た!
 軽くアワセを入れて竿を立て気味にした(源氏ケ浦での釣りとは大違いで、こちらは大きなアワセ禁物。やると叱られる。よって、どっち付かずの中くらいのパワーでアワセた。ホントは大きなアワセがしたかったが・・・)。ドラグが気持ち良く鳴り響き、まずまずのサイズを予測。

 慌てることはない、ゆっくりでイイと言い聞かせて、ハンドルを回す。しかし、そんな矢先に事件は起こった。
 ポッキィー!!という鈍い音と共に、おNEWなロッドは円弧とはほど遠い「へ」の字を描いた。
 ドッシェェ〜、なんじゃ、コリャァ〜、との嘆きも虚しく、ロッドは鯛の引きに耐えるだけのパワーを既に失っていた。と同時に、針は鯛の口から外れ、ロッドも元通りの「一」になることなく「ヘ」の字だった。ダブルショック。大手メーカーのロッドゆえ、不良品ではないだろ。単に商品のアタリが悪かったのだと考えよう。せっかくの魂入れも、この一件で抜けてしまった。以後、魚のアタリは遠のいた。

 サービス旺盛な船長は、通常の上がり時刻を過ぎても戻ろうとしない。この日、夜から勤務の自分に合わせてくれると言う。嬉しくもあり、厳しくもあったが、前者の道を選び、午後3時半まで粘った。

 結局は、りょーちゃん、竿頭となる3枚ゲット。山ちゃん、人生初の真鯛65cmをゲット。鎌ちゃんと自分はトホホのホーで納竿。

 帰港後、すぐに車に乗り換えて自宅に戻り、まだ心地よい揺れが残る状況で勤務に就いた。意外に体力が残っており、クセにならないか心配になった。ただ、翌日に疲れがドッときて、ヘロヘロに(笑)。そろそろ年齢を考えた釣りを心掛けないとダメかな?と、す・こ・し思った。


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