2013年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
5/25
平舘沖
曇り 大潮 15:57 9:39 3:30 17:00 6 4
 2013年の開幕戦。好調な平舘からのスタートになった。仙台からの釣友5名と、当方は自分と松ちゃん2名を合わせた合計7名による仕立て船。今年は桜の開花が記録的に遅れたので、鯛釣りは6月に入ってからと思っていたが、あまりにも良く釣れているので早めることになった。

 須藤船長曰く「朝まずめが一番良く釣れている。その後はほとんど釣れなくなるから飽きないように準備せよ」とのことで、カレイ仕掛けも用意。

 午前2時、漁港到着。ヤマセが吹き、時々小雨も降って肌寒い。
 出港は3時。今日は須藤船長所有の3隻すべてが海に出る。30分ほど全速力で北上し、通称「トンネル前」でエンジン停止。自分の釣り座は右舷の一番後ろ。さぁ〜、やるぞぉ〜と思ったら、目の前をパラシュートアンカーのロープが漂っていた。ロープがスクリューに絡むトラブルが発生したという。我々の荷物が寄せられて床板が外された。Y船長が腹ばいになって格闘するものの、状況は一向に良くならない。自力での航行が出来なくなった海幸丸は、釣り船でなく漂流船と化してしまった。水深は既に100mになっており、流れもあることから、仕掛けが船底を急な角度で入り、釣りにならない。

 結局、飛鷹2の助けを借りて、しばらくは2隻をロープで牽引してポイントを移動することになった。この日は海上に沢山の釣り船も出ており、さぞ奇妙な光景に写ったことだろう。

 ハッキリ言って、朝まずめの爆釣タイムを逃し、ガッカリである。飛鷹2のお客さんも同様だろう。

 午前10時半、カブラが40m付近まで上がった時、ゴツンと強力な手応えが出た。開始から7時間経ってようやくのヒット。心が折れかけていた時のヒットだけにワクワクした。
 今季の初真鯛は58センチだった。2日前、釣り具屋入り口の真鯛コーナーで目に留まったカブラにヒットした。このあと、同じカブラで2枚追加したので運命的な出会いを感じる。また、昨年購入したシマノ社のゲーム炎月S76Lにも入魂となる記念すべき一尾だった。

 11時、午前便が終了して港に戻る飛鷹丸に引っ越すことになる。海上で横付けし、揺れに充分注意して双方の人間と荷物が移動した。足が多少不自由な仲間もおり、この移動は大変だった。みんな、無事で良かった。

 (下に続く)


本日の最大サイズ65センチはSIBUさんがゲット

フォトギャラリー
パラシュートがスクリューに絡み、
自力走行出来なくなるトラブル発生
SIBUさん、65センチおめでとー
TOMEさん、この魚(58センチ)のあとに再びヒット
KaSさん、60センチおめでと〜
本日のヒット商品。DUELの遊動式タイラバ ジグエサにも食い付いてきた
4枚も釣れちゃって、どーもすいません タコも釣れました。とっ捕まえるのに悪戦苦闘

 (上から続く)

 午後からは飛鷹丸(船長は須藤ジュニア、つまり船長の長男)。探見丸miniが使える。しかも午前便で10枚越の釣果が出たということで期待が高まった。釣り座も入れ替えを行ない、自分は左舷中央に陣取った。

 ただ、釣れないと言われる昼なのでカレイを狙うことにした。皆がカブラなどで良型カレイをヒットしているのを見て、カレイ仕掛けで専門に狙えば10枚はイケるだろうとタカをくくっていたら、何も釣れない。そんな時、やたら重い何かがヒットした。生物反応が無い。怪しい形を見て、ビックリ。なんと、タコだった。タコは初体験。船上に上がってからが大変。頭を捕まえて袋に入れようとするが、ヌルヌルするのと、船に吸盤で引っ付いて剥がせない。やっとの思いで袋詰め成功。このタコ、皆におすそ分けしたところ、好評だった。次回もと言いたいが、もうタコはイイ。

 水深60m付近から始めて、12時50分、背後のSIBUさんがドラグを鳴らした。手応え抜群で実に楽しそうだ。すかさず動画撮影の準備に入った。
 上がってきたのは65センチのデカ真鯛。ヒットリグは赤金のジグ。ほとんど寝ていない徹夜状態のため「ウトウトとしていた矢先のことで、大きなアタリにバッチリ目が覚めた」と喜びのコメント。

 1時30分、船尾左舷のTOMEさんにヒット。一昨年「真鯛が水面でサメに変身した事件」以来、ヒットしても姿を現わす直前まで誰にも教えない秘密主義を取るようになった。だがしかし、ドラグの音までは秘密に出来ない。来た、来た、本命だった。58センチをカブラで見事ゲット。このあと30分も経たないうちに一尾追加で、背中が笑っていた。
 宿舎で「孫の食い初め用に是非とも釣りたかった」とコメント。昨年も娘さんの新築祝いに合わせて鯛をゲットしており「約束を守るオトコ」としてTOME株は上がる一方である。

 時合い到来。2時30分。船尾左舷のKaSさん、ヒット。金ブラー+イソメの釣りにこだわる氏だが、周りがカブラやジグで釣るものだから、カブラにチェンジしてまもなくヒット。60センチはブラボー。最近、登山家に変身した氏。2000mの山を登った心境か?
 これでカブラへの考え方が変わったかと思いきや、未だに「こんなのに食ってくるのが不思議でならない」とコメント。これで80センチでも釣れば変わるはず。

 船尾の歓声とは裏腹に、船首からの朗報が届かない。gajinさんはソイを釣った後、アタリらしいアタリが来ない時間をずっと過ごしたそうだ。その辛さ、良くわかる。ABEさん、松ちゃんの二人は痛恨のラインブレイクで泣いた。
 ♪釣れない時もあるだろさ、バレる時もあるだろさ だけど彼らはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃお・・・進め〜〜

 3時20分、ジグにイソメを付け(いわゆるジグイソ)、底から20mほど巻き上げたところで55センチ。ヒットカブラにチェンジして、4時30分と50分、70mのベタ底で38センチと62センチが連続ヒット。2013年のスタート釣行で4枚とは嬉しい。

 5時、終了。船中8枚は寂しい。最低、二桁は行きたかった。港に戻って、今別町の「海峡の家・ほろづき」でお疲れのアルコールに浸った。


海峡の家・ほろづきは、かつて袰月中学校だった
大食堂で貸し切り宴会 安い・広い・(漁港からも)近い

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