前日、船長に出船確認した際、北風の予報が気になるとのことで、当日朝8時に決定が持ち越された。
　少し気をもんだが、無事、オッケーが出て、気になるメジャーリーグ、レッドソックス鯛、いや、レッドソックス対レイズ船、いや、レイズ戦を早回しで観て、勝利の結果に満足してから、午前10時30分に自宅を出た。わずか20分で到着すると、本日の相棒、鎌ちゃんが待っていた。

　てんや初挑戦の彼にエビの「非常識な付け方（前回、同乗の某氏のネーミング）」をレクチャーし、戻ってきたBWに乗り込む。本日は4名の客。船長の「乗ってもいいよ」に言われるまま、我々は船尾に荷物を運び入れた。特に意識はしてないのだが、今日も船尾右舷が自分の釣り座。いつのまにか定位置になってしまった。鯛もやるが、ブリジギングもやる鎌ちゃんは青物狙いのロッドも持ち込む。
　青森マリーナを出てまもなくすると、沖の一文字防波堤付近で鳥山が立っていたので、急きょ、ストップし、キャストしてみた。
　ジャバジャバ♪ジャバダバダ・・・ん？　残念ながら食わず、浅虫方面に向けて、再び、スタート。

　水深48mでスタートフィッシング。
　船長曰く「ココは昨年、80オーバーが沢山出たポイントです」に色めき立つ（笑）。そりゃ、そうでしょ、ハチマルを釣りたくて船に乗るんだから、コレに刺激受けない人は乗らないで買い物に行ってるほうがイイ。

　いつものようにヨーズリのフラッシュてんやのオレンジイエロー3号に「ストロングVS鯛」をセットして、頑張ってこいよ！と励まして、海中に落とし込んだ。ん、コイツは頼りになるので期待が持てる。

　意外に早くコツコツと当たる。鎌ちゃんには即アワセだと伝えてたが、小さくコツコツ来るため、「コ」で合わせるか、「ツ」で合わせるか、はたまた「コ」と「ツ」の間で合わせるか、悩んでいたら、「ツ」と「コ」のタイミングで合わせてしまい（笑）、バレた。
　トホホ。バラシの罪は重い。

　ただ、このあと「針」を食ってくれた鯛がいて、船中のファーストヒットとなった。
　これでショウサイフグ・・・いや相殺（そうさい）。申し訳ない、オヤジのダジャレで。
　早めの一枚がどれほど楽にしてくれることか。

　これでBW6連勝。自分で言うのも変だが、やるじゃないかぁ〜オイラ（笑）。自分を褒めることも大事！
　毎回、最低でも4枚、多い時で7枚釣ってんだから、我ながら「???」な面もあるけど、船長の安心サポートで釣りに集中出来るようになったのと、何よりも船長は人をノセルのがうまい！。客を褒めて気持ち良くさせるのにかけて、右に出る船長がいないネ！
　あと、自分を自分で褒めるなら、昨年と違い、数釣りができるようになったことで、コツがわかってきたってのもありそうだ。とはいえ、我が師匠ビックさんでさえ、春先にボウズが続いた時、頭を抱えたってんだから、慢心は禁物だ。

　（下に続く）

　（上から続く）

　潮はさほど流れていないが、船尾に向かって弱く流れており（大潮ではあるが、ココは湾内）我々には好材料だった。
　アタリは頻繁に出る。バラシも4〜5回あり、ご迷惑も掛けたが、フッキングも6回あれば帳消しして貰えるだろ。

　ほとんどベタ底でのヒット。でもキャスト＆フォール中にひったくって食ったヤツが2枚も出た。悪いことをしちゃいけないヨと戒めておいたが、もう時、既に遅し、明日はオイラの胃袋に入る予定だ。

　船上に上がった鯛の口からホタテ作業船から出るゴミが出たモノもいて、その集魚効果、あるいは居着かせる効果もあったようだ。

　てんや初挑戦の鎌ちゃんが厳しい闘いを強いられていたので、半分、気休めに「フラッシュてんやのオレンジイエロー3号」をレンタルしてみたら、メガビックリ!!!
　何投もしないうちに午後2時半、ロッドを曲げた。しかも竿先が海に突き刺さり「ん？、もしかして、でかいんじゃない？」とマジ心配。水面に上がってきたのを見て、オオオオォ〜〜、やっぱサイズあるわ。
　ハチマル経験者の鎌ちゃん、余裕綽々で上げつつ、久しぶりに手応えある一尾に頬が緩んだ。船長計測で本日最大の68センチが宣告された。お見事！今日、彼を誘った自分としても、この釣果はギガ嬉しい。

　彼はこの後、100円ショップで買ったメタルジグで脂が乗った太サバやフクラゲ、サワラを釣って、4目達成。眠りかけていた釣りの女神を起こしたらしく、今後の釣りにどうやら付き合いが良くなりそうだ（笑）。

　さて、自分の釣りに戻るとして、今日は定期的にほぼ同サイズの真鯛がヒットし、飽きることなく、楽しめた。
　乗船前、午前便で数が出なかったと情報が入り、ヤバイかなと覚悟したが、船中二桁が出たので、まずまずの出来。
　鎌ちゃんに勝ちたくてサイズアップを狙ったが、最後のネブタは4センチ足りなかった。でも、充分。

　鯛、やっぱ面白いや！