2013年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
11/02
久栗坂沖
晴れ 大潮 14:14 8:19 6:00 15:00 8 2
 昨秋(2012年秋)から注目していた釣り船鯛将にようやく乗船することになった。
 何しろ、ブログの内容がひと際、目を引く。
 釣果報告ってよりも下ネタ、パチンコネタ、方言ツイッター等が、とにかくおもしぇ〜

 どんな顔した船長なんだろうと、興味もって、スターのお出ましを待った。
 夜が明けて、明るくなり始めた漁港にスターの車が到着。ややダミ声がかった感じで「オハよぉ〜ございます」。オォ〜、生船長だぁ〜。話をしていくうち、ブログ通りの船長だと気付くのに、さほど時間掛からなかった(笑)。あのまんま。もしぇ〜

 初めて乗る船でも、釣り方は全く同じ。
 水深35m弱。PE1号とフロロ3号リーダーを10m、FGノットで結束。リグだけがちょっと違って、我が師匠手作りのビックテンヤSPに、餌はいつものストロングVS鯛をセットした。

 今日はビック師匠をキャプテンにトハナ君と自分との3人でチーム・ビックを結成(ブログで鯛将船長が命名)。
 結束をするつもりが、師匠から「競争するか?」と提案あって、チーム内はバトル状態になった。

 あまり争い事を好まない自分だが、ファーストヒットが自分にキタァ〜。
 ベタ底にそっと置いたビックSP(オキアミカラー)11gにコツコツ前アタリのあと、大口開けて食ってきた。勝ったぁ〜(ルールは何も決まっていないので、どれを持って勝ちとなるのかは、各自の判断か?だとすれば、最初に獲ったモノが勝ちということにしよう)。
 始まってまだ5分も経たないと言うのに、もうゲット。気分サイコー。ロクマルに1センチ足りない59センチ。甲板に上がった鯛をネットから取り出そうとした時、針外れ。
 フッ(鯛将の得意言葉) なんで?
 フッキングした孫針のチモトを歯ぎしりされたらしく、船に上がったあとハリスがプッツンしたのだった。「おぉ〜、ラッキ−・ディ」。

 続いてまもなくトハナ君にヒット。必要以上にドラグが鳴るので「緩いんでない?」と疑惑の目が。
 本人も「そうかも知れない」と涼しい返事するもんで、50ぐらいか?・・・とタカをくくっていたら、上がってきたのを見てビックリ。デガイ!船長「オオォ、いいサイズだじゃな〜」。
 終わってみれば本日の最大サイズ、73センチだった。帰港時にクーラーを見せて貰うと、横の長さも立派だが、体高が30センチ以上ある、体格のイイ真鯛に改めて「イッツ・グレイト!」とつぶやいてしまった。あのドラグは緩くなかったんだぁ〜。

 (下に続く)


フォトギャラリー(Tは鯛将船長からの提供画像)
トハナちゃん、大物賞73センチ! ビック師匠、抜かりない良型get
久栗坂漁港が整備されて広い駐車場になってたのには驚いた 鯛将船長(左)、なかなかのオシャレ。
キャップに「鯛将」とは、いいねぇ〜
作業船、裕栄丸の効果絶大 これがビックSP。ジグヘッドをオリジナルに加工した秀作
定員10名(釣り客9名)。船長は船首でキャンプ用チェアに腰を据えて、みんなの釣りを見る

 (上から続く)

 さて、問題なのは、キャプテン・ビック。
 サメ釣りと、大バラシ2回を弟子に見られてしまった。「イヒヒ!」と目立たぬように心の底で笑い、「あらぁ〜、残念でしたね、師匠」と真顔で気遣ってみた(笑)。ネが正直な自分には、かなり辛い演技だった。

 でも、このままで終わらないのが師匠。結果的に72、71の2枚の他、70弱の本命を4枚捕獲。
 師匠を怒らせるのは自分の釣果を減らすことになるのだという教訓を得る結果となってしまった。マイリマシタ、師匠!

 昼過ぎ、船長が仲間の作業船(裕栄丸)のすぐそばに停めた。ホタテ作業船とのネットワークがしっかりしているのは頼もしい。

 ノシから出るゴミが拡散され、魚探の反応が素晴らしいとの情報。

 その時、左舷中央付近のXさんにモンスターがヒットした。
 船長の経験からして「90オーバー、あるいはメーターアップかも?慎重にゆっくりやり取りしていいよ」とアドバイス。事実、主導権は完璧に海の中の相手だった。いくらハンドルを巻こうにも巻けない強いパワーである。事の成り行きに注目した。

 竿で力を溜めて、相手が少しずつ弱るのを待つしか無い。ただ、一向に弱る気配が無く、ドラグがジーーーーと強烈な音と共にラインが出て、大物ぶりをアピールしていた。
 やがてドラグが鳴らなくなり、不安が走った。前方のホタテのしに逃げられて、ラインを巻かれた・・・みたいだ。
 船長、青冷めて下ネタを言う元気が無い(笑)。あぁ〜、無念のラインカット。悔しいXさん、この後に70前後の鯛を釣ったが「さっきのと違って釣り上げるのは楽勝だったが、もう腕に力が残ってない」とコメント。

 それにしても鯛将船長、納豆のように良く粘る。
 今日は給油のため、一旦、帰港しなければならないとの理由で特別大サービスで午後3時まで釣らせてくれた。時計を見ながら、せいぜい1時か、2時と思ってただけに、戻る気配が無いので驚いていると「魚探にこれだけ反応が出てるのに『終わります』って言えましょうか?」の言葉には涙が出たねぇ〜。人情の通じる、下ネタ好き船長に拍手(笑)。

 船中16枚(50オーバー)、それ以下は30枚弱か?とのアナウンスに、皆、充分、満足。


★ return ★