2013年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
11/04
茂浦沖
晴れ 大潮 15:25 9:37 6:00 14:00 4 4
 出港の準備をしていると、巷でデーモン閣下と恐れられているISOさんから声掛けされ、オッとビックリ。なぜにココへ?今日は青森湾の鯛をすべて地獄に連れて行くため、鯛○ニ○クに乗るのだとか。私どもの楽しみをどうか奪わないで下さいと頼み込むと、優しい閣下、ほどほどにしてやるとお慰みの言葉を返して下さいました。でも、さすが、鯛○ニ○クでは竿アタマとなって、魔界にお帰りになりました。来週、同じ船になるそうで舌を抜かれないか、怖い(笑)。

 今日のブルーウッズは船首に自分と仙台からのお客さん(仮称Aさん)、船尾に釣友の鎌ちゃん親子と松ちゃんが陣取る、5名の乗り合い。初めての船首。釣果は釣り座と関係ないと思うが、ジンクスめいたモノを考えると若干不安がある。

 北寄りの風が昼前から強くなる予報のため、早上がりも可能性として残る船出になった。東の野内方面へ。野内沖でスタートしてみるが、仕掛けを落としてすぐ、ホタテ漁師さんの船が全速力で近づいてきて退去勧告され、更に東の久栗坂沖へ。

 久栗坂沖は渋かったが、中学1年のリョウ君が大人を差し置いて竿を曲げた。強い引きに耐え切れず竿先が海に突っ込み、その都度「すげぇ〜、すげぇ〜」を連発。船長からラインが船縁にこすらないようサポートを受けながら、釣れたのは50センチほどの真鯛だった。しきりにパワーを失った腕をさすりつつ、笑顔で一杯。やるなぁ〜、リョウ君。この後も60オーバーにサイズアップするなど計4枚の真鯛と、メーターオーバーのサワラ、他にサバ、フクラゲの4目達成。お父さん同様、センスの良さを感じる。

 続いてヒットさせたのは船首右舷のAさん。9月に初めてウッズに乗り、3枚釣って以来の乗船(今回が船釣り2回目)。三連休を利用して奥様の実家がある青森市に里帰りし、その一日を鯛釣りに充てたのだという。55を釣り上げ、二枚目は65までサイズを伸ばして終了。今日中に帰仙するというので「眠くなりませんか?」には「カミサンがハンドルを握るので大丈夫です」。
 青森の鯛を甘く見ていたようで、クーラーの横サイズが50センチしか無い。当然、鯛の尻尾がはみ出る。大きいクーラー買って、来春は鯛カブラでチャレンジするとキッパリ言い切った。きっと来春は一緒の船になりそうだ。

 開始から2時間で、わずか2枚に焦りを感じた船長が「(更に東の)茂浦沖へ一発勝負賭けて行きますか?デカイ実績が多いポイントです」と移動。

 午前9時30分、船尾の鎌ちゃんにヒット。前回10/5にも既報の通り、68を釣ってるが、今回も72をゲット。リョウ君の前で親父の株が上がり背中で笑っていた。彼も二枚目で68を追加して、親子で真鯛6枚。サワラもあるし、捌く鎌ちゃん親父、大変だぁ〜。

 午前9時40分、底でちっさい当たりが来た。胸の鼓動がラインを伝わらないよう、息を殺してアワセのタイミングを計る。なかなか大きく当たりが出ない。しびれを切らしてちょっと誘いを入れようかな?と思った・・・その時、グググッ!と竿先が3段階にお辞儀
 来たぞ〜!と鬼アワセを3度やって竿を立てた。ドラグが止まらず走らせる。やがて、タメが利くようになって、ハンドルを巻き始めると、うむ、重い。二の腕にズンと来る。

 ドラグは強めにしていた。なのに激しく出る・・・ってことは・・・もしかして?壁を越えた?か?のイメージが働き、胸が高鳴った。船長「あと20m。ハハハ、魚探に写ってます」「エッ?写ってる?確かにあとライン20mだよ」「あと10m」「そうそう、リーダー、入りました」「オォ〜、やっぱデガイ!行ったか?」「行って欲しい〜〜」

 (下に続く)


フォトギャラリー(BWはブルーウッズ船長からの提供画像)
リョウ君、竿頭と4目釣り達成! リョウ君のお父さん、72cmは威厳を保ったネ
松っちゃん、耐えての68cmは素晴らしい ひと際、目立つハチマル
ハヂマル格闘中(BW) やっと巡り合えた80。もう釣り、辞めてもイイ?うんにゃ、まさか
青森に通います宣言のAさん。
ハマったな(笑)。(BW)
サワラが目立ち過ぎ(笑)。
(BW)
船長の求めに応じてポーズ取るも、腕はプルプル。早くシャッター切ってぇ〜な(BW)

 (上から続く)

 無事、船長に拾って貰い、早速、計測。
 「出たぁ〜、ジャスト80ですっ!認定します」おまけも、お釣りも無い、ビッタンコ80に嬉しさがヒシヒシと込み上げてきた。
 上唇に親針がガッツリ掛かり、エラには孫針が刺さっていた。ついにハチマル倶楽部への扉が開かれた。船長とガッチリ握手。茂浦沖の一発勝負は大正解だった。

 ラストは松っちゃん。小アタリはあっても、フッキングに至らず、心中穏やかでなかったはず。そんな松っちゃんのドラグが、ちょうど正午にようやく唸った。慎重なやり取りの末、自己記録更新の68をゲット。数少ない釣行回数で結果を出したのは立派。おめでとう。

 今回はハチマルだけで原稿用紙100ページを書きたいとこだが、さすがに手前味噌過ぎて、次回釣行時、コンクリートブロックを両足に付けられ、海に突き落とされかねないので、バラシ2題を報告しておく。

 一つ目は、置き竿にして、付けエビの選択をしていた時、ペコ・ペコ・・・ペゴォ〜ン!して、慌てて手にした。オォ〜、乗った!寄せるかと2回ほど巻いた時、外れた。船長から「罰金千円!」に苦笑い。

 二つ目は、着底してすぐ、大きな当たりが出た。竿を立てて、アワセるとグワァン!と重みが乗った。強引に突っ走ったので、竿を立てて態勢を整える。ジィィィ〜〜〜、これもでかい。タメを作る余裕を貰えないまま「フッ!」と軽くなった。
 おや?魚は?消えた?軽過ぎる。テンヤのテンションらしきもの無し。カルカルカル・・・あらっ、リーダーも無い。
 あイタタ、PEとリーダーの結束部から切れていた。
 先程のハチマルの後、しっかりチェックしたつもりだったが・・・。
 後で師匠からは「一度、デカいのを釣ったら、リーダーを結び直したほうがイイ」と教訓を聞かされるも時既に遅かった。

 予報に反して、青空が広がり、風も収まった。第二岬丸が爆釣中との情報にすぐ船を寄せた結果、後半に数を伸ばす釣果に繋がった。夕方までやるぞ〜と船長から延長宣言出て、頑張ろうとした矢先の午後2時、急に雲行きが怪しくなってきた。空は真っ暗、突風も吹き始めたので、ギブアップ。青森マリーナまで戻る途中に雷が光り、肝を冷やした。市内ではアラレも降ったらしく、帰港の判断は正しかった。

 マリーナでは自慢の魚を片手プルプルさせながら、ブルーウッズのブログ「つきのブログ」用の写真撮影を皆で行なった。
 釣果はリョウ君4、鎌ちゃん2、Aさん2、松っちゃん1、自分4。

 真鯛釣り、まだまだヤメられない。


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