2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
6/24
平舘沖
曇り後晴れ 中潮 13:25 7:08 4:00 11:00 5 3
 忙しい〜。釣れなければ釣行記をパスするのに、最近、調子づいて釣れるもんだから、いそがC〜〜〜。
 しかも、ここ二週間ほどは、気合い入って、例年より多く予約しているため、釣りのほうもハードになっています。こんな釣行記でも読んでくれる人が居るってことを再認識させられる出来事が、今回、起こったもんだから、益々、スルー出来なくなったんで、気合い込めて書きます。

 その出来事とは・・・

 今日は今シーズン初の単身での乗船。話し相手がそばに居る釣りにすっかり慣れてしまい、ちょっと寂しい気分で漁港へ。唯一の相手となる船長に挨拶をして、船に乗り込んだところ、女性一人含む3人組の男性から「あすぱむさんですよね?」と声を掛けられ「ヘッ?あっ、どうも」としか応えられなかった。
 かつて見たような、見ないような・・・でも、一緒に釣りをした記憶にどうしても辿り着けない。天気は厚い雲が広がり、冷たい風が吹き、自分の脳みそもスッキリしないまま、出発した。ん〜、誰だっけかなぁ〜?ボケたなぁ?

 釣りの集中力半分で、彼らの「正体」が気になり、背後で行われる会話に耳がロバになっていた時・・・むむむ?、あぁ〜、あの時の人達だぁ〜と、やっと回路が繋がった。
 4年前、釣り船須藤で一緒に釣りをして、話が弾んだボブさんとメキラさんだった(2010年5月18日参照)。ボブさんから「毎日、ホームページを覗きに行ってますよ。あすぱむさんの事は誰よりも詳しいです」に思わず苦笑い。嬉しいじゃぁ〜ないですか。当時も同じことを言ってたのに、忘れるだなんて、いやぁ〜、失敬、失敬。許して下さい。次回はオリンピックみたいに4年後じゃなく、もっと短い間隔で釣りしましょ。

 今日の釣り座は右舷船尾。ブルーウッズでの、ココの釣り座率は80%ほどになる。予約の順番やグループの人数で、船長が釣り座を決めているが、ココを指示されると非常に心が落ち着くし、ヒット率も高いことから、お気に入りのポジションとなっている。

 前回の釣りで、ワラサに追われるイワシ軍団を何度も見せられたため、イワシカラーを準備してみた。コレに来そうな気配を感じつつ、キャストをしていたところ、3回目で竿先がグイッと引っ張られる。が、乗らない。続いて、コツ、コツと小さなアタリが出て、アワセのタイミングを見計らう。大きく突っ込んだ時にロッドを立てた。オォ〜、ジャストミート!

 時刻はまだ4時半。いいねぇ〜、精神的には最高に健康な釣りじゃぁ〜ないかぁ〜。センシュ船長にすくって貰って、ネットから出そうとした時、フロントフックが外れた。ほぇ〜、あっぶねぇ〜。テールフックは下顎にかろうじて掛かっていた。上から約15mと浅い棚でのヒットだった。船長の指示棚はほとんど中層。鯛は確実に浮いている。

 (下に続く)


フォトギャラリー
開始早々、釣れると、気持ち楽〜。イイ顔してるっしょ 爆釣JIG II 25グラム。これで3枚ゲッチュ
 ボブさん考案の「ほいど釣り」用、一網打尽仕掛け。最高で4枚釣れると胸を張ってました。問題点は時々絡むこと(笑)。世に送り出されるのはいつかな?  今の鯛、ボラの稚魚も食べているらしく、船上で吐き出すこともあると船長は言う。水面を良く見るとメダカのような小さい魚が沢山居る
ほいど釣りはこうして釣る 奇麗な魚体でした 時々、尻尾振って合図されます
帰港する際、正体不明の「ふなっしー」が浮かんでいた
 写真左側が頭かと思うんですが、良くわからない。どうやらトドらしい。このサイズなら小トドでしょうね  2枚はこの後、関東方面に嫁入りし、いろんな形でテーブルに上がったそうで喜ばれました。鯛も本望でしょ

 (上から続く)

 正直にカミングアウトする。一投目して、竿先を見つめていた時、目がテンになった。先頭ガイドから3番目と4番目の間が変である。まっすぐに通っているはずのラインが、なんと、ねじれて一周しているではないか。うっ、こっぱずかしい。百戦錬磨の私が(笑)、こんなライン通しをしていたなんてのが見つかれば、今後の人気に影響が出る。背中で隠して、ナニゲなぁ〜いフリして、見つからないよう、正しく通し直した。ボブさんもメキラさんも自分の釣りに集中して、気が付いていなかったようだ、ふっふっふ。

 外れたフロントフックは、一発で針先が丸められていた。当たりジグには、まだ仕事してもらわないと困るので、シャープナーで研いで、再び、海の中にキャスト。その後も小さなアタリに恵まれ、すっかりイワシカラーの信頼度が高まった。針掛かりまで至らなかったのは、ちと残念だが。

 午前7時半。干潮の潮止まりから少し動き始めた時、ようやく「らしいアタリ」が出た。棚、約20mで、ゴン!とアタック。
 ゆっくりハンドルを巻いて、ジグを追わせると・・・、ツツツー・・・ゴォ〜ン!引ったくり鯛だぁ〜。ヒャホォ〜!二枚目!イケメン!ヒュー、ヒュー!
 ところが、二枚目はわずか30分しか続かなかった。午前8時「三枚目」が釣れ、悔しいけど、絶好釣!と調子づく。ただ、こうなるといけない。「このままいけば今日は六枚目ぐらいはイケルかな?」と、すっかり欲深い計算をしてしまい、魚にソッポを向かれてしまった。

 後半の3時間はかなり渋い釣りになった。魚探反応はボツボツ出るが、アタリにまで至らない。船長もポイントを変えて、努力してくれたが、午前11時、終了となった。

 帰港時、船が急停止した。
 何事かと前方に目をやると、何かが浮かんでおり、船長は当初、遺体か?と青ざめたが、通り過ぎるわけに行かず、ゆっくり近付いてみると、ひどい腐敗臭が風に乗って、鼻にきた。体長2m弱、丸々としてるのは死後数日経って、体内にガスでも溜まっているのだろうか。胴体中央にヒレのようなモノが見えることから、アザラシ系の動物のようだ。顔が判別付かず、前後もわからない。人でなかったので安心して、帰港した。

 後日、ブルーウッズ船長のブログで「トドらしい」とアップ。なるほど、こりゃ、トド(驚)ろいた・・・お後がよろしいよ〜でぇ〜。こんな釣行記ですが、今後もお付き合い下さい。


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