2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
7/31
源氏ケ浦沖
晴れ 中潮 12:05 5:49 4:00 11:00 7 1
 幸丸のスリルとサスペンス劇場の主役に「今回も」なってしまった。

 本日のメンバーは常連中の常連揃い。
 スゴ腕が、1(鯛夢:以下、敬称略御免)、2(joe)、3(パルパル・ぷちほんず)、4(久慈の)・・・と揃った中に混じっての乗り合い釣行だった。本日の釣り座は船首の一番、はじっこ。午前5時前、最初のポイントに見切りを付けて、第二ポイント(船長曰く「二番目に良く釣れるポイント)に移動したところ、潮は後ろから前へ速めに流れていた。

 船首、お立ち台に立った自分は「オッ!ラッキー〜!こっからココの鯛はすべて自分のモノだわい、イヒヒ」と密かに喜んでいた。
 他の方々も潮下の船首にどんどんキャストするが、自分のエリアには入って来られない。おほほ、早く来い来い、鯛子チャン!

 す・・る・・と、中央釣り座のパルパルさんにヒット。オオォ〜、まずまずの良い型だわい(この時点ではまだ余裕)
 まもなくして右隣りの「お立ち台下」Aさんにもヒット。鯛は船の反対側へ走り、竿先が逆Uの字にグニャリと曲がっている。なかなか上がって来なくて苦戦したが、観念して上がってきたヤツがデカかった。70弱の筋肉質な鯛は刺激的だった(ここでは心拍数上昇)

 本日は、タモ網係として、もはや幸丸おなじみとなったビック師匠も同乗。タモすくいのひと仕事を終えて、ポツリとひと言。
 「鯛、いるよ」
 ギクッ!わかってます、わかってます。鯛、居るから乗ってるんです〜。居なきゃ、最初っから乗ってません。この目で見たから、わざわざ言わなくてもいいのよぉ〜ん。

 じゃが、その後の5時間半のことは、精神的に追い込まれ、あまり良く覚えていない(笑)。

 鯛夢さんが・・・船尾のjoeさんが・・・久慈のさんが・・・ドラグをジージー鳴らし、船中の合計数を1、2、3枚と着実にカウントアップしていく(徐々に血圧上昇)

 船長に「まだ釣ってない人、だぁ〜れぇ〜?オッ、彼か、代われ、代われ」と潮回り不利な船尾から若いBさんが「お立ち台下」にやってきた。確か2〜3投目だったろか、ジージージーと早くもヒット。ううう、まずい!いや、おめでとう!(熱中症、寸前)

 船長に「次に、まだ釣ってない人、だぁ〜れぇ〜?オッ、アナタか、代わって」とCさんが「お立ち台下」にやってきた。少なからず、イヤな予感がしたのは言うまでもない。だが、その予感が的中した。Cさんもわずか数投目で不名誉な「ボウズ倶楽部」メンバーから外れた(もはや我を失っていた)

 残ったのは、だぁ〜れ? ワシ? 朝から一等地「お立ち台」で釣りしときながら釣果が出ない、この屈辱。
 追い討ちを掛けるように、刺激的な言葉が背中越しに飛んできて、心の中で叫んだ。
 「なに、遠慮してんの?」(遠慮なんか、しとらんわい)
 「今日、ダメなら、明日の船に乗る?」(イヤだ。明日はゆっくり休んで夜勤に備えるのぉ〜)
 「そこ、一番、釣れるとこだよ」(そんなのわかってまぁ〜す)
 いっつも朝一で思うことは“早めに釣って楽になれ!”なのに、いっつも最後まで苦しむ展開が吾輩の持ち味だ。

 そんな中、また、久慈のさんの竿が突き刺さり、自分の前をこれ見よがしとばかりデカイ鯛が通過して、タモに収まった。トホホ。

 (下に続く)


フォトギャラリー
船上は炎上しそうなほど暑くなった Aさんの70弱真鯛に心拍数上昇
ボウズ逃れてやっとほほ笑みが・・・ ありがと〜、アナタに感謝

 (上から続く)

 パルパルさんに「オレも、そこでボウズに終わったことあるから、気分変えて、下に降りてやってみたほうがイイんでないか?」と言われ、ちょっと戸惑った。鯛夢さんも「そ〜したほうがイイよ」。
 ん〜〜、一番怖いのは、降りた途端、お立ち台に上がった人が簡単に釣るケース。でも「お立ち台下」でのアレを見せつけられると、そうも言ってられなくなる。

 こうして、あすぱむ、野に下ることとなった。
 期待を込めてキャストしたところ、コンコンと実に久しぶりのアタリが・・・。期待感が高まった中、2投目でヒット!オオオオオ〜・・・ん?待てよ?軽い・・・なぁ〜んだ、アンディ(フグ)かよぉ〜。すると、隣りになった久慈のさんが、また、竿を曲げて、本命を仕留めた。なんてこった。試練はまだまだ続く。早く、この孤独感から開放されたいものだ。

 午前9時半。ついに来た。開始から既に5時間半が過ぎ、精神ボロボロだった。
 それだけに顎が外れそうなほど笑いが止まらなかった、ワッハッハ!ワッハッハ!イェ〜〜イ!ヤッホォ〜!
 背後で待つタモおじさんに「まだ上がってないんだから気を抜くなぁ〜、バラすぞぉ〜」と叱られ、ハッと我に返った。大型の鯛に目が肥えてしまったため、中型54センチ(船上での計測とクーラーボックスで冷やして移動後の計測では大きな誤差が生じるそうで、このサイズは自宅計測だったので、現場で計れば60センチはあったかも:笑)の鯛は見劣りしたが、価値ある一尾だった。
 船上に無事上がった鯛から針を外し、ビックさんとガッチリ握手。パルパルさんにも遠くから握手を求められ、背中にのし掛かっていた重石がようやく降ろされた気分だった。

 いやぁ〜、同乗の皆さんには不要なご心配おかけし、申し訳ありませんでした。幸丸の掲示板で「全員ゲット」ってのと「一人を除いて全員ゲット」ってのがありますが、この文句がチラチラして大変だったのなんの。今は晴れやかな気持ちでぇ〜す、ナハハ。

 船中17枚?ほど。60オーバー半数弱か。バラシが4〜5枚。エビ使い6名、イソメ使い2名ほど。外道のフグ10数匹。他の外道ナシ。風弱く、船上暑し。25〜30m付近でのヒットが多かった。

 なお、帰宅後にビックさんからの電話で「鯛夢さんが『あんなにキツイ言葉掛けて大丈夫?』って心配してたよ」と聞かされた。
 鯛夢さん、ありがとうございます。ワタクシ、これで鍛えられており、最近は快感になってまして、喜びを感じています、ガッハッハ。本当は師匠も船長も優しい人なんです(笑)。

 さて、この釣行で2014年前半戦は終了。少し釣りの夏休みして後半戦に備えたいと思います。釣果出して休みに入れて良かったわぁ〜。


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