2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
9/20
後潟・奥内沖
晴れのち嵐 中潮 13:14 6:49 5:30 16:30 4 5
 10月に行われる「津軽リンピック大真鯛釣り大会」の前哨戦として、プレ大会が開催された。

 参加者は仙台から憲一、TOME、タックス、アベ、gajin、サイトー、熊、SIBU、KaS、盛岡から苦道、地元あすぱむの11名。ブルーウッズに「熊、SIBU、KaS、苦道、あすぱむ」、第二岬丸に「憲一、TOME、タックス、アベ、gajin、サイトー」が分乗しての二艘仕立て。
 TOME会長から「ただ、釣るだけじゃつまらないから、誰がでかいサイズを釣るか予想して、的中者に賞品を出すのはどうか?」と提案あって、急きょ、競争意識を高めさせられるプレ大会となった。

 予報は「一日中、晴れ」と、絶好の釣り日和。賞品が懸かるため、公正な計測を船長にお願いした。両船長とも、やる気満々。午前5時、青森マリーナを爽やかな夜明けを目にして出港。でかい真鯛を求めて、BWは陸奥湾の西側・奥内方面に、一方、岬丸は東側・茂浦方面に分かれた。

 自分が乗ったBWは仕掛けを落とした直後からコツコツ当たりが出て、期待が膨らむ。ファーストヒットは船首右舷のSIBUさんに来た。心地よいドラグの音と共に上がってきたのが47センチの中型。早めのゲットに、すっかり肩の力が抜ける良い釣法になったようで、結局、この日、竿頭の8枚、そしてBW最大サイズの52センチを釣ることになった。ホタテのしの球に船を固定する「輪掛け」の役割をすることになったが、その苦労に鯛も応えてくれた。

 まもなくして船尾左舷の苦道さんにヒット。35センチと足裏サイズだったが、今回初めて我々の大会に参加した緊張感を吹き飛ばす釣果に、この後、徐々にダジャレが出始めた。最終釣果、最大48センチ含む5枚。ただ、ホントはこれに90センチが入るはずだった。
 ドラグが鳴らないのに大きく竿先が曲がった。船底を通って、右舷中央に陣取った自分の方向にラインが走っている。声も無く、必死に耐えた氏だったが、ラインブレイクで幻と消えた。ウッズ船長にリールのチェックをされ「ドラグ、強過ぎる」と注文。源氏ケ浦方式で臨んだ「強ドラグ」が仇となったようだ。

 船中3枚目は自分に。33センチと足裏サイズに興奮することは無かったが、ボウズをクリア出来ただけに嬉しい一尾になった。最終釣果5枚だが、すべて30センチ台。小さいのはいつも通りに住所と名前を書いたタグを付けてリリース(笑)。苦道さん同様、泣くに泣けないデカ真鯛に遊ばれたのが悲しい。ベタ底でゴン!と来たヤツは、ジーーーーーー!とドラグ鳴りっぱなし。まっすぐ前方に走ったので、ホタテの沈みロープ等に引っ掛かる危険性は無いので、竿を立てて、パワーが無くなるのを待った。そろそろハンドルを巻けるだろうと手をかけた、その時、竿先がツン!と伸びた。エエエエーーーー、そりゃぁ〜、ないだろ〜、おめぇ〜。鯛子ぉ〜〜、帰って来てくれぇ〜。
 テンヤは無事回収。ラインブレイクでも、針が伸ばされたわけでもなく、単なる針外れに後悔する。イッパツ、アワセを入れるべきだった。鬼アワセと言われてもイイ。

 (下に続く)


フォトギャラリー
久々の釣り、KaSさん 初参加の苦道さん
熊さん、スランプ脱出なるか? SIBUさん「輪掛け」係、ありがと〜
黒い雲が徐々に近づき、強烈な嵐に。でも、この時が一番釣れた
午後4時50分、一日の終わりを告げる空はゲージツ的だった

SIBUさん、竿頭の好釣果(写真はBW船長提供)

憲一、アベ、TOMEトリオ。
写真は岬丸船長提供
 ドラグが止まらない鯛と格闘中。これを獲っていれば・・・(悲)

御無沙汰のKaSさん。写真はBW船長提供 我々の後に岬丸が帰港

 (上から続く)
 船中4枚目は船首左舷の熊さんに。36センチは決して満足と言えないが、今季、不振だっただけに「今日はイケル」と思ったはず。しかし、この後、釣果が伸びず、嬉しさ半分、悔しさ半分で、次回の本大会こそは!との、気合いスイッチが入ったと思う。

 さぁ〜、残ったのはKaSさん。しばらく真鯛釣りから遠ざかっている間に、釣法が変わり、テンヤ釣りは「浦島太郎状態」。かつて、金色の棒状ブラーで面白いように釣った感触が忘れ難く、今回、唯一、イソメを買って!とリクエストしてきた氏である。テンヤへのエビの付け方をレクチャーするが、輪ゴムで縛るのに手こずっていた。ところが、船中2番目に大きい50センチを釣ってしまい、久しぶりの手応えにまんざらでもない表情を浮かべた。最終釣果3枚は10月への試金石となったのではないか(う〜ん、我ながら、この表現に酔いしれている)?

 午前11時半。風雲急を告げる空模様になった。青森市方面と蟹田方面に黒い雲と縦に伸びる雨の筋が出て来て、これが我々の方向に向かってこないことを祈ったが、容赦無かった。それまで、べた凪で穏やかだった西風が、バチバチと強くぶつける雨と東からの突風、そして、白波が立って、嵐に急変した。普通なら竿を置いて、嵐が去るのを待つのだろうが、時合い到来とばかり、あちこちでヒットしたもんだからタモ入れする船長もたまらない。30〜40台が集中的に上がり、嵐の好感度がグン!と上がった(笑)。
 嵐が去り、時合いも収まると、船長に「あの辺、雨が降っていそうだから、そっちに行きたいな」と言う者が出る始末・・・それは吾輩である。

 午後はポツポツと釣れるものの、デカが来ないまま時間が過ぎ、あまり釣果が良くないと岬丸船長からウッズ船長に入っていたので、SIBUさんが最大サイズで優勝かと思われたが、残り30分で岬丸のアベさんが54センチを釣ったと追加情報が入り、いきり立った・・・が、16時半、終了を告げる「負けないで」(ZARD)のメロディーが我が携帯電話から流れて納竿。

 帰港後、某社が管理する浅虫の宿に移動。大広間での表彰式は「大物賞」にアベさん、「的中賞」もアベさんのダブル受賞が発表され、前日から全く寝ていないにも関わらず、9時過ぎまでドンチャン騒ぎをした。さすがに、その後は一人、二人と欠けて、長い一日は最後まで起きていた自分が午後11時で終わらせた。

 来月の大会に向けて、各自、様々な思いを胸に、翌日、浅虫で解散となった。

 この模様はTOMEさんのHPタックスさんのHPでも紹介されています。


TOME会長から審査結果の発表 固唾を呑んで結果を見守る
ガッツポーズのアベさん ダブル受賞、おめでとうございます
いろんなエピソードが披露され、大笑いした宴会
 浅虫の温泉に浸かって、疲労も取れ、すがすがしさを取り戻した一行は釣った鯛と共に仙台へ戻りました

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