2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
11/1
源氏ケ浦沖
晴れ 小潮 10:02 3:08 6:20 12:30 7 3

 前日が茂浦沖、今日が源氏ケ浦沖での二日連続の釣り。なお、二連チャンは今季二度目。やっぱ連チャンはキツイなどと言おうモノなら「お前はまだまだ」と青二才扱いされる。三連チャン、四連チャンが、知ってるだけでも数名居る。恐らく、その人達はココを覗いているはずなので、うかつに言えない・・・と言いつつ、言ってしまった。

 今日は今季最後の源氏ケ浦釣行となる。なんとか、〆の一枚だけでも獲って帰りたいと思ったのだが、幸丸は本業のホタテ出荷作業のため、前日まで遊魚で人を乗せておらず、鯛の情報が無かった。
 今日の同乗者はあまり顔見知りが居なかった。唯一、同僚のJ君が話し相手になるが、釣り座が離れたため、ほとんど単独に近い中での釣りになった。たまには静かな環境での釣りもイイ。でも、イジられる事が知らないうちに快感を覚えるようになっていたか、時々、寂しかった(笑)。

  自分は船首側の中央に釣り座を設定。穏やかな海を目の前に、船長からの「イイよぉ〜」で一斉にキャストした。すると船尾のタカさんが一投目でヒット。ほぼ真下に竿先が曲がり、ドラグ音が響いた。上がってきたのは、60センチ弱か。

 魚探の反応が良い。底から上、3メートル前後に真鯛の影が頻繁に出る・・・のだが、コンコンと小さなアタリのあとの食い込みが無く、チッ!と舌打ちが続いた。時々、軽い根掛かりのようなアタリが出る。ゆっくり引き上げようとすると、パッと放す。あぁ〜、シャコだ。続いて、クンッ!と曲がって、来たぁ・・・と思ったが、グルグルと回転する感じがイヤらしい。顔を出したのは小型のサメ。とほほ。

 7時過ぎ、ようやく獲物を捉えてニヤリとする。時々、グイグイ突っ込むことから本命に間違いなかったが手応え弱く、タモ網料金500円を惜しんで、抜き上げた。サンダル級の真鯛だった。まだ生きるチャンスを与えたかったので「変なエビには食い付くな!」とアドバイスして、リリースした。

 右隣の船長が「探見丸には鯛の姿が良く出てるのに、なんで食わ・・・」の後の「ないんだ?」が出なくて、様子を伺ったら、表情一変してアワセを入れていた。キャストしてフォール中に食ったのだった。船長も油断していて少し慌てたようだったが、釣り客の羨望のまなざしの中を悠々と浮かせた鯛は良型、約70センチ弱ってとこか。さすがだね。

 フッと船尾を横目で見ると、J君が消えていた。落ちたか?朝飯か?トイレか?違った。我々が竿を出している右舷でなくて、左舷に居たのだったが、どうやら、そちらで鯛をヒットさせたらしい。秋はブリ系の釣りに走るため、源氏ケ浦でテンヤってのは初めてだと言いつつ、釣るのだから、うまい。操舵室の影になっていて、どんな鯛なのかも不明だったが、のちほど、彼がそれを抱えて、つかつかと寄って来た。
  「あすぱむさん、貰って下さい。昨日、平館でも釣りしてて、鯛をゲットしたので、今日は釣りが出来るだけでイイんです。クーラーも小さいのを持ってきて、入らないので」
 「ありがと〜」 と御礼言って、獲物を見ると、デカイ・・・いや、デガイ。70に近い鯛だった。

 (下に続く)


フォトギャラリー
初冬の源氏ケ浦
ホタテ稚貝を撒き餌の一部として使用 穏やかな海の中、出港
朝方、リリースした小鯛が大きくなって挨拶に来てくれたか?
なに、コレ?ウマヅラ?グレ?マンボウ? 琴勝が前方に
目ん玉オヤジの新Ver あすぱむ特別仕様

 (上から続く)

  琴勝丸に乗っているビック師匠から電話が来た。「どぉ?」「ん〜、うまい人には、そこそこ釣れてるけど、皆となるとイマイチです」「そっか、こっちも似たようなもんだ」「どの辺に居るの?」「バッカじゃないの。アナタの手前に居るでしょが」「えぇ〜〜?手前って、あの船かな?」に船長が「アレだ、琴勝丸は」。
 「師匠、釣り座はどこですか?」「最船尾だよ」「高くジャンプして手を振って下さい〜」「アホか」そんなやり取りをしている時、竿先がグン!と曲がったのだが、タイミングずれて、餌を取られた。
  「んもぉ〜、師匠〜、アワセ損ねたジャン」「そんな文句言われたって、ワシャ、知らん、プイ!」

 コマセを撒くと、シュシュシュ〜〜と群がる魚が居る。なんだか、わっかるかなぁ〜?
 そ!サバです。 太めを狙って(確か)キントトさんがヒット連発していた。

 結構、オフタイムが多くて(笑)、関係者にメール送信してみた。久栗坂の大魔王さんからは、我々とほぼ同じ釣果とのことだったが、後でブログを見たら、大きく水を開けられていた。

 11時頃、やっと鯛と言えるのがヒット。それまで小さなコツコツ当たりに悩まされ、アワセが空振っていたが、今回はビシッ!と決まった。55センチほどの鯛が上がり、ホッと胸を撫で下ろす。この頃から正面からの風が急に強まって、波が船にぶつかっては飛沫を被る状況になったので、安全な左舷に移動した。今日の潮はほとんど動かず、ほぼ真下にテンヤが落ちることから、どちらで釣っても影響は無いだろうと思った。

 そんな時、また小さなアタリがあったのでアワセたらヒット。もう満足して、残り時間を気楽に過ごした。

 さて、船長に正体不明の魚が釣れていた。百戦錬磨の船長でも「?」と言うぐらいなので、我々にはもっとわからない。ウマヅラハギにも見えるが、魚体の色が濃紺?濃緑?のため、決定打が出ない。グレにも見えるし、形がマンボウにも見える。お分かりの方は、ご一報下さい。

 12時半、終了。港に戻ると、師匠が待ち構えていた。てっきり、先程の電話で叱られるかと思っていたら、目ん玉オヤジのニューバージョンをプレゼントしてくれると言う。嬉しい〜!しかも、黄色とオレンジの「あすぱむ・スペシャルバージョン」も作ってくれたのだ。ありがたく頂戴して、早速、次回の釣りへの夢が広がった。

 ※謎の魚について、早速、反響があり「アミモンガラ(フグ目・モンガラカワハギ科・アミモンガラ属)の幼魚」だということが判明しました。
  なお、船に上がった時の状況がわかってきました。船長が釣ったのではなくて、目の前をプカプカ浮いてきたのをタモ網ですくったそうです。熱帯域の魚なもんで、青森の水温が低過ぎて、気絶でもしてたんでしょうか?海に返してやったものの、その後も浮いたまんま、カモメの餌に・・・(いや、フグ目ということで毒あるかな?)・・・ならず、どこかをまだ旅してるかもしれませんね。


★ return ★