2015年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

8/3

久栗坂沖
曇り 中潮 11:16 4:47 2:30 11:00 7 1

 トハナ君の誘いに応えるべく参戦。昨年、1度しか乗船していない鯛将だが、今回でもう4回目になってしまった。ちょっと乗り過ぎかな。

 潮は表層が2時の方向へ少し強く流れるが、中層から底は4時へ。右舷中央が釣り座の自分には、若干、辛いが、ココは辛抱するしかない。

 序盤は、船首左舷の方に74センチ、同じく右舷の方にも50弱がヒット。他、バラシもあるなど、船首の活性が高かった。

 我々、トハナ組5人は船尾に陣取った。真鯛釣り初めての2名(AさんとBさん)をトハナ先生が優しくアドバイスして、何としても釣らせようとしている。そんな時、背の高いAさんが微妙なアタリに「???」。周囲から「それ、鯛だろ〜〜」ってことで竿を立てたら、アタリどころか、針掛かりしていた。体格がイイだけに鯛のパワーを打ち消したか、軽々と上げてしまった。いきなり80とはいかなかったが、ひとまず「ビギナーズラック券」を1枚消費。通常、2枚まで配布されているので残り1枚(笑)。

 最船尾でお手本を示そうとしていたトハナ先生がドラグを鳴らした。オオ、でかいぞ、こりゃ。やたらドラグが鳴ってんジャン。いいな、いいな!と羨まし気に見ていた時、禁断の「アッ」・・・が出た。あんれま、やっちまったなぁ〜。釣る人がバラすとホッペタが緩む。まず先に悪いお手本として見せるトハナ先生、やるじゃないか、うふ。

 午前10時、いろんなテンヤを試してみたが、食い付きが良くないので、目ん玉オヤジ、パールホワイト、11gに変えてみた。 魚探には底から数m上に反応が出ていたが、逆らってベタ底に置いていたところ、コツコツとアタリ。
 「ん?・・・」竿先に精神集中・・・ココッ・・・コココココッ・・・いっ、せぇ〜〜の、でっ!うわぁ〜りゃぁ〜! ファイト一発!アドレナリンD!
 乗ったぁ。ほぉ〜、イイ引きだわい。二、三発、アワセを入れて、フッキングを確実なモノとした。
 すると、左隣の人にもヒット。船長がタモ網を抱えて右往左往する中「久しぶりの強い引きなんで、楽しませて下さい。そちらからお先にど〜ぞ」と、ゆ・ず・る

 (下に続く)


フォトギャラリー
あすぱむ釣果
雷注意報も出ていたが、天気は安定していた。
浅虫温泉・湯の島(右手の肉まんのような島)方面を臨む
午前10時前、やっとゲット。でも笑ってられない。
タモ入れ時に竿が2ピースから3ピースになるアクシデントが・・・
 目ん玉オヤジ・パールホワイト11gが本日のヒットリグ。41mの底で食った  そしたら右隣の人がすぐ変えてヒット。ま、目ん玉オヤジの生みの親だから文句は言えない
トハナ先生、バラシの後に汚名返上の一尾ゲット  二刀流トハナ武蔵。ヒット時、ハンドルを回す手が無いのが弱点
 人間は中央の人が大きく見え、鯛は両端のほうが大きく見えるという変わった撮影方法です(提供:鯛将船長)  昨年から始まった季節限定の背後霊シリーズ。今回も二人の鯛を恨めしそうに見る霊が写ってました。この霊は害無し(提供:鯛将船長)

 (上から続く)

 鯛は右隣のビック師匠の方に走った。ヤバイ、師匠がハサミを手にしてイタズラするに違いない。また、ホタテのしに逃げられる可能性もあるので、少しペースを上げてハンドルを巻いた。リーダーが入り「センチョー、お願いしまッス」。すっかり力が無くなった鯛・・・と思われたが、敵も去るもの、最後の抵抗をしたので、竿を立てた時、船の上を走る鉄製のポールにコン!と触れた(ような気がした)。
 ポキッ!ぬっ?なに? あんれま、♪折〜れた竿が ぷぅ〜らん、ぷらん だけど魚はネットイン

 魚はデカイが、折れたショックもデカイ。この竿、保証が効かないのよねぇ〜。凹むぜ。折れた竿先はワカサギ釣りにでも使おっか?でも、思い出して、涙しそ〜。
 それにしても、ここ最近、自分の竿、人の竿が折れるシーンを誰よりも多く見ている。何かに取り憑かれているようだ。そっか、真夏だもんな。それと、あの人とあの人と、あとはあの人が呪いを掛けてるのかも。これに反応してる人は心当たりがある人ダ。

 船長に計測して貰った結果、ナナマルの判定。出たぁ〜、今季最大サイズ。ナナマルの代償は竿の命と引き換えになった、トホホ。

 隣の師匠がやけに静かだ。弟子にナナマルが釣れるとは思いもしなかったので、多分、闘志に火が点いたらしい。仕掛けを見ると、パールホワイトにチェンジされていた。抜け目ないわ。
 20分後、なんとまぁー、その仕掛けに、ヒット。しかも、最近、お気に入りの置き竿釣法だった。いきなりゴン!ときたアタリに、たいして慌てることなく、即座に手を掛けて、立ち上がり、ファイティングポーズを取るまでコンマ4秒。カウンターパンチを食らったボクサーでも、こんなに早くは立ち上がれない。歳は食ったが、釣りに関しては無駄な動きが無いのは、さすがである。
 オォ〜、いいサイズじゃん。センチョー、計ってチョ。ぬぬぬ・・・ナナマル。ロクキューじゃないの? ん? やっぱ、ナナマル。 うむむ、並ばれたぁ。隣でニヤッと笑ってる人がいた。師匠に勝つのは、なかなか難しい。なお、このナナマル真鯛、今回「ビギナーズラック券」を使わなかったBさんに贈呈された。

 10分後、今度はトハナ先生がヒット。先程のバラシで失った名誉を回復するため、5度、6度とアワセを執拗に入れていた。あまりのしつこさに鯛もすっかり観念し、浮いてきた。60弱の良型にひと安心。

 前夜、眠る時間を作れず、一睡もしないで戦場の人(船上の人)になり、きつかったが、どうにか本命の顔を拝めたのは良かった・・・あっ、竿、折れたの忘れてた・・・でも、ま、もう傷は癒えた。ひとまず、今季前半戦はこれにて終了。しばしの夏休みをいただいて、月末から暴れたいと思う。

 陸奥湾の鯛達よ。口を開けて待ってろよぉ〜ん。あ、帰宅後は爆睡した。


★ return ★