2016年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

6/30

平舘沖
晴れ 若潮 11:51 5:35 4:30 18:00 3 3

 長いトンネルをようやく抜けました。午前5時、つまりポイントに着いて、まだ少ししか経っていない時点でコ、コ、コッとアタリが出て、船長の「慌てるな、ゆっくりハンドルを巻け〜」に従い、はやる心を抑えて我慢しました。そして「ヨシ!行け」の合図で竿を立てるとズバッ!と乗ったぁ〜、真鯛が!

 いやぁ〜、やったッス、嬉しいなぁ。興奮と感動に体を振るわせながら、船長の差し出すタモに無事、ネットイン。連敗を5で止める瞬間でした(昨年からだと6連敗、210日ぶり)。

 本日のお客様は自分含めて4名。自分の釣り座は船尾右舷。この釣り座はもう何回目だろう。
 船長が言った。「今日は釣らせたいなぁ。あすぱむさんが釣るまで帰らないぞぉ〜」
 ううう、なんて優しいセンチョ〜なんだぁ〜。

 朝一、船首でダブルヒット。特にすぐ隣、船首右舷の方のドラグがもの凄く派手な音を出している。出船前、その方は「この竿はリサイクルショップでたったの1,600円で買った」と言っていた。まぁ、自分のも高い竿ではないが、さすがに1,600円のモノは無く、安い竿にデカ真鯛がヒットしているのは、正直なところ複雑だった。魚との長いやり取りを観察して「リールもちょっと変?」ってことがわかってきた。ベアリングがおかしい。シャリシャリと音がしている。整備不良っぽい。
 しかし折れるとか、リールが分解するとかのトラブルなく、無事、真鯛上陸。釣れる時は何でも釣れるのダ。

 背後の方(船尾左舷)が今度はヒット。オオオ〜、置いていかれるぅ〜。

 ところが深刻に感じる間もなく、新カブラ、炎月75g、遊導式レッドゴールド、1,096円(税込み、そふえ釣り具)にヒット! このカブラ、27日に釣友ヒデキからの情報「カブラで釣りました」に心動かされて買ったモノ。当初、ジグのみで勝負するつもりだったので、感謝、感謝、である。

 一気に呪縛から解放され、今日は楽しい一日の予感がしてきた、うふふ。
 そうそう、今春購入したベイトリール(アングラーズ・リパブリック社、メタルウィッチ)とロッドにも魂が入った。残るは、同様に新規購入で、メタルジグのキャスティング用として買ったロッド(同社、メタルウィッチ)。残念ながら今回も入魂できなかった。

 二枚目もすぐ続き、これがナイスサイズだった。久しぶりにズンズンくる重みを実感しながら、ゆっくり引きを楽しんだ。すっかり上機嫌になり、いつもより口数が多くなっている自分に気付く。66cmのメス真鯛はとても綺麗だった。

 さて、本日の概況だが、水深60mで90gを使うが、底取りし、2〜3回もシャクるとかなりラインが出るほど底潮が速い。若潮だからゆるいというのがココでは当てはまらない。前日は濃霧がひどくて大変だったらしいが、今日は良く晴れて見通しがイイ。ただ、少し北側にあたる石崎方面は霧の固まりが見え、そちらに向かった僚船は大変ではないかと船長が心配していた。あれほど賑やかだった青物やサメは結局最後まで姿を見せずじまい。船長も珍しがるトラフグ(約40cm)が出た。自分の釣り座でカブラを落とすと、船底を通って反対側に流されるのが辛い。

 前述の通り、メタルジグをキャストして中層の真鯛を狙うのが好きで今日はそれを試したかった。魚探にも上から30mほどに反応が出て、フォール時、及び、リーリング時にクィ〜ン!と持っていかれるのを体験したい。何度か、それは有ったのだが、すぐに放してしまい、心臓がドキドキするようなアタックが無かった。

 早い時間帯で真鯛が出て、今日は爆釣日になると皆が期待したが、その後が続かなかった。午後が良さそうだと話題になり、船長が4人の意向調査をしたところ、三人は「午後もやりたい」派、一人は「用事があって無理」派と分かれ、午前11時半に一旦帰港して、再度、出直すことに決定。

(下に続く)


フォトギャラリー
出船前の平舘漁港

午前4時、平舘漁港は風も無く穏やかでした

霧の石崎 入魂されたベイトリール
石崎方面は濃霧 ベイトリールに入魂
タンカー通過 ヒットカブラ
青森にも中東のタンカーが来てるのか。
船首にアラビア文字!でかい!
本日のヒット・カブラはコレ
クーラーで寝る鯛
久しぶりにクーラーが本来の役割を果たしました
ブルーウッズ
午前12時前、一旦戻って一人を降ろし、燃料補給して再び海へ

1枚目 2枚目 3枚目
1枚目 2枚目 3枚目
まな板の上の鯛

青森ヒバのまな板にもようやく魂が入りました


(上から続く)

 港に戻ると、辰美丸船長から「ウチのお客さん(女性)、一人を乗せて貰えないか」となって、午後便も4名で出ることになった。どうやら辰美で釣果が出ず、このままじゃ帰れないと思ったようだが、女性がこんなにも躍起になることに「???」が付いていた。
 彼女の釣り座は船首右舷。どんな釣りをするのか注視すると、非常に手慣れた感じ。キャストもうまいし、リーリングもごく自然、何よりも構えが女性らしくない“たくましさ” がある。その後、苦戦する我々を尻目に真鯛二枚を釣ってしまった。帰港後、船長に素性を尋ねたら「マグロを上げたことがある凄い女性です」と言われ、納得。ほっといても一人で全部出来る児島玲子ばりの女性だったのだ。

 さて、自分の話に戻すと、二枚目を釣ってから11時間経過。外道すら釣れない。他の方はカナガシラだったり、ホウボウだったり(船上のバケツの中でしばらく「ホーボー、ホーボー」と鳴いていた)、ゴジラことソイだったり、メバルだったりと楽しい釣りをしているのに、なぜかノーヒット。

 終了間際の午後5時半「空いている左舷中央に移ってみたい」と、船長にお願いをして移動した。前方にカブラが気持ち良く流れ、巻き上げていると・・・コンコンコン・・・おおお、来てる来てる。ヒット! 残り時間5分でのヒットは気分がイイ。最初と最後だけ釣れて、途中ずっと暇な、変な釣りだったが気分良く納竿。

 長い一日が終わった。翌日はふくらはぎに筋肉痛が出て歩行が厳しかったが、道具の洗浄など残仕事があったので頑張って作業した。さすがに疲れ果てて、当日中に行なえなかった。釣果が出ると、こんなにも違うのかと思えるほど気持ち良く後始末できた。

 最後に。 今年1月に買った青森ヒバのでかいまな板にやっと鯛が上がりました。ヒバのイイ匂いに包まれる中、上手に解体出来ました。やっぱまな板のサイズに余裕があると作業も楽。今後、この板に真鯛が沢山上がることを励みに、頑張るぞぉ〜!

 今回の模様はブルーウッズのブログ「6/30」でも紹介されています。ココココをクリックしてご覧下さい。


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