今日は午後便。人気船の土日予約は早い段階で埋まり、諦めていたのだが、せっかくの仕事休みをただ自宅でダラダラと過ごすのもイヤなので船長に電話してみたら「ラッキーですね、午後便が一人空いてます」という。
　ほへぇ〜、マジか？これは自分のために席が用意されていたとしか考えられないでしょ。ってことで即予約。

　前日は午前1時までの夜勤だったこともあって、11時出船はかなり楽。8時に起床して、ゆっくり「朝のコーヒー」ならぬ「男は黙ってリポビタンD」なんぞを飲み、超余裕の出発をした。

　まっすぐ伸びる国道280号バイパスを快調に突っ走った。天気予報は快晴、風は西風、釣り日和になりそう。カブラにするか、ジグにするか、タナはボトムか、中層かとイメージしながら運転するのは楽しい。今日はブルーウッズのオリジナルカラーのカブラ「バイプレーン」を買ったばかりである。まずはこれから使うというのが船長に対する礼儀というものだろう。うふふ、爆釣したら、どこに届けようか？・・・。イメトレは万全だった。

　今日は単身でのブルーウッズ乗船。近頃は誰かと一緒の釣りが多いので、イジる相手がそばに居ないのはちょっぴり寂しい。でも、たまには一人ってのもいっか（もし同行者がいたら？という展開がこのあと待っていたのも知らず）。

　昼飯調達のため、いつものコンビニ「ファミマ蓬田店」に入った。粗挽きウインナーパンとカレーパン、それに特茶とコカ・コーラ特保を購入し、車に戻る（細かいねぇ〜、今日は）。バッグに入れようとトランクを開けた時に大ハプニングは起こった。

　あっれぇ〜〜？・・・無い。おっかしいなぁ〜・・・バッグはどこだ？

　見渡して、頭の中が白くなった。ギャァ〜〜〜〜、忘れたジャン。
　カブラやジグはもちろんのこと、プライヤー、タオル、ハサミ、ショックリーダーなど、必需品が入ったバッグが無い。ロッドとリールだけでどうやって魚を釣り上げられようか？

　放心状態で無意識のうちに船長に電話した。
　「キャンセルします」・・・じゃなくて「カブラとジグ、一つずつ貸してぇ〜」だった。
　一瞬、沈黙のあと「あぁ〜〜、イイっすよ」　オ〜ホッホ、ウレP〜〜〜〜

　ホッとしたものの、これから始まる釣りがどんな釣りになるのかが頭の中でグルグル回っていた。

　10時30分、平舘に到着。支度を整え、乗り場で午前便の到着を待ったが、ロッドとクーラーしか無く、周囲の目が気になって恥ずかしい。

　午前便が戻ってきた。元気良く船長に挨拶した。「お願いしまッス」「どぉ〜しょ〜もねぇ〜なぁ〜、ガハハ」優しい船長はバイプレーンとトーキチロー、爆釣ジグなどを数種類貸してくれた。助かるわ〜。

　右舷船尾の釣り座を指示されて陣取った。ココは自分にとってのベスト釣り座。やる気満々。しかし結果的に背中合わせの左舷船尾の人に数釣りされて、敗北感を味わった。

　とはいえ、人のふんどしでの釣果2枚は立派だろ（笑）。道具を忘れても釣果は出せるってことが伝われば本望です、アハハ。あ、あくまでも優しい船長の船に乗るってことが前提です。

　忘れちゃダメよ、釣り道具。

　今釣行記は釣り場のハナシ、無し。だって盛り上がらないんだも〜ん。今回はこの辺で勘弁してチョ。