2018年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

6/7

平館沖

晴れ 小潮 9:37 3:33 4:20 11:00 5 6

 今日はヒデキ、山本山、タケジ各氏との4人でブルーウッズに乗船。タケちゃん(こっからはヒデキを除いてちゃん&tけにする)は興奮して鼻血が出て、とても自宅で寝れないからと、午前0時には港に着いて車中泊。若いなぁ〜、テンション、マックスじゃん。空回りしなければイイが(と思ってたが、結果的に人生最高の日になり、帰りの車内は鼻血だらけになった)。

エスティマ ヒデキは山ちゃんのリムジンカーで登場。イイ車だわぁ〜、山ちゃん。オイラも昔はでかいの乗ってたから羨ましいわ(左写真:トヨタ・エスティマ)。ターボチャージャー搭載のためガソリンをやたらと食ったが、室内は広くてお気に入りでした。

 「おはよッス」「(全員)オッス」「今日は天気もイイし、釣り日和になりそう」「そうですね、昨日も良かったみたいでプレッシャー感じるわ」「ヒデキ、今日はアナタの日です。好きな釣り座を選んでケロ」「ふぇ〜〜、マジすか。じゃ、遠慮なく」と船尾左舷をセレクトした。

 釣り座は他に左舷中央が自分、右舷船尾に山チャン、右舷中央にタケちゃんということで決定。

 ポイントに着くなり、船長「魚探、真っ赤。誰か掛げでぇ〜!これで釣らねば今後乗せねど〜」
 なにぃ、前回も同じ状況でスルーが多かったよなぁ〜。ってことは次回は別な船を探さないとダメか?などと頭の中をイヤなことグルグル回りながら、ハンドルをグルグル回してみた。

 す・る・と・・・早速、底でコココッ。うわおっ、来たぁ・・・コココッ・・・ううう・・・コココッ・・・・うううううう。シ〜〜ン・・・・チ〜〜ン!あれ、ダメだったか。マズい。

 その時、左隣のヒデキが「クククク、来てる、来てる、来てる(うるさく10回ぐらい連呼)・・・よっしゃぁ〜!ヒット!」なんと!一投目でヒット。待てよ、バラシも有り得るからなぁ〜。
 「バラスなよぉ〜〜!」「今、そんなこと言うかぁ〜!こらぁ〜」「いひひ、バラして、女みたいにシクシク泣いてみろ〜」「ぬわんだとぉ〜、ひどい」

 というやり取りあったか忘れたが、どうやら無事にネットにすくわれて、ヒデキのボウズ連続記録は「4」で終止符がうたれた。良かった、良かった。 どんだけ気を使ったものか。内心、絶対釣り上げろよと必死に応援していた。ホントは優しいんダヨ。なんちって。
 50センチ台とたいしたサイズじゃないが(笑)、新型ステラにも魂が入り、よっぽど嬉しかった彼は狭い船尾でスキップを踏んでいた。ただ、その後、背中を向けてたとこみると、感極まって目頭からチョロッと出るモノがあって、隠れて、釣りタオルで拭いていたように見えた。そぉ〜か、辛かったんだろな、ワハハ。♪人生いろいろ〜。

 しかし、この後は左舷船首の方に立て続けにヒット、ヒット、そして、我らにもヒット、ヒットと爆釣モードに。船長は前に行ったり、後ろ戻ったりの大忙し。絞めの作業をやってるヒマがなく、魚は足元に転がりっぱなし。電子タバコを吸おうにも、火をつけると途中でやめられないため、吸えない。

 あまりの辛さにブーブーと尻で文句を言い始めた。普通、親しき中にも礼儀有りってもんだが、礼儀もなんもあったもんじゃない。コレ(爆音)のせいで、あんなに凄いペースで釣れていた真鯛が驚いて、居なくなってしまった。幸いにして適度の風のおかげで臭うことがなかったが、もし、無風だったら地獄船になっていただろう。

 鯛のレンジはかなり広かった。ベタ底60mでも食うし、中層30m付近でも食うし、ジグを飛ばしている方はもう少し上でもヒットしていたみたいだ。開始から2時間(午前6時半)で40枚は上がった。
 船長は「もう帰ろ〜」と早くあがりたがる。何を言っとるか。ついさっきまで「釣らなきゃクビ」と言ってたくせに、釣ったら「疲れた、帰りたい」とは調子がイイ。

(下に続く)


フォトギャラリー
出船
 好天と凪の予報。あとは思い切り釣るだけ

ヒデキ74センチ 74センチ
ヒデキ、74センチ 別角度(船長撮影)
山ちゃん タケちゃん じぶん
山チャン、うまい! タケちゃん、素晴らしい ワシ、どや!こんなモンや
足元に転がる真鯛たち ヒデキ爆釣 良く釣ったね
足元に転がる真鯛 久々の数釣りに笑顔のヒデキ 帰港後、クーラーに分ける

お楽しみショートムービー
イルカ・うぉっ〜〜〜ちんぐ〜

タケジ ヒデキ
タケちゃん、鼻血出てないか? あら、この余裕。前回まで泣いてたのに
山本山 BWキャビン
山チャンがボウズなの見たことない 船長も今日は満足。つい下が緩む

(上から続く)

 我々はクーラーボックスを二つに制限したのだが、もはや満杯。いつまでもバケツに突っ込んでおくわけにもいかず、クーラーのわずかな隙間に入れたり、はたまた無理やり突っ込む手段に出た。蓋は限界を超えて5センチぐらい膨れていた。

 満潮の潮止まり、午前9時過ぎ、ヒデキのステラがさっきまでとは一味違うドラグ音を鳴らした。お〜、これはデカそうだ。長年の経験から72.6センチはありそうだ。
 「バラスなよぉ〜」とは言葉だけ。本心は「ヤバい!どこかでプチッといけ!バラしてもイイぞ!」だった。

 ふわっと浮かび上がった白いシルエットはカナガシラよりデカかった。「わぁ〜、今日イチ!」と船長。続けて「あらぁ〜、バイプレーンまで丸呑みしてる」
  船長、メジャー計測の結果、74センチと認定。連敗脱出のみならず、74まで釣りやがった。

 鯛カブラで3枚釣ったところで、ジグにチェンジ。前回、釣果が出たトウキチロウを鷲掴みにした(かつて津軽の代議士にタザワキチロウという人がいたことを思い出す。関係ないか、ゴメン)。
 少し濡れた指先でトウキチロウをつまみながら、スイベルにセットしようと腕を降った時、膝に当たった。ツルッ!あ、滑った、指が。ピョォ〜ン!とトウキチロウがジャンプする。船べりにコツンと当たってワンバウンドすると、チャポン!と海へ。ライフジャケットを着ていないトウキチロウが沈んでいくぅ〜。あいやぁ〜!仕事もしないうちに行っちゃうかぁ〜、トウキチロウ〜〜〜!
 仲間からは「邪魔になったから捨てたのか」とひどい言葉。ううう、あんな値段高いジグを捨てるわきゃないだろ〜。しかもブルーウッズ・オリジナルカラーバージョンだぜ!

 右舷に陣取った山&タケコンビはコンスタントに釣り上げていた。最終的に山チャン12枚、タケちゃん11枚の報告を受けたが、もしかしたら2〜3枚隠してたかもしれない。船首の方々が何枚釣ったかわからないが、おそらく船中でウン十枚は出た模様。

 今日の船長はかなり手を抜いていた。アイコスをゆっくり吸えない辛さからか?
 彼の動きをモニタリングすると、海面に浮いてきた魚を確認後、サイズによってはラインを掴んで一気抜きをやってるではないか。タモ網は持っているのに。タモ網は見せかけか。こらぁ〜〜、ちゃんと大事にネットインさせろ〜〜〜!ガハハ。

 イルカが多い。船の全方向でバシャバシャしている。と同時にベイトのイワシらしき魚がざわついている。イルカ・ウォッチングの船が出ているようだが、釣りをしていれば見たくなくとも見られる。むしろ、イルカが近くにいると困る。真鯛が怖がって散ってしまう。間違ってイルカが釣れたらどうやってタモ網で掬うか心配をしていた自分がいた。でも、賢いイルカは多分釣れないだろ。食べたらクジラみたいな味だろか?と考えたところで、動物愛護団体から抗議を受けそうなのでヤメにした。

 時間の経過と共に徐々に真鯛の活性が下がっていった。朝まずめにはあれほどコツコツ来ていたアタリが少なくなってしまった。そんなタイミングを見計らって、午前10時半「終わりまぁ〜す」コールが出た。いつもは11時終了だがなぜ?答えは二つ。
 一つ目は大漁して全員が満たされたから、二つ目は午後からブルーウッズ船尾にスパンカーを取り付けるため。スパンカー?なに?と思って調べてみた。スパンカーを使うと「同じポイントに滞在する時間が長くなって、ポイントを長く占有できる」とか。つまり真鯛ポイントにずっと居続けられるということか。オオオ〜、そうなると今日の大漁以上が期待できるということか。しゅごい(凄い)!

 ってなわけで、皆、笑顔で港に戻り、帰宅後はゆっくりする間も無く、日頃お世話になった方々へのプレゼントに走り回った。6枚の自分は2枚ずつ3箇所へ配達。ちょうど良い数で助かった。釣るなら6枚だね、アハハハハハ(笑)。


★ return ★