10月12日で60歳。還暦を迎えて最初の釣りとあって、是非とも釣りたいところだ。
　ヒデキと二人で鯛多ニックに乗船し、右舷中央に自分、船尾にヒデキが陣取った。

　出船してまもなく、東の空から朝日が顔を出し、今日は釣り日和になりそうだと思っていたら、西の空に異常が起きた。虹が3本。滅多に見られるものじゃない。ご紹介したいが写真を忘れた（笑）。ただ、地面からロケットでも飛んだような七色の光はうまく撮れた。あと、朝日に照らされた西の雲がオレンジ色というか黄金色に輝き、あぁ〜、これは60歳祝いとして自分を祝福してくれているんだなぁ〜と感激したら、雨がポツポツ、その後、ボツボツとも落ちてきてびしょ濡れになってしまった、トホホ。

　いつも使っているアウトドアにはバッチリのデジカメが修理中のため、高級デジカメを持ってきたものの、雨が降るとなれば話が違う。濡れて故障しては大変なのでしまい込み、スマホのカメラを使ったため、まともな写真は撮れなかった。あとは鯛多ニック船長撮影の絵を拝借して、どうにか今回の釣行記は完成した。

　肝心の釣りだが、ポイント到着して30分もしないうちにボウズ逃れの一枚が出たので気が楽になり、その後もボトム付近でのヒットが続いた。途中まではヒデキと同数で競ったが、その後バタバタと稼いだ彼に追いつくことが出来ず、4対7で完敗。
　ううう、グヤジィ〜！

　何度も言うが、今日は60歳最初の釣行ゆえ、少しは花を持たせて欲しいものだ。チックショ〜。

　なもんだから「あれ？根掛かりか？いや、重いけど上がってくる。なんだろ？」とヒデキは謎の魚をヒットさせ、ラインを回収したところ、あらま、ホタテじゃん・・・レレレ？中に何かいるぞ。
　あらま、コンニチワ、可愛いイッパイダコではないか。ヒデキの自作テンヤを抱っこしたイッパイダコが糸が付いてて引き上げられそうになったもんだから、近くの空になったホタテ貝に避難したみたいだ。
　テンヤを外そうとした時、悲鳴が出た。小さなタコでも逆襲する。墨攻撃だった。

　「いる？」と聞いてきたが「いらん」と返事すると鯛多ニック船長が「オラのクーラーに入れてケロ」と言うことで、可哀想だが夜は船長の胃の中に収められてしまった。

　今日は左舷船首の方が好調でひっきりなしに釣り上げていた。全体で30枚。エビでもイソメでも釣れるバランスの良い釣れ方をしていた。

　と、その時、近頃、魚探反応が良くなかった青森湾東側で、まずまずの釣果が出たとの情報が某Bウッズから入った。待ち望んだ茂浦、浦田、稲生ポイントの爆釣シーズンが始まったかと次回釣行の期待値が高まった。

　この日の模様は鯛多ニックの真鯛アングラーズルームでも紹介されていますので、そちらもご覧になってみて下さい。