2018年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

10/20

稲生沖

快晴 中潮 13:06 6:23 6:00 16:30 8 7

 仙台のみんなと今季最後の真鯛一日釣り。

 あれほど天候に悩まされた春先の釣りと違って、9月以降の後半戦は実に安定しており、今回も荒天の気配が全くない天気予報だったため、一週間前から「出船間違いナシ」とアナウンスした。
 そんな中、gajinさんが膝を痛めて参加が危ぶまれていた。あまり無理はしないで、と言ったものの、昨年に続き今年もTOME組長が10月の釣りに参加出来ず、少し寂しい人数の仕立てになりそうで、焦ってもいた。
 各方面に声掛けしたところ、先月行われた津軽んピックに参加したクラ君からコツコツとアタリが出て、アワセを入れたら、見事にフッキングした。やったぁ〜!真鯛だけでなく、人間へのアワセもたいしたもんだ、自分(笑)。
 gajinさんも「今季最後」というフレーズに黙っていられなくなったか、必死に病院に通い、痛み止め注射を打ったところ、驚きの回復力をみせ、こちらもフッキングした。総勢9名。良かった、良かった。

 ただし、gajinさんには膝に負担がかからないようにと、船尾の釣り座が保証されるアドバンテージが与えられた。しかし、そこは遠慮深いgajinさんのこと。釣れる最船尾はいくらなんでも申し訳ないからと固辞して、船尾から二番目を希望した。結果的にソコで本日最大73センチのデカ真鯛を釣って大正解だった。

 地元のあすぱむ&クラは船首、gajinさんの席を除き、残った釣り座を割り箸による抽選とした。

 その結果は以下の通り。
 右舷船首からクラ、アベ、SIBU、杜の熊、KaS。
 左舷船首からあすぱむ、ケンイチ、gajin、タックス。

 午前5時、青森マリーナを出発した海佐知丸は、ここ最近、活性が上がってきた夏泊半島を目指して東へ向かった。

 6時前、稲生と浦田との中間ポイントへ到着。
 さぁ、仕掛けを落とそうかとしたら、おやおや、波が結構あって揺れがひどい。時々、立っているのも困難なほど大きく揺さぶられる。

 隣のケンイチさんのが「オレ、2回続けて一投目でヒットしてるから、今日もそういきたいねぇ〜」
 「羨ましいなぁ〜、あやかりたいわぁ」と返事しながら、フラッシュテンヤ3号(キャンディーグロー)を底に落としてみた。すると早速、コツコツとアタリが。
 アワセたい欲望を抑えつつ、ジッと我慢したのち、竿を立てた。
 ズシッ!・・ヒッヒッヒ、乗ったぁ〜〜!

 「ズル〜〜い!」の声がどこからともなく聞こえたよ〜な気がする。
 上がってきたのは60に及ばないが正真正銘の真鯛だった。
 ケンイチさんのお株を奪う一投目ヒットに「気持ちイイ〜〜」

 しかし敵(ケンイチさん)もさる者。二投目でヒットさせた。なお、コレはほんの肩慣らしだった。この後、70オーバーの真鯛、76.5センチの座布団ヒラメなど、前回同様の竿頭、12枚の釣果をあげることになる。ケンイチさんのクーラーボックスがもはや鯛で埋まり、ヒラメが入らなくて困っていたため、優しく救いの手を差し伸べた。1時間300円であすぱむクーラーを提供。イヒヒ、儲かった、儲かった。
 自分のクーラーも空きがなくなってきたことから、釣果をわざと制限する作戦に。なかなか出来るこっちゃない。足裏サイズ2枚はタグを付けたのち、リリースした(タグ付けはウソウソ)。

 なお、今回はイソメを1000円準備してみた。一日釣行というロングランなので、普段なら出来ない釣りが試せる。スピンソニックや西田式ブラーを使ってみたところ、白ブラー30gにベタ底でヒットした。少し驚いたが今でも釣れるはずだとの予想で海底に落としてみたが、それが確信に変わった。事実、KaSさんは今だに金の棒ブラー18gで君臨しているのだから、釣れないわけがない。

 そして、もう一つ、チャレンジしてみた。
 軽いジグヘッドでケンイチさんがポンポン釣るのを見せられ、3年前のオフ、必死に作った自作テンヤ(がまかつのレンジスイマー10gに着色したモノ)を使ってみた(2015年2月のHAY参照)。名付けて「あすぱむスペシャルテンヤ:略してASPT)これが驚くほど凄くて、あっという間に3枚を釣り上げてしまった。付近にはホタテのロープがあちこちにあり、それに引っかかると大事なテンヤをロストする怖さがある。でも、ロープは真鯛の餌場になっているので、そこを攻めることが釣果アップの大きなキーポイントになる。安価に仕上げた自作であれば、ロープを怖がらず、果敢にキャストも出来るのだ(愛着はあるが)。

(下に続く)


フォトギャラリー
出発
10月下旬ともなると朝方の冷え込みが身にしみる
SIBUさん真鯛 アベさん真鯛
SIBUさん、お孫さんのために頑張って6枚釣りました  アベさん、デカばらしあったが7枚。遠方のお友達におすそ分け出来て大喜び
gajinさん真鯛
格闘中に膝が痛んだが負けずに73センチを釣り上げました。もはや執念だね
ケンイチさん真鯛
危うく電子タバコを海に落としそうになったが、しっかり結果を出すケンちゃん!さすがだね
タックスさん真鯛
テンヤの先駆者タックスさん
ケンイチさんのヒラメ
ケンイチさん、根掛かりしたぁ〜と悔しがってたらデカヒラメ釣ってました
釣り座
船首の釣り座はこんな感じ。午前中は右側(左舷)が良く釣れて、午後からは左側(右舷)が
あすぱむSPで爆釣 SIBUさんも
あすぱむスペシャルテンヤ(ASPT) ほれ、見てごらん。SIBUさんもASPTでゲット
クラ真鯛 クラソイ
クラ君もASPT ソイもASPT
ブラーでゲット あすぱむSPでゲット
 私は最初フラッシュテンヤで釣ったのち、次は西田式ブラー30gでゲットして・・・  後半はASPTで数を稼ぎました。凄い!ハヅキルーペ!・・・じゃなくて、凄い!ASPT!
お疲れのアベさん 口から貝がたくさん
アベさん、釣り過ぎて休憩  ケンイチさんが釣ったデカ真鯛の口から貝が大量に出てきた
ヒラメで真鯛が見えない
でかヒラメが私のクーラーボックスに間借り。ちょうどピッタンコ
帰港しました
すっかり日が落ちて長い一日釣りが終わった

(上から続く)

 クラ君がイマイチ苦しんでいるのをみて、ASPTを提供してみたら、あらまぁ〜どぉ〜したことでしょ〜、魔法にでも掛かったようにヒット、ヒットの連続。なお、終盤、デカがヒットしてドラグが悲鳴を上げた。ラインが船底を通って反対側に激しく走ったため、船首先端を回って左舷に移動したのだが、やがて強い引きが無くなった。どうやらロープに絡んでしまったらしい。ラインを緩めて真鯛を走らせ、ロープから外れることを期待したが、願い叶わず、泣く泣くラインカットした。アレは98センチか?
 最終釣果6枚。真鯛だけでなく、良型のソイも釣り上げて、実家にもおすそ分けが出来たと大喜びだった。

 クラ君との会話をこっそり耳にしていたSIBUさん。いつの間にやらASPTに変えていた。
 「ヒット〜〜! あすぱむさん、コレ、良く釣れるねぇ〜」と喜びのコメント。自分でもまさかこんなに釣れるとは思っていなかったので、ショージキ、びっくりポンである。この後、SIBUさんはロープに掛けてしまい、ロストしたが、悲しみにくれることなく満面の笑顔だった。釣果4枚。お孫さんへのご馳走になったとのこと。

 アベさん、今回は舌先以上に竿先が絶好釣だった。
 午前中は相変わらずのダジャレオンパレードで会話を楽しんでいた。それでも早い時点で中型真鯛を釣っていた。ところが、午後、ダジャレ疲れでボヤッとしていた時、いきなり竿先が海に突っ込む大物がヒットし、あの笑顔が耐えないアベさんから笑顔が消えた。中腰で踏ん張っていたが、その後「あぁぁ〜〜!!」の悲鳴。痛恨のラインブレイク!もったいない! デカかったなぁ〜、98センチはあったかな。
 アベさんの真剣な顔、初めて見た(笑)。7枚を仙台にお持ち帰り〜(当初、6枚の申告だったが自宅でクーラーを開けたところ1枚増えていた。まさか新たに生まれていたわけじゃなかろ〜)。
 後日「刺身用の柵をピチェットシートでくるんで翌日食したら最高に美味しかったよぉ〜。あと、知り合いに真鯛を送ることが出来、ホッとしたよ」と喜びのメールが届いた。

 不思議なことに、午前中は自分らが陣取った左舷が絶好調。午後からは一転して右舷、と、ハッキリ分かれた。全員に釣果が出て、トータル51枚。最終戦にふさわしい一日となった。外道はヒラメ、ソイ、サワラ、サメ、サバ、カナガシラ、フグなど。

 船尾は自分の釣り座から死角になるため、状況がイマイチわからず、ココで紹介することが出来ない。大きな真鯛が釣れた時だけに限り、船尾に走って写真を撮った。タックスさん、満足の一尾、さすがです。

 午後4時30分。いつものように終了の音楽が鳴る設定をしていたが、その時点でロッドを手にしていたのは自分を含めて3人ほど。他の6名はサッサと後片付けをしていた。たっぷり釣った余裕から、欲が無くなっていた。

 支度が整い、海佐知丸が全速力でマリーナに向けて走った。が、みるみるうちに空は暗くなり、着く頃には真っ暗になっていた。日没16時50分。青森の真鯛釣りも終盤を迎えた。あと一ヶ月、楽しみたい。

 この模様はタックスさんの「Mr.タックスのればたら倶楽部」でも紹介される予定です。釣行記のアップまで、もうしばらくお待ちください。


2018年真鯛釣り、打ち上げパーティー

宴会4 宴会1
宴会3 宴会2
浅虫の常宿で打ち上げ。この場にいて当たり前のTOMEさんが居ないのが寂しい

 17時半、マリーナ到着。
 すっかり暗くなった中、ライトで忘れ物がないのを確認して、常宿のグランドハイアット・ウェスティン・ホテル・アット・アサムシに移動した。途中、東バイパスの「ワ・ラッセ」で宴会用の食材や乾杯用アルコールなどを調達して宿に入った。

 もはや手慣れたもので、各自の役割を淡々とこなして宴会用の会場作りも瞬間的に完成する。会場は、いつも飲兵衛部屋(KaS+あすぱむの部屋)。調子にのれば朝まで開店する危険性のある会場でもある。

 温泉風呂に入る人、すぐ飲みたい人、ひとまず集まる人など、自由気ままに動き回り、新たに会場に人が入ってくるたびに乾杯のセレモニーが起こる。60〜70代がメイン、自分が卒業したことで50代は杜の熊さんのみとなったオールドストロングパワー軍団だが、元気イイ。前の日に一睡もせず、車をぶっ飛ばして青森にきて、船に揺られて魚を釣り、自前バッテリーがゼロなはずなのに、振り絞って(?)グラスを交わす、この熟年パワーは恐るべし。

 もうギブアップしたいと毎回思っているようだが、そうはさせない(笑)。体が動く限り、青森の真鯛に会いに来て貰えるよう、今後もハッパかけていくつもりだ。みんなぁ〜、覚悟しぃ〜や!

 来年は5月中旬、開催予定。


集合写真
一夜明けて、朝食を取ったあと、仙台3台、青森1台の車がそれぞれ宿を後にした

★ return ★