2007年7月の「How Are You!」

掲載日  7/31

 29日、龍飛に行ってきました。午前中はグズつき肌寒かったのですが、到着したお昼頃にはちょうど日が差すようになり、いつもは強い風もだいぶ穏やかになっていました。
 龍飛と言えば「たっぴや」。入院中にいろいろ心配してくれた「たっぴやのかっちゃ」に予め電話したところ、本店から飛び出して、灯台下の「津軽海峡冬景色」歌謡碑へ移動しての出張販売をしているとのことで、早速、そちらに向かいました。季節的にも観光シーズンに入り、お客さんの入りも多少良くはなったようですが、平日は厳しいそうで、私のホームページで宣伝してくれるよう懇願されました。
 てなわけで、龍飛へ起こしの際は一度お立ち寄り下さいませ。「あすぱむ合衆国で見た」と言うと、サービスがあるそうです(笑)。

 さて、当日は竜飛埼灯台の一般公開(無料)が行なわれており、初めて中に入ってみました。見学者はほとんどいないため、じっくり見られるのは嬉しいのですが、それほど展示物がないので、あっという間に終わりです。ただ、灯台のデッキから見た景色はとても素晴らしかったので、興味のある方はご覧になってみてください。9月2日まで、お天気の良い日限定で見学できるそうですよ。

↑大きくて重そうなレンズ ↑自家発電装置
↑歌謡碑付近はアジサイが咲いてました。
 奥に見えるのは帯島
↑「たっぴや」出張販売所。赤い派手な
服の人は、かっちゃ、隣りはお客さんです

掲載日  7/25

 恐怖の雑菌世界に戻ってから2ヶ月が経ちました。幸い、何事もなく順調に経過しています。
 ここ最近、急に猛暑になり、エアコンの効いたところが恋しくなりました。3日から始まった職場復帰も肩慣らしに2時間勤務を三週間続けたのち、今週からは半ドンとなり、8月からはいよいよ8時間労働に入る予定です。一年の休職が、やはり様々な面で浦島太郎にさせてくれました。ちょっとだけ新入社員の時を思い出すシーンもありました。まぁ、なんとか頑張ってエラーをしないようにしていきたいと思います。

 新車ハリアーが20日に納車されました。ただ、翌21日にはカーナビ取り付けのため、3日間、また別工場へ嫁入りし、24日にようやく戻ってきました。やっと自分のモノになった気分です。10年ぶりの新しい車は、やっぱイイですね。なお、今回は初めて希望ナンバーを取得してみました。気分一新と申しますか、生まれ変わった自分に関連づけて、移植した月日を希望番号にしたのですが、思わぬ「おまけ」が付き、一層、愛着が沸いてきました。
 そのおまけとは、番号の前につくひらがなが「ち」になったんです。つまり「血(ち)」のあとに移植月日が続くという、私にピッタシの実にイイ番号なんです。大事に乗っていきたいと思っています。

 今月から始まった駐車場拡張工事もいよいよ佳境を迎えようとしています。家の前は連日、業者さんが出入りして、にぎやかになってきました。これまでにも増築や外構工事などを繰り返し、そのたびに(家を建てた)15年前にもっと考えておけば良かったと悔やむのですが、なかなか将来のことまで頭が回らないのが現実です。
 さて、今回、選んだ工事業者さんが、細かい所にも神経がはたらき、アイデアをたくさん出してくれる人(若社長)で、これといったあてがない状態から白羽の矢を立てたにしては、ベストチョイスだったなぁと思っています。まだ未完成ですけど、良い仕事をしてくれます。完成が楽しみです。

↑新しい物置が本日完成 ↑古い物置は撤去し駐車場に変身します
↑「ち・移植日」の車体ナンバーが付きました ↑私のドナーはセキュリティー装置の取り付け中

掲載日  7/14

 同僚のK君が入院中の私を励まそうとプレゼントしてくれた一つのMLBフィギュアが、すっかり私の心を虜にしてしまい、ボストン・レッドソックスの4選手を一気に購入してしまいました。マニアの間では静かなブームになっているそうで、人気選手のフィギュア(特にヤンキーズの選手達?)は値上がり傾向にあると言われています。

 それまでのボブルヘッドドール(首振り人形)の似ても似つかぬ容姿には集めたいという気持ちが湧きませんでしたが、このフィギュアは非常にリアルに作られているのが素晴らしく、あらゆる角度から眺めては感嘆のため息が出ます。よくまぁ〜、アメリカでこれだけの作品を作れたなぁ〜と感心したところ、中国製だとわかり納得しました。
 ただ、一つだけ注文があります。こんなに精巧に出来ているのにハッキリ言って、顔が似てない(笑)。モノによってはホンモノよりもハンサムだったりもする。しかし雰囲気が最高にイイんですよね。

 釣りや飲み歩きが出来ないので、当分はこのフィギュアに投資をしてコレクションを楽しみたいと思います(笑)。

 なお、コレクション中のフィギュアをMLBページでご紹介しています。こちらをクリックして、どうぞご覧になってみてください。


掲載日  7/9

 8日、やっと、ウチの愛犬が衣替えしました。
 気候も良くなり、暑くなってきたせいで、コロも辛そうにしているのはわかっていたのですが、車で移動するのが大の苦手であるため、カット屋さんに運ぶことが出来ず、伸び伸びになってました。
 お迎えに来た車に乗せるのが一苦労。ケージの入り口を開けて「ハウス」をしたところで、普段からそんな指示をされた事も無いのでソッポ。しかも強引に入れようとすると怒った声を上げて抵抗する。困惑しつつ、なんとかしようとした時、スウゥーッと自分の意志で中に入りました。不思議な一瞬でした。よっぽど毛をカットして欲しかったのでしょうか?
 ま、うまくいき、数時間後の遊んで帰ってきた時の姿に大笑い&大感激。ものすごく若返り、イイ男になったのが素晴らしい。上手にやるもんなんですね。感心しました。

 もう9歳と5ヶ月。人間に換算すると54歳くらい。そろそろ衰えが・・・あ、いや、54歳で「衰えだ」なんて言われたくないですよね。ただ、左の写真を見ると多少くたびれた感がして年齢相応に見えますが(笑)、右写真だとどうです?ハタチくらいに見えませんか?同じ犬に見えないのが恐ろしい、ハハハ。

 感染症が気になるとはいえ、目の前にして知らないフリするわけにもいかず、つい頭を撫でてしまい、あとで一生懸命に手洗いをしてますが、愛くるしい姿を見ていると癒されますネ。

↑アジィ〜と訴えてるのかしらん? ↑それから数時間後、甦りました

掲載日  7/7

 青森市民ホール2階で行なわれた市民公開講座「骨髄移植を知ろう」へ参加してきました。
 この講座には、私がずっとお世話になってきた青森県立中央病院のスタッフや患者・家族の会「まろまろ」のスタッフ等が大きく関わっており、一般の方に対して血液疾患についての理解をしてもらう事を目的に開催されました。

 三部構成のこの講座。第一部では種類の多い血液疾患の中から骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、慢性骨髄性白血病をピックアップしてのセミナー、第二部は血液疾患における骨髄移植の重要性と骨髄バンクの説明、第三部ではドナーと患者からの実体験報告が行なわれました。それぞれ中身の濃い内容で、これまで自分なりに獲得してきた知識を更にパワーアップさせる情報が多く、参加して良かったなぁと思いました。

 心残りなのは、この講座終了後、市内の某所にて打ち上げが行なわれましたが、あいにくアルコール禁止状況にあるワタクシは顔を出すことが出来ず、無念の帰宅を一人寂しくしたことです(笑)。講座の中で、移植後7年になるという“元患者”兼、講師の方が「前夜は少し飲み過ぎてしまい、二日酔いのために本日お話する内容を充分吟味できなかった」とおっしゃっていた言葉が印象的でした。経過が良ければ、また普通の人間に戻れるんだという強い希望を持たせる言葉であり、今後の励みになる言葉でした。

↑受付ではお世話になった看護師さん達がお手伝いをしてました
↑ドナー登録の呼びかけへ積極的に関わった
今は亡きご主人の思い出を語る柴谷夫人 
↑移植現場の看護師であり、骨髄の提供者
にもなったナスノさんが貴重な体験報告

掲載日  7/2

 職場復帰前日の2日、二週間ぶりに診察を受けてきました。採血、及び、胸部レントゲン撮影による肺の状態に悪いところは見当たらず、先生も復帰には太鼓判。ただし一年のブランクはさまざまな面に影響が出ているだろうからと、くれぐれも疲れには気をつけるよう言われました。

 今の時点での不都合面は以下です。
 ・爪の生え変わりによる荒れ   ・味覚障害
 ・背中と胸の発疹        ・皮膚、眼、口中の乾燥

 爪は下の写真の通り、移植後からの新しい爪がどんどん生えてきて、古い爪がヒビ割れてはがれやすくなってきています。何かに引っ掛かったりすると強烈な痛みを伴って割れたりするので、テープを貼ってみたり、マニュキュアで固めたり、いろいろ工夫してみました。すべて新しい爪になってしまうとその必要もなくなるのですが、まだしばらくはマニュキュアを塗らないとダメみたいです。決して、ニュー○ーフに目覚めたわけじゃございませんので、変な目で見ないでくださいね。

 味覚障害はどうしようもないです。何を食べてもおいしさがわかりません。そもそも唾液の出が悪いため、口の中に入れたモノがパサパサで水でも飲んで流し込まなければノド詰まりしそうなほど乾いているのが味覚にも影響が出ているのかもしれません。全くコレが出ない人もいますし、私のように悩まされ、それがしかも数年続くケースもあるそうで、一日も早く味覚が戻ってくれることを願ってやみません。

 発疹は退院してから顕著に出始めたGVHDですが、多少かゆいくらいで、さほど辛くはないので歓迎しています。

 乾燥傾向については、特に目の乾燥、つまりドライアイには注意を払わなければなりません。ドライアイ状態を放置すると角膜にキズをつけ、最悪な場合は失明もあり得るため、眼科から処方された目薬は一日4回、しっかり差していこうと思ってます。

↑古い爪がささくれのように剥がれます ↑マニュキュア塗り、楽しいわぁ〜ん。貴方もどお?

掲載日  7/1

 七月になりました。いよいよ3日から日勤で職場復帰します。楽しみなようで、不安も・・・。当初、自宅療養一ヶ月はたっぷり時間があると思ってましたが、終わってみると、あっという間に過ぎてしまいました。

 この一ヶ月間はやることがたくさんあってバタバタしました。新車購入もバタバタの一つの原因です。新しい車は入院中からずっとずっと考えていた事であり、退院するための大きな励みにしていただけに、気持ち良いバタバタでした。何度、入院ベッドの上で新車のハンドルを握る夢を見たことか(笑)。

 予め想定していたシナリオ通りにセールスとの交渉もうまくいき、満足のいく契約になったと思ってます。ただ、納車まで約1ヶ月かかるとのことで、職場復帰までには間に合わず、代わりにディーラーが用意してくれたのが下写真の右下、トヨタ・プラッツ。しばらくはこの車で通勤します。代車とはいえ、ようやく自分の足が確保でき、行動範囲が広くなるのが嬉しいです。

 さて、駐車場確保のための工事をすることになりました。下の写真がどのようになるかはご想像いただくとして(大体、想像はつくと思います)明日2日から我が家の前で工事が始まります。ご近所の方々には騒々しくなるので、この場を借りてお許し願いたいと思います・・・・って、誰も見てないか?
 これにより一時的に愛犬は裏の庭に移され、いつもの道行くモノへの反応が出来ず、妙におとなしくなってしまいました。二週間ほど我慢してもらいましょ。なお、現場から出るほこりには、充分、気をつけなければいけませんね。まぁ、そんなに出ないとは思いますが・・マスクは厳重に付けます。

 話変わって、三日前に診察を受けた眼科で先生の一人がはしかに罹っていたことがわかり、患者への感染を心配するニュースが、今日、テレビで流れました。オイオイオイオイ、マジかよぉ〜と声が出たものの、以前、入院中にはしか感染について主治医へ尋ねたところ「心配ないでしょ」とお墨付きを貰ってたので信用して安心していますが、それにしても、入院中はノロウィルスで大騒ぎになり、今度ははしかと、身近なところでいろいろ起こりますね。先月の26日付けの新聞では、はしかの流行が全国的にピークを越したと伝えられていた矢先のニュース。ノロウィルスの時もそうでしたが、忘れた頃に騒ぐ「流行遅れ」が我が病院の特長と言えますね。

↑愛犬コロは引っ越しです ↑職場復帰は代車で出勤

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