2002年の黒鯛釣果(7月5日)

日 
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
7/5
下北・鯛島
曇り 長潮 11:14 5:23 4:30頃 14:00 1人? 1
 前回釣行で非常に強力だったボウズ菌をやっとやっつけ、今回は多少、楽な気分で、午前0時、家を出発。
 途中、映画「エクソシスト」のような神秘的な濃霧に見舞われ運転に気を使った。また川内町付近では突然、ヤギのような動物が道路左側に現れビックリ。野生のヤギ?それとも放し飼いされたヤギ? 困るよな、ペットはちゃんと繋いでくれないと…。
 下北地方に進むにしたがって霧は更に濃くなり、漁港に着く頃は最高傑作の霧だった。午前3時の出船予定なため辺りはまだライトが必要なほど暗い。出船できるかどうか不安な気持ちで到着を待った(我らが船は隣地区の漁港から来る)。
 しかし待てど暮せど船は姿を現さない。3時40分、ようやく到着し、早速、乗り込む。遅れたのは霧が原因らしい。
 今日も鯛島。縁起を担いで、また鯛島。島が見え、目を凝らすと既に2人が竿を出していた。前夜からの泊まり込みをしているらしい。同行のN氏にどのポイントに入るかを尋ねると「いつものポイント」と返事が返ってきた。私は密かに思い描いていたポイントに行こうとしたが、そこは風が正面から吹きつけ厳しい。船長とも相談した結果、鯛のシッポで釣ることに決定
 ココで竿を出すのは初めてである。手前に藻のようなものが繁茂していて、多少、取り込みに注意が必要そうだが、まずは釣ってから考えることにして準備を始めた。開始直後から25センチほどのアイナメが良く釣れる。更にクジメ。こいつなどは一休みしようとして針先を海の中に入れておいたところにきた。釣るつもりで無い状況でなにも食って来なくてもいいだろ〜に。(↓下に続く)
フォトギャラリー
↑反対側(画面右側)の海は白波が立ち、風も真正面。釣り座を構えるには、こちらのほうが安全だし、楽。 ↑ココがシッポ。右側に見える低めの磯が今回のポイント。コンクリートの道を歩いて行くので歩行も楽だが、最後に磯場に降り立つには段差があり、あるモノが必要。さて? ↑アイナメに何度か遊ばれ、ウキが沈むと「またアイナメか」と思ったが、連続して突っ込む手応えに「本命だ!」とニンマリ。良く引きました。41センチ、やったぁ〜!
↑精悍な顔。背びれをピンと立てた姿カタチは実に逞しい。デジカメで超アップ写真を取ろうと近づいたら大暴れされ、カメラに塩水がかかってしまった(笑)。ビックリした。 ↑上写真のクイズの答えを発表します。正解は脚立。別にコレは私が自宅から持ってきたものじゃありません、船長の備品です。また白い点はカモメの糞です。 ↑青森市浅虫。家まであと40分ほど。途中の横浜町付近では眠かったのなんの。不思議なもんです、この辺になると目はシャキッとしてるんだから。
 (↑上から続く)午前7時頃、背後から突然、声が掛かり仰天する。振り向くと、いつもの釣り仲間。下北は下北でも九艘泊に行ってるはずの彼らがなぜココへ? 聞くと一緒に乗船した人が鯛島に降りたためつられて降りた、とか。船からさっき見えた2人は彼らだった。

 さて本命は午前8時にやってきた。それまでアイナメに遊ばれ、またそれかと思ってリールを巻くと、グイグイと引っ張った。釣れてから考えると思ってた藻の存在がココにきて邪魔になる。竿を立ててなるべく遠くで浮かせ、抵抗力を無くして、タモ入れしようとイメージしたが、本命はなかなか浮き上がらず、手前左の藻の中に隠れようと必死に突っ込む。しかし、慎重なやり取りに徹した結果、どうにかタモ入れに成功。手応えがあったため50センチ近いのではないか?と一瞬思ったが41センチだった(笑)。連続で釣果があったことに感謝感激。ボウズを逃れたことから残りの時間は必死にならずに済むのが実にイイ。長潮と聞くと気分的に少しテンションが下がるが、釣果が出ると単純なもので「潮周りなんて、あまり関係ないジャン」と思う。実際、この日は島のあちこちでトータル20枚チョイの黒鯛が上がったことから(サイズは47,45,41センチなど約3枚他、30前後が多数)サイズは別として“長潮”でこれだけの数が出るとやはりそう思ってしまう。

 帰りはルンルン気分。今回の魚は応援してくれてる人に届けたかったので家路を急いだ。ただ、睡魔の来襲が予測できたため、ローソンでメンソール入りのガムやアメ、そして冷たいアイスを買い、車中では新調なったカーナビでCDをガンガン鳴らし、対策を練ったつもりだった。ところが車を走らせて約1時間半。単純な直線道路でアップダウンの続く横浜町付近で、やはり眠気が来た。目の焦点が合わず、モノが二重に見える。ヤバイ! 一人の運転は気楽ではあるが、相手がいないだけにすべてが自由、フリーである。よほど車を停めて休もうかと思ったが、野辺地町に入って右折、左折を繰り返してたらスキッと冴え始めた。不思議な事に以後のドライブはまぶたが重くならなかった。気をつけなくちゃ。


Return