2019年のタラ釣行記
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

2/16

宮古沖

晴れ 中潮 11:05 5:30 6:50 10:30 6 14

 昨年同様、夜8時就寝→11時起床→午前0時自宅出発のはずだったが、時計を見誤って10時に起きてしまい、更に近所で除雪ブルの音が聞こえ始め、巻き込まれては遅刻するので11時半に自宅を出発した。

 青森市内はつい三日前にメーターオーバーも時間の問題と思われた「積雪97cm」に達し(タラじゃないよ、雪です)、幹線道路脇は雪だらけ。待ち合わせの三沢市までの80kmを夏場のようにスムーズに走れないケースを考えて、移動は余裕を持たなければならない。

 意外にも国道4号はしっかり除雪されていてところどころ乾燥していた。さすが国道。

 トハナ邸にオリさん、S木さんが集結した午前2時、出発した。
 トハナ様のラグジュアリーカーに乗せて貰ったので、最初は彼の話に付き合っていたが、八戸を過ぎて岩手県に入ったあたりから、運転手を差し置いて仮眠に入った。おかげさまで宮古はあっという間に着いた。

地図5時過ぎ、第二青龍丸はリアスハーバー宮古を出港し、50分ほどかけて重茂半島の東側ポイント(赤い丸印)に到着した。

 天気は雲一つない快晴。気温0℃、西寄りの風7〜8mか。多少、うねりがあって船が左右に揺れる。真冬の釣りゆえ、ヒートテックやホッカイロ、暖かい帽子やグローブを身にまとって準備万端。ところが、やがて汗だくになる。

 開始早々、右舷中央のS木さん、オリさんにヒット。もちろん元締めのヒットマンさんにも。そしてトハナ君、そして自分にも。
 最初の一発目やその次は気分良く上げるものの、これが連続でヒットするとなると話は変わってくる。

 タラの重みに300gのジグが加わり、100mの底から上げる作業はまさに肉体労働そのもの。箸より重いモノを最近持ったことがない自分である。古くなったケータイのように体力バッテリーの残量がたちまち20近くまで少なくなってしまった。ケータイとの違いは、少し休むと20の残量が35ぐらいまで回復することか。

 最悪なのは、ありったけのパワーで上げてきたタラが捕獲直前で外れた時。今回、バラシが多かった。5〜6回はあったような気がする。失った辛さより、ひどく疲れた果てに逃したショックが大きかった。

 寒さしのぎのためにつけていた帽子やグローブは、あまりの暑さにとても着ていられず、脱ぎ捨てるハメになった。ホッカイロなんて無駄。ブーツとズボンのポケットに入れたホッカイロは邪魔。こんなもの準備するんじゃなかったと後悔するほどだった。

 底取りして20mほど上げて、再び、底に落とすのを繰り返していると、ヒットマンさんが「底から上、2m付近で止めて、あとはそこでシャクってるだけでイイヨ」と言った。
 えええ!マジか?20m巻き上げること無かったのかぁ〜〜!

 早速、試すと、大正解。くるわ、くるわ。ヒットの連続。昨年の入れ食いが今年も再現された。船上に上がったタラは、イカやイワシ、カニなどを口の中から吐き出した。うっわぁ〜〜、コイツ、貪欲だなぁ〜。

 時には腹や目玉にヒットする、スレ掛かりも多かった。底にはタラがひしめき合っているようだ。こんなに連続すると辛い。徐々に腰が痛くなってきた。ヒット中に一休みしたり、ゼーゼーと息絶え絶えになってリーリングする姿はとても見せられたモノではない。

 今日は少なくとも友人AとBに2本ずつ、そして自分用に1本もあれば十分、合計で5本のタラが欲しかった。比較的、早い時点でノルマを達成し、もうイイやと思ったが、それでもヒットするので困ってしまった。贅沢な悩みであるが、釣り上げたタラは浮き袋がもう口まで出ていて、リリース出来る状態で無いので持ち帰らなければならない。釣りよりも、あそこと、あそこに持っていくかと考えている間にヒットする。9本まではカウント出来ていたが、その後は体力消耗が激しくて計算能力がフリーズしていた。

 みんなのクーラーが満杯になったので、我々のリクエストで船長に「もう早上がりしてもオッケーです」と告げたが、船尾のお客さんが違う魚種に挑戦していたらしく「次のポイントに移動して、それで終わりにする」と返事がかえってきた。既に心は港に戻ってラーメンを食べている姿を描いていたが、もう一踏ん張り。ココでも1本ほど追加して、体力が切れたところで終了。
 (苦しみが)終わってホッとする釣りはタラ釣り以外無い。

 クーラーボックスはパンパン。入りきらなくなったタラは船酔いで少しダウンしたS木さんのクーラーに突っ込んで急場をしのいだ。港に戻ってからもトハナ君に数本、お願いして引き取って貰った。よって、正確ではないが、本日の釣果は14本くらいにしとこう。昨年の爆釣以上に今年はもっと釣れて記録更新となった。

 港に戻る際、電動リールで釣っていた船尾の常連さんと会話したら「20本以上」、もう一人の方が30本は超えていると聞かされビックリ。第二青龍丸のブログを見ると「108匹」との釣果報告がされている。うむ、確かに良く釣れた2/16だった。


フォトギャラリー
ヒットマンさん 自分
ポイント移動中のヒットマンさん 自分はお決まりの「こんなの釣りたい」ポーズ
他3人 入れ食いのタラ
左からオリ、トハナ、S木の各氏 クーラーに入りきらないタラ
S木さんが開始早々ゲット トハナ君もゲット
S木さんに開始早々ヒット トハナ君もヒット
オリさんゲット ポイント移動中
7時45分、オリさんに本日最大のタラがヒット 日が出たので寒さを感じなかった
重茂半島
重茂半島の北端が見える
メタルジグ 帰港しました
本日の仕掛け。
この2つのメタルジグとタコベイトだけで十分だった
第二青龍丸。優しい船長さんです

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