2005年の真鯛釣果(10月7日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
10/07
横浜沖
晴れ 中潮 5:26 11:14 5:15頃 11:00 7 1
 実釣開始時にドォ〜ンと来る源氏ケ浦での真鯛釣り。今回もまさにその通りだった。港を出て、約15分。ポイントに到着して、のしに船を係留し「いいよぉ〜」の合図で一斉にキャスト開始。まもなくして、コンコンと軽いアタリがあって、少なくとも海の中には何かしらの生き物がいることを実感する。朝一のコンコンアタリは、一番、心拍数が高まる。だって、釣りは時間の経過と共に海の中の情報を少しずつ把握し、内容によって作戦をあれこれ変えるものだが、朝一というのはなんの情報もないため頭の中は真っ白な状態である。つまりアタっているのは本命だとすべて思い込んでしまう。だからドキドキするのだ。でも、いたって結果はガッカリする事で落ち着く。

 今日のコンコンは、どっちかな?
 前アタリの後、ゴォォォ〜〜と引ったくり、ドラグはジィーーーーと出たまましばらく耐えるしかなくなった。敵は船の真下中層でヒットし、船底を通って反対側へ横に走った。あまりの走りにスプールからは次第に煙が出始め……ウソ、ウソ、大物だと容易に判断できた。バラさないよう、アワセもちゃんと入れたから、しっかりランディングしたい。怖いのは、何よりもバラシだ。ただ、あまりにも横に走ることから、船長が「真鯛か?ブリでないべな?」と言う。必死でハンドルを巻いていると「どっち?」と聞いてきた。もはや、会話する余裕が無かった(笑)。「う〜〜ん、わからない」と無気力な返答。だって、ブリ・ファイトは未体験なので答えられないのだ。4〜5分のやり取りの果てに、敵はやっと観念し、姿が見える水深まで浮いてきた。ブリ?タイ?ブリ?タイ?どっちだ?

 オォ〜、真鯛だぁ〜。でかい! 誰かさんの決めゼリフじゃないが「やりぃ〜〜」と心の中で発してみた(なお、幸丸BBSでは「やりぃ〜」の元祖JIMさん(村田基さん)から10/6にメッセージがアップされています)。なんと、開始からわずか15分でノルマを達成してしまった。一見して、70近くはありそうだ。自己記録更新か?とワクワクしたが、船上で測るのは遠慮して、次の釣りを継続。水入りのバケツに頭から突っ込まれて、尾びれをフレーフレーしている(ように見える)姿を見ると、やはり大きい。船長に「この前も朝一で釣れて、あとはダメだったんだよな。あのパターンにはなりたくないな」と言うと「よくあるんだ、そのパターン。そうならないように」と返事される。だが、結果的には、そのパターンで終わってしまった、ガクッ!これが今後の課題だろう。

 さて、話はさかのぼって、今日は午前2時半に起きるのが辛かった。源氏は相性が良いので(この時点で2戦2勝)ホントはドキドキして眠れないようなもんだが、近頃は慣れも出て、心に余裕が出来たのも要因か。あと、寝苦しかった夏場が過ぎ、ぐっすり眠るには最高の秋だというのもありそうだ。やっとの思いでベッドから身を起こし、車に乗り込んだ。この状態が船に乗ったあとも続いていたのだが、いきなりの本命ヒットでようやく目が覚めた。それから、朝晩の冷え込みを実感する季節になった。午前3時頃の気温は5℃。前夜、TVのお天気で言っていたが、放射冷却による影響がシッカリと出ている。船への乗り込み時は防寒対策をし、陽が昇った日中は半袖になってもよいスタイルを考慮しなければならない。気温変化にうまく対応しなければならないのが今の季節の釣りだと言える。

 前回の釣りでは蛍光グリーンがヒットカラーだった。それに合わせて、今回はこれを主にオリジナルチューンナップ(略して「オリチュン」)してみた。とはいえ、マニアックなオリチュンをする人から比べたら、笑われそうなほど簡単ではあるが、ホログラムを貼ったり、ビーズを付け足したりといったごく普通のオリチュンである。でも、それにヒットしたものだから、気分サイコー。たいした事じゃなくても自分なりの思い入れがあって手が加えられたモノにヒットすると、嬉しいもんです。皆さんもやってみて下さい。

 と、その後は船首右舷に陣取った私に対して船首左舷の船長やWさんに立て続けにヒットする。どうして沢山釣れてんのかな?とリグを観察すると二人ともブラーでなく、某ウォーターランド社のバイブレーションというモノだった。色はピンク系……ありゃりゃ、グリーンは今日のヒットカラーでないのかい? 出来れば同じリグにしたいが、持ちあわせていない。ならばと赤のブラーに変えてみた。すると、隣のSさんにヒット。前半では苦戦していたSさんだったが、後半で巻き返して3枚をゲット。他に彼のお仲間が乗っており、会話を聞いてるうちに何か聞き覚えのある話題が出てきた。不思議なもんだ。前回(先月27日)の釣りで一緒に乗ったグループだった。下船をして確認したところ、彼らも覚えていてくれて妙な縁を感じた。

 前2回に比べるとかなりイソメの消費量が多くて、最後まで足りるのかな思えるほど私の仕掛けにも頻繁にアタリがあるのだが、なかなか針をかけるところまではいかない。我慢しきれずにアワセを入れたら、サバがヒットした。ベタ底でサバとは悲しいよぉ〜。またうまくアワセが入いり、ヤッタァ〜と思ったものの、鯛と違った引きに青ざめ、軽々と上がってきて、顔を見せたカレイに慌ててリリース。なぜなら船長から「カレイを釣ったら五千円の罰金を課す」と言われていたからだった。ふぇ〜、危なかった。

 午前11時の納竿で船中19枚、バラシ多数。アベレージ55センチくらいかな?なお、ワタクシの真鯛、計測の結果、ロクキュー、そう69センチでした。うみゅ〜、ナナマルは次回へのお楽しみですな。それにしてもゲンジの真鯛は熱い!

フォトギャラリー
↑ベタ凪、水温21.6度、潮が若干流れる程度でほぼ真下にブラーが落ちていく状況でした。私は今回初めて船首右舷にポジションを取ってみました。サバやイナダ(右下写真)などの青物が活発で、コマセを撒くとたくさん寄ってきた。サバはとても大きくて脂がのっていました。他にデカフグ、カレイなども挨拶に来ました。船長は「カレイを釣ったら五千円の罰金だ」と言うので、私は密かにリリースしました。バレてないだろな(笑)。
↑(左上写真)船尾右舷で釣っていた方に下半身が食われたサバが上がってきて、船中ではサメじゃないかと大パニックになった(笑)。その正体を巡って、現在、幸丸BBSでは議論されていて、サワラではないかということで終息に向かいつつある。
↑ロッキューは今季最大。歴代第二位のサイズ。こんなに大きい鯛が釣れる青森の海を誇りたい。一流の田舎、それは青森である。 (上)真鯛の歯形。人間の小指の骨ぐらいなら簡単に噛み砕くそうです。
(下)うちの板前さん。いつも文句を言わずにさばいてくれてありがと。感謝してます。

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