2006年の真鯛釣果(5月29日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
5/29
平館沖
曇り 中潮 3:41 10:14 4:00頃 11:30 7 0
 前回の強烈な釣果が忘れられなくて、夢よ再び!とばかりに挑戦したのだが…。

 須藤船長からは、アレ以来(5/23)も相変わらず好調である情報が寄せられ、この日を楽しみに待った。しかし、前日より天気が崩れ始め、予報では「曇り一時雨」。波の高さ2mのち1.5mと、若干荒れるのかと思ってハラハラした。なぜなら、今回、私の友人M氏が真鯛船釣りデビューを果たす予定だったからである。かねてより釣りをしてみたいとリクエストされていたものの、楽しい釣りを保証できず、誘いにくい面もあったのだが、前回の爆釣で勢いがついた。今なら釣れる・・・のでは?と思い、ついにデビューとなったのだ。ただ、いきなり船に乗るというのも厳しいかという不安もあった。雨&波高2mは少し心配である。

 仮眠から目が覚めて、ネットで海況をチェックすると、龍飛崎灯台の風が極端に下がり、べた凪状況になっていた。今日はいけそうだ。

 午前1時、燃えるM氏を拾って、港へ走る。タックルは私のサブタックルを提供したが、ウエアなどは自前のモノを用意してもらった手前、是非、釣らせたい。船長に「昨日は荒れたけどたくさん釣れた。早上がりしたがお客さんも大喜びだったよ」と言われて、いっそう、鼻息が荒くなった。小一時間で到着し、車外に出てみた。風はそよ風、波も穏やか、まさにデビューにはうってつけの天気になっていた。

 午前3時半、出港。今日は月曜日にも関わらず、真鯛狙いの船が多い。水深50mラインに到着し、スタートフィッシングとなった。船首に陣取った我々は左右に分かれ、探りを入れる。朝まずめが要注意だよと伝え、気持ちを集中していたところへ、船尾右舷2名が早速ヒットした(のちに1名バラシ)。ほらぁ〜、来たぁ〜とばかり、次は我々の番だと思って、心の準備をしたが、竿はまっすぐなまんま。続いて船尾左舷でも1名ヒット。ん〜〜〜、やるジャン、などと余裕をかましていたのだが、結果から先に話すと、本日のヒットはほぼこれっきりで終わりだった、トホホ。午前の部の地合いは、この時がすべてだったということになる。

(下に続く)

フォトギャラリー 
↑カレイとアイナメのダブルヒットも真鯛の一匹にはかなわない
 (右上写真)漁船が巻き上げた網にはたくさんの真鯛が入っていた。根こそぎ、獲られたか?(笑)
 (右下写真)波は穏やか、日差しはきつくなく、あとは本命が来るのを待つのみ
初釣行のM氏には真鯛釣りの楽しさを味わって欲しかったが、思い通りにいかないのが釣りの難しいところ
 (上から続く)

 遠くに目をやると、バンドウイルカが朝の体操をしていた。2〜3頭が1グループになり、編隊泳ぎ?を4カ所ほどで披露していた。これについては、魚が逃げるという論と関係ないという論があるが、本日の場合は前者だった(笑)。イルカが見えてからはパタリと真鯛のアタリが消え、誰の竿も弧を描かなくなった。ただ、釣れない所為をイルカのせいにするのも可哀相なので、他の原因を探るとすれば潮の流れにあると思う。
 開始時はいつもの通りにパラシュートアンカーをうった。連日の釣り船操船でお疲れの須藤船長は、船内の仮眠室で一眠りし、我々はあとは爆釣すればいいだけなのだが、船首前方にあるべきパラシュートがしばらくすると左舷側へ直角といってもいいほどになってしまった。潮が止まってしまった証拠である。

 時間ばかりが過ぎて、午前11時半、納竿。これを最後に私は真鯛ではなく病魔と戦うことになった。


★ return ★