2008年の真鯛釣果(7月21日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
7/21
平舘沖
曇り 中潮 17:34 11:19 11:30頃 17:30 7 0
 小泊→裏龍飛・・・と来て、今回は平舘。
 平舘と言えば、2006年6月の、あの爆釣が頭から離れない。その場所に戻ってきたのだから、胸が高鳴らずにおらりょか。この地域、一時は良いハナシがなかったのが、近ごろ上昇傾向にあり、型も大きいのが出ているとのことで、条件はもはや整った。

 今回も午後船は人気が低く、出船が心配されたが、須藤船長の取り計らいで午前のお客さん7名がそのまま乗り、合計8名での出船となった。これまでは好天に恵まれ、穏やかな海況の中での釣りが出来たが、今日はヤマセが少し強く、船の揺れも大きい。これに雨が混じれば2年前の再現になるのだが・・・。

 平舘漁港を出て東に約15分ほど進むと、黄色いブイが現れた。かつての釣行時での記憶がないことから、新しく設置されたモノと思われる。これが目印になっているようだ。

 最初のポイントではアタリらしいアタリが無く、お通夜を行なってるがごとく船上はシーンと静まり返ってしまった。釣れない時の常套句だと指摘されるのを覚悟の上で言うと、潮の流れが悪い。パラシュートアンカーで船を流しているのだが、ほとんど動かず、潮止まり状態だった。背後の方は「こりゃ、2時まで動かないな。それまで休憩だぁ〜」と昼寝してしまった。

(下に続く)

フォトギャラリー
↑ポイントまで約15分、ワクワクのひととき。カナガシラが釣れた
↑午前の部では大物が釣れていた。H山さんの65センチ真鯛。他にも5枚ほどの真鯛は、大満足の釣果
↑こちらも午前中に67センチのデカ真鯛をゲット。午後はサバ釣りで気分転換
↑コレを見たら、主治医は釣り禁止令を出すかも知れない。
 が、ちゃんと許可を貰った上で釣りをしている
↑この景色を見ると、辛く長かった闘病生活を思い出す。
病室の窓から遠くに望んだのが電波塔だった
 (上から続く)

 バンドウイルカが釣れない我々を励ますため挨拶に来た。イワシやサバなど小魚の後ろを追いかけて食べているのだ。よって、励まされるというよりは、海の中がかき混ぜられ、怖がった魚達が散っていなくなってしまう危険性のほうが高く、厄介なお客さんである。真鯛でさえも穏やかな気持ちではいられないだろう。

 3〜5頭が1グループになって海面から鮫のようにセビレを立てて、豪快に泳いでいく。うんむむ、まずい。至近距離まで近付く事もあり「間違ってイルカを釣らないようにしないと・・・」などと、冗談で言ってはみるが、本当に釣れるのではないかと心配になった。ラインが切れるだけならまだしも、竿を折られたりしようもんなら、泣きっ面に蜂である。
 結局、第一ポイントでは誰も魚のアタリを捕らえることなく、移動することとなった。

 第二ポイント。先ほどより少し北に移動した水深47メートル地点でアンカーをうった。20メートルの宙層に魚の反応が有る。
 その辺りを探ってまもなく・・・コンコンというアタリの後にキューンと竿先が曲がった。
 むむむ?引きが弱い。真鯛ではない。が、時折、ドラグがジーと鳴る。細長い魚体が出現し、宙層の反応がサバだったと理解する。

 続いて、底から少し上を探っていると、激しいアタリ。引きは強いがゴンゴンというアクションが無い。悪い予感がする。何となく、前回の釣りで興“ザメ”した魚っぽいなぁ〜と思いつつ、ココは裏龍飛じゃないよなと言い聞かせたが、ダメだった。予想的中、ネコザメの大当たり!

 盛岡からのお客様は午前の大漁でゆとりができたか、途中からサビキによるサバ&イワシ釣りに変更。8本針すべてに掛かったりすると、竿にかかる重みもハンパでなく、かなり楽しんでいるようだ。

 波も一層高くなってきた事だし、終わりにしようと言うことになった。帰港まで、盛岡グループの方々の釣果を拝見してみると、なんと、クーラーボックスにデカ真鯛がひしめいて入っているではないか。今シーズンの最大釣果だという。朝まずめのほんの1時間ちょっとの間にバカスカ釣れたとのこと。本HPへの写真掲載に快諾していただいたのでご紹介いたします。

 今回をもって真鯛釣りはひとまず休止。8月は暑さも大変なため、ゆっくり休んだあと、9月から再開する予定です。


★ return ★