2009年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
7/26
今別沖
曇り 中潮 5:33 11:44 4:30頃 14:00 9 0
 前回の釣果を撒き餌に仙台に住む仲間達(通称:伊達藩)へ誘いをかけたところ、5名が来ることになり、責任重大となってしまった(笑)。

 グズつく天候が続き、今日も予報は芳しくない。夜中から午前9時まで時折強く降る雨模様。雨だけなら、普段から黒鯛を釣っている人達ばかりなのでウエアもしっかりしてて何も心配することはないが、海が荒れると、船酔いの可能性が高くなり、釣りに専念できなくなることが予想される。幸いにしてネットでは風も弱く、波高も0.5mと安心できるモノが書かれていた。

 そんなところに前日25日の釣果が須藤船長から入った。「40、出たよ」に40センチ?かと思ったら、ひと船で40枚だという。この情報で色めきだった。最低でも30枚は釣れそうだ(笑)。もちろん、伊達藩にも速報を入れたのだが、当然のごとく、青森までの道中は会話がかなり弾んだものになった(らしい)。

 三厩漁港からの出港は午前4時ちょっと(一部トラブルにより、若干、遅れ有り)。既に雨は上がり、ところどころに青空も見え隠れし、海況は申し分ない穏やかさだった。自分は船の中央に陣取り、船尾の皆へ魚探の情報を伝える役目に徹した。
 船長との話で40枚が出たのは朝まずめではなく(朝はわずか2枚のみ)、午後からバタバタと釣れたと聞き、やばさを感じた(笑)。

 潮の流れが悪いらしい。西側(龍飛方面)に流れる時は良いのだそうで、本日の潮はその逆か、あるいは西に流れたにしても弱いので、苦戦の予感。

 前日の船で面白いエピソードがあったので紹介します。
 お相撲さんのような体格の良いお客さん(100キロオーバー?)が二人ほど乗り込み、片方に揃って陣取ったために船が傾いたのだらしく、それにプラス40枚の鯛が水揚げされ、まさに沈没寸前になったのだとか。
 もしあと2枚プラスになってれば危なかったかも・・・(笑:いや、ちょっとだけオーバーに書いてますが、釣り過ぎで沈んだらビッグ・ニュース)。平均体重の方が8名乗船したら、釣るのは船中50枚までですな。一人6枚まで・・・ハハハ。

 (下に続く)

フォトギャラリー
↑出港時は期待に胸が膨らんでいました ↑波は穏やか、あとは釣るのみ、さぁ〜集中
↑午前9時過ぎ、熊さんに一枚目がヒット!
↑TOMEさん、さっきバラシたでしょ、同罪じゃ ↑SIBUさん、頑張ってんだけどねぇ〜
↑鳥山が立ち、海はジャワジャワとざわめいた!チャンス到来
↑鳥山の下に潜んでいた真鯛(二枚目)を呼び込み、見事食わせたテクニック、お見事! 熊さんの独擅場
↑笑顔を見せつつも、やはり無念の気持ちで一杯。次への期待があるから釣りはヤメらんない
 (上から続く)

 なかなかアタリの無い状態が続き、ファ〜ッとあくびが出た時、船首のほうで竿が曲がった。やっと出た。40センチほどか。
 一気に眠気がすっ飛び、気合いが入ってまもなく、竿がしなった。が、やや微妙なドラグの鳴り方である。一気に引かず、ダラダラと出るのだ。フグ?・・・でも、鯛かな?と確信できずにリールを回していた、その時・・・・スウーッと軽くなった。
 あれ?バラシ? ひゃぁ〜。 リグの重みが感じられない。
 ラインブレイクだ。悔しい〜、鯛カブラ泥棒〜!オラの800円カブラ返せ〜! 顔を出せ〜、網ですくってやるぅ〜
 おかしいな、しっかりラインのメンテナンスはして臨んでいるのに、こうも簡単にプッツンするとは・・・。自分の頭がプッツンしたワイ。

 そしてまもなく、キャスト時にまた事件が起こる。300mでも飛ばそうかってんで(ウソです)、竿を振り抜いた時、抵抗が無くなった。あひゃ?なんだっぺ? あらら、カブラが羽根でも生えたかのように勝手に飛んでいくぅ〜。 エエエ〜?またラインブレイク?信じられない。ウソだべぇ〜?フロロカーボンラインに不信感が・・・。こらぁ〜、カブラ!勝手な行動すんなぁ〜! 帰って来い!
 ううううう、これで本日2個目のロスト。

 ほんで、不幸はまだまだ続く。根魚でもいいからアタリを体感したいと底取りしたところ、ドラグがジーーーーーと言い出した。間違いなく地球を釣ってしまった。半分、ベソかきつつ、ラインカッターで根掛かりを外そうと淡い期待をしたが、無情にもプッツン。ギャァ〜、またじゃ!今度はナリマンだでぇ〜。
 余談ですが、つい先日、高校のクラス会があって何十年ぶりかで参加してきましたが、ナリマンと呼ばれていた彼が来て、次第に顔がナリマンに見えてきました・・・・んなわけないだろ! とまぁ、悲しみのクッションを置くためにどうしようもない話を書きましたが、これで本日のロスト3個目。結局、このあとも1個追加して、合計4個のロストは精神的にも経済的にも大きかったです、とほほ。でも、ロストを恐れては釣りがうまくなりませぬ。と書きたいとこだが、果敢に攻めてのロストならまだしも、何でもないとこでのロストは見苦しい。

 さて、午前9時過ぎ、熊さん(ハンドルネーム)に待望のヒット。彼は今月上旬に伊達藩メンバーがホスして行なわれた恒例の「伊達カップ」で年ナシ黒鯛を釣り上げて文句ナシの優勝をしたばかりで、その実力が、この津軽海峡の地でも発揮されたということである。過去にも釣果を上げていることから、真鯛とテレパシーで通じ合う才能をお持ちなのではないかとの疑惑が出てきている。上がってきたのは47センチ真鯛。お見事〜。

 その後はソイ、ホウボウ(カナガシラ)などが少し釣れたものの、本命は来ない。予定では正午までだったが、須藤船長の「釣らせたい」という計らいにより、2時まで延長してくれることになった。この延長戦で爆釣すれば前日の再現になる。期待は高まったが、アタリが来ない。午後1時、鳥山が立ったので、船を近づけてみた時、ヒット! なんとまた熊さんである。うむむ、やるなぁ〜。50センチほどの本命だった。

 青森へ来る時の道中みたいに、帰路も皆が盛り上がって欲しかったのだが、そうはいかなかった。残念ではあるが、釣りの何たるかを良く知っている皆さんだけに、今日の釣りは早く忘れて、次回の釣りに気持ちを切り替えているはず。お待ちしております、秋にまた会いましょう。


★ return ★