2010年の真鯛釣果
日
|
場 所 |
天 気
|
潮回り | 満 潮 | 干 潮 | 開 始 | 納 竿 | 同乗者 | 釣 果 |
4/18
|
小泊沖
|
曇り | 中潮 | 5:56 | 10:49 | 5:30頃 | 13:00 | 9 | 1 |
2010年真鯛シーズンの開幕釣行。これまでは5月中旬から海に出ていたので、今回は「あすぱむ合衆国」史上で最速の釣行となった(かつてカレイ釣りでは3月下旬からというのを経験はしているが)。
よって、ほとんど情報がなく、須藤船長にいろいろ聞いて仕入れた情報では「ポイントは水深70m近くの深場。底で食う」とのこと。70mの深さもおそらく初めて。初物尽くしであるから、釣果は二の次にして、今回は海風に慣れるためのリハビリと思って臨むことにした・・・・なぁ〜んちゃって。 前日までは天気がグズつき(東京では41年ぶりの遅い降雪日に並ぶ)、海が荒れなければいいなと思いつつ、午前5時の出港に合わせて、2時半に自宅を出発。小雨が降り続く中、午前4時、小泊に到着。ココは磯釣りで何度か来ているが、船は初めてなので集合場所がわからなかった。船長に案内役の方を教えてもらい、コンビニで待ち合わせして、車の後をついていったのだが、この方も「詳しくない」と言って、港内を右往左往。すったもんだの末にようやく出船場所に辿り着き、急いで支度をした。時刻はもう出港10分前になっていた。 もう他の方々は配置につき、出発を待つばかり。さぁ〜、どこに陣取ろうかと思っていたら、船尾の左角がポッカリ空いていて、そこにすんなりと収まった。通常、この釣り座は一番先に決まりそうな場所。なんだか妙な気分になった。 ポイント到着までの間、船上のスタンドに刺さった同乗者のタックルを観察してみた。その中の一本にテンヤの仕掛けが用意されているのに目が止まった。今年、流行りそうな気配のテンヤ。早くもそれにチャレンジしている人がいることに関心。 午前5時半。権現崎北灯台の沖合いに到着。プロ野球選手が開幕を迎えるような、そんなワクワクしたものを感じながら実釣開始した。 最初は80gの「青赤テンテン」で試してみる。「青赤」のカラー選択にはワケがあり、購入した海彦つり具店の店主(60歳代:テンテンの制作者)が「みんな、赤とか派手な色のテンテンが釣れるというけど、自分はコレで一番多く釣っている。不思議に思われるが、この食いが一番だと思うな」と言うものだから、それにあやかって最初はコレで行こうと心に決めていた。 底を取り、3mほど上げて、しゃくってみる。テンテンが落ちていく時にはラインにテンションを掛けた状態を保ってみるが、反応がない。魚探には底から10mほど上に反応があるというので、徐々に上げて、その辺りを探ってみたが、アタリが出ない。 (下に続く) |
フォトギャラリー |
↑権現崎の西側沖合が今回のポイント。朝方は小雨も、昼前からは晴れ間が広がってきた |
↑オレンジのテンテンで65センチを水揚げ。右上写真も 右下は、我が真鯛おやすみ中の図 |
↑9名が乗船。意外に寒くなかった | ↑今季第一号真鯛 |
↑青森市中央1丁目の海彦つり具店。オリジナルのテンテンを制作・販売している |
(上から続く) 開始して約30分。自分と同じ船尾で、右角に釣り座を構えた年配の方にヒットした。10分ほど格闘した末、現れたのは65センチほどの真鯛。久しく見なかった真鯛をすぐそばで見られて、やる気に火が点いた。ヒットリグは黄色のテンテン(60gか?)、イソメを4〜5匹付けていた。 エサ付きが良いのか、なしが良いのか、関心の高いところだったが、この時点では半々。 テンテンの色を青赤→赤に変えてみたが、反応はない。他の方には沖メバルやホッケ、オニカサゴなどが釣れ始め、そこそこ、なまった腕のリハビリになっているようだが、こちらはウンともスンともしないため、少し弱気になり始めていた。 開始から3時間(午前8時半すぎ)。この時点でリグを取っ換え引っ換え試して、足元には数種類が転がっていたのだが、その中から再びナリマンをセットして落としてみた。イソメは、しばらく前に付けたまんまで、やや元気がなくなっていた。着底してから「3〜4回巻き、しゃくり1回」のパターンを2回ほど繰り返していた時、突然、ふっ!とテンションが無くなった。フォール中に何かが食った証拠である。 ラインを巻くと、間違いなく、コン!という手応えがある。ラインにテンションをかけながら軽くアワセを入れると、ジィィィィ〜〜〜とドラグが鳴った。間違いない、鯛だ。 ネットインまで約5分のファイト。多少、疲れた。80m以上のライン回収は、結構、疲労する。それにプラス、真鯛の抵抗だから、なおさらである。上がったのは54センチの真鯛だった。今回はわずか5回しかアタリがなかった。うち2回はホッケのヒット。数少ないアタリの中で、この1回が本命だったことに満足。 9時以降は潮の流れが速くなってきて、100gのインチクでも底取りが難しく、左後方に強く流されるようになった。それにオマツリも多発し、状況がだんだん悪くなる一方だった。権現崎北灯台から南灯台までポイント移動してみたが、好転しないまま、午後1時終了。 前日に同じ場所で釣行した方から「手が冷たかった」と情報をもらっていたので、冬用ウェアと手袋を着用して寒いということは無かったのたが、時折、鼻水がツルリ〜ンと落ちた。 |