2010年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
8/17
横浜沖
晴れ 小潮 9:50 3:12 5:00頃 12:00 6 1
 7/5に釣りに出て以降、仕事とプライベートの両面で忙しくなったのと、そしてまた梅雨明けと同時に連日の猛暑に見舞われ、とても外に出る気分でもなくなり、つい一ヶ月半ものブランクが開いてしまった。もし、週一のペースで釣りに出ていたら、すでに50枚は越えていたかと思うと悔やまれる(バギュ〜ン!チュドォ〜ン!ズゴゴゴォ〜ン!)。

 本日も予報では快晴、最高気温30℃オーバーということで、日焼けと水分補給の対策をしっかり取った。事前の情報で、3日前の14日に午前便と午後便合わせて50枚近い数が出たと聞き、これはもしかしたら・・・と大いに期待をしつつ、この日を待った。
 午前4時頃、到着し、準備を始めると、港は結構な西風が吹いており、心配はしたものの、無事に出港。

 当初、あまり反応がなく、首をかしげていた時、自分の両隣で竿がしなった。右手には盛岡からおいでのAさん(50代後半?)。今季はこれが4回目の出撃だそうで、すべて釣果を出しているという。今回も確実に本命を仕留めた。上がってきた真鯛は約60センチ。早々と結果を出すと精神的にゆとりが出来る。結局、トータルで4枚の釣果を出した。
 続いて、左隣のビックさん。前々回の釣りで初めて一緒した方で、お名前の通り背が高い御年配の方。スピンソニックのオリジナル・チューニングで、今回、非常にタメになる話を伺うことが出来た。やっぱ、釣れる人はいろんな工夫をしている。こちらも約60センチの真鯛を釣り上げた。ココだけの話だが、このあと、バラシを4連発し、皆、および、本人の口から「バラシ鯛長」との言葉が出ていた。極め付けは真鯛のスレ掛かり。十分、ファイトしたのち、バラシたのだが、針にはウロコが一枚残っていた。少なくとも口に掛かっていなかったのは確かで、ウロコは取られたものの、命拾いした真鯛は、さぞ焦ったことだろう。

 本日のリグはスピンソニック14g。いつもより流れが速く、なかなかリグが落ちていかずに流される。イソメを4〜5匹、房掛けにして、約20m先へ投入し、ラインにテンションをかけながら、カーブフォールで食うのを待つ。魚探には25m付近に反応が出ているとのこと。ただし、バラシが多いことから、あまり食い気が無いのではないかと話し合っていたその時、コンコンと前アタリが出た。それまで全く竿先が揺れることが無かったので、これにはニンマリ。
 アワセのタイミングを計っていたのだが、アタリが止まり、回収してみた。するとイソメが奇麗に無くなっており、すぐにエサを付けて再投入。
 す・る・と・・・・またまたコンコン。二度、三度と竿先が首を振った時点で大きなアワセをいれた。ゴンと重い手応えのあと、真鯛のファイトが始まった。緩めにしていたドラグを締め直しながら、ハンドルを回し、徐々に獲物との差を詰めていく。八割方、本命であることは間違いないと思うのだが、時として、他の魚が顔を見せることもあるため、ドキドキする。この時間が非常にスリリングで、釣り人を虜にする一番の魅力だと思う。

 何度かドラグを鳴らして、必死に逃れようとする魚の正体が判明する時がきた。海面5mほどでようやくぼんやり見えるようになり、ヒラヒラと回転しながら、白い腹を出して浮かんできた。うん、間違いない、真鯛である。
 船長の差し出すネットに無事収まり、喜びが爆発した。とはいえ、ココ船上では、外見上“平静”を装いながら、フツフツと沸き起こる喜びを抑えた(笑:おそらく、多くの人もホントは大喜びしたいのだが、体面を保つため、いじらしくも普通を装っているはず)。
 船の上のモノとなり、ネットから真鯛を取り上げようとした時、なんと、サルカンの輪からラインがプッツリ切れた。
 あっぶねぇ〜!もし、もっと前になってたら、喜びが一転、悲しみになっていただろう。なにはともあれ、釣果が出たのは嬉しい。

 不思議なもので、幸丸の左舷側に9名が一列に並ぶシチュエーションで、後ろの2名だけに最後まで釣果が出なかった。潮の流れからして船尾が有利なはずなのに、良く釣れたのは船首側半分。釣りってホントわからない。

 この日は竿頭は一人4枚(2名が竿頭)。他5名に1〜2枚出て、船中、約15枚越だった。アベレージは60センチ弱。バラシを確実に獲っていれば25枚以上は出たのかも知れない。

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