2010年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同乗者 釣 果
8/30
横浜沖
晴れ 中潮 6:12 12:05 4:50頃 11:15 7 2
 晴れ、べた凪、これに徹夜(前夜は午前2時までの勤務で、そのまままっすぐ横浜に向った)と来れば、眠くなりそうなもん。ところが、朝飯の“おにぎりジョー(オダギリジョーのボケかましね)”を食べた直後、痛恨のバラシをしてからは目がバッチリになった。
 こいつのアタリがとても明確で、疑いようの無いほど大きくゴゴンと来たので大きくアワセを入れて、ズバッとフッキングを決めたはずなのに・・・ハズレた。

 話は戻って、ドラグの快音に酔いしれ、じっくり料理してやろうと余裕をもって、ラインテンションを掛けたまま、たぐり寄せていた。3〜4分ほどファイトした頃、真鯛も突っ込むだけじゃ能がないと頭を使ったのか、上に走った。一瞬、軽くなったので、糸ふけを無くすためハンドルをグリグリ巻いたのだが、針は外れ、むなしく竿先がピ〜ンと伸び切った。アチャ〜、やられたぁ〜。鯛は、してやったりの顔してただろう、きっと。
 直前にスピンソニックからスプーン10gに変えており、その際、針先を爪に立てて入念にチェックした。若干、甘かったので丁寧に研いだ。だから、刺さりは完ぺきで、バレるとはこれっぽっちも思ってなかっただけにショックが大きかった。釣り上げていれば、スプーンでの釣果第一号だった。メモリアルな真鯛を逃したのも悔しい。

 気分を変えて、純銀ソニックへチェンジ。隣りのISOさんが「ターミネーターみたい」というので、今日から、そう呼ぼう。
 このターミネーター、7月にウォーターランド本社(茨城県潮来市)に行って「他では手に入らない」「スペシャル」と書かれていたので購入したシロモノ。ヘヘェ〜ン、誰も持ってないだろ〜と周囲を見たら、なんと一人が使っているではないか。おかしいなと思って、話を聞くと、近所の釣具店で買ったと聞き、ぶったまげた(笑)。しかも値段は自分のほうが300円も高い。どこかが違うはずと、手に取って宝石鑑定でもするがごとく、目を見開いて見させてもらったが、どう見ても同じ。キツネにつままれた気分で、キャストした。

 午前8時30分。待望のヒット。先ほどのこともあり、慎重に大事にやり取りして、ネットに入れてもらった。サイズ50は合格点。多少、ターミネーター・ソニックへの不信感も和らいだ。

 底にはアジが居て、竿先が小刻みに揺れる。時々、フグも混じり、そこそこ活性が高い。
 陽が昇るにつれて、気温も上昇し、背中がジリジリしだす。最初は爽やかな風もあったのに、次第にピタッと止み、熱射地獄の様相に。幸いにして、操舵室近くに陣取ったため、少しずつ、影の範囲に入り、わずかな影の中に身を潜めて真鯛のアタリを待つことになった。右隣りの船長は「うへぇ〜、あぢぃ〜、たまらね〜じゃ」と悲鳴。でも、そんな中、2枚を上げるんだから、たいした人だ。

 (下に続く)

フォトギャラリー
ポイントに向かう途中、作業船の手前で急ブレーキが掛かり、いきなりフィッシングスタート。
 真鯛は「のし」から落ちる付着物に群がってくるため絶好のポイントとなる。が、今回はノーヒットに終わった
でかい!惜しい!大台に5mm足らずの79.5センチ
↓真鯛にソニックが掛かってない(指の先)?
ちゃいまんねん。コレ、船長のソニックです
 
↑ターミネーター・ソニックでついに仕留めた ↑一瞬、6キロを表示するが、鯛が暴れるための数値。厳正に計測した結果、残念ながらわずかに足りなかった
↑バラしてしまったスプーン ↑ターミネーターに魂が入った ↑ベイトカラー(上)
変わり種ではトリコロールカラー(下)

 (上から続く)

 午前9時40分。2枚目がヒット・・・いや、本来は3枚目だった。小ぶりだが、楽しい引き具合である。するとまもなく、自分のやり取りに「羨望のまなざしを送っていた(キドさん曰く)」船最後方のキドさんにもヒット。自分の鯛はすぐに上がったのだが、キドさんのは、ちょっと違った。冷静沈着な表情のキドさんからは、真鯛の大きさを計り知ることが出来ない。なかなか上がってこないので、もしかしたらとは思うものの、キドさんが無表情なため、こちらも冷静に見守った。ポーカーフェイスで釣りすることは自分には無理だ(笑)。

 随分と慎重な釣りをする方だなぁ〜と思ってたら、浮かんできた獲物を見て、一変した。
 デガイ!バガでがい! 1mにも見えた。6月には78センチを見ているが(自分の獲物でないのが、ちと悲しいが)、今回のもでかい。
 厳正な計測が始まり、認定されたサイズは・・・・・79.5。エエ〜、5ミリ足りないの?伸ばせば、80になるんじゃないの?なぁ〜んてこと野次馬は言ったが、どうやっても80には届かなかった。う〜ん、残念・・・でも、羨ましいよな〜。
 ならば、目方を計ろうか?となり、連敗○録更新中で本来はそれどころでないはずのISOさんがご自分の計量器を出してきた。暴れる魚が時々6キロオーバーを出すが、おとなしくなって、正確に出された数値は5.96キロ。ありゃりゃりゃ、これもまた40g足りないのかい。

 なんとも微妙な、寸足らずの計測結果が出た。キドさんの様子もイマイチ喜べない感じである。ま、これも、目標を達成してしまっては励みがなくなるからという神様の意地悪か?いやぁ〜、記憶に残る鯛を見させてもらった。

 さて、幸丸は今後、ホタテ作業に入るため、平日の乗り合いは休止となる。しばらくは源氏真鯛とお別れし、津軽方面の真鯛を荒らしたいと思う・・・いや、荒らされるのは自分のほうかもしれない。


★ return ★