2011年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
6/18
今別沖
晴れ 大潮 16:53 10:33 12:00頃 18:00 9 0
 午前の部が満杯のため、午後を予約。早朝の釣りは慣れたとはいえ、たまにはゆっくり家を出て、ヘッドライトもいらない明るい昼から船に乗り込むのもイイ。問題は釣れるか、どうか。前回、イソメへの反応が悪くなかったので、ほんの少し500円分、準備してみた。最悪でも、根魚と遊ぼうという腹積もり。結果的にボウズだが、ソイとカレイにはツンツンして遊んで貰った。

 正午の出船に間に合わせて11時頃に袰月漁港に到着すると、すでに飛鷹IIは着岸していた。
 午前の部で釣果が出なかったという情報が入り、少し不安を抱えながら、本日の同行者、松ちゃんと荷物を右舷船尾に置いて、支度を整えた。

 他の同乗者が到着したので、挨拶をかわすと、昨年、一度、一緒になったことのあるITOさんだった。お友達と二人で岩手からの参戦。昨年、自分が情報提供した青森市内の氷屋でたっぷりの氷をクーラーに詰め込んで、準備万端だった。今季は3回ほど通い、もう75センチを上げたという。その他にも、そこそこの釣果を出しており、その腕を少しだけおすそ分けして欲しいなと思った。

 船は袰月漁港から西(三厩方面)に進路を取った。いつもなら東だが、それと逆というのは、何か船長のアイデアがあるのだろう。
 水深50m付近でオッケーの合図が出され、仕掛けを投入すると、前回とはうって変わって、潮が速い。
 60、75、どこまでも・・・と保険会社の宣伝文句じゃないが、底取り出来ない。95ぐらいで、どうにか抑えることが出来た。

 沈黙が続く。と、そんな時、右舷前方で賑やかになった。ドラグは鳴らないが、先調子のロッドがクィーンと曲がっている。大変、良い笑顔の中、上がってきたのはミズクサガレイ。真鯛の仕掛けとは一風違ったモノなので、思わず、目を疑ったら、カレイのテンビン仕掛けではないか。あらまぁ〜、カレイをまず先に沢山釣って、あとで、真鯛にチェンジするという作戦か。やるなぁ〜。そして、真鯛が誰かに釣れたら、自分も変えるという。なるほど、余裕の釣り方である。ジジツ、この方(この方もITOさん)、夕まずめには貴重な本命一枚を釣った。

 カレイが釣れなくなり、時々、クックッと針先が引っ掛かるようになると、ソイが出始めた。ココは根のポイント。ロストに注意しながら、探った。松ちゃんはカナガシラをヒットさせ、今季の初釣行から4目を達成したと少し喜ぶが、やはり欲しいのは本命。いつもより寡黙になってカブラを何度も操作していた。

 移動を数回繰り返すうち、潮が緩くなってきた。60g前後をメインにカブラ、スイミングシンカー、ブラーで攻めてみるが、反応ナシ。ベイトが沸けば、ジグ投入も考えていたが、そういうシーンが来なくて、使えずじまい。
 なかなか船上が沸かず、釣行記の写真もネタもなくて困っていたところ、午後4時、背後で“大きなカレイ”がネットに収まって上げられた。

 いやぁ〜、でかいカレイ・・だ・・こ・・と・・・・・ん?違う?・・・あんれま〜ヒラメでないの。
 何で釣ったの? ん?カブラ? ホントに? 底で食ったの?  ん?結構、上で食った?
 おっかしいな、そんなヒラメいるのかいな?

 計測の結果、68センチ。うまそうだなぁ〜。津軽海峡の速潮で育ったヒラメだから絶対にうまいのはお墨付き。
 重量を測ろうと、貧弱な我が計測器を使ったら、凶暴なヒラメ君のこと、ひと暴れした際に口に掛けたフックを繋いでいたPEラインが切れて測定不能に陥ってしまった。よって、目測で約20キロとしておきます(笑)。

 (下に続く)


フォトギャラリー
ITOさん、外道で68センチのヒラメを釣りました。こりゃ、立派!
CHIBAさん、本日の真鯛第一号をゲット CHIBAさんのオリチュン真鯛ブラー
高野崎灯台(白矢印)の西側一帯が今回のポイントになった
AOKIさん、岩手からお疲れさま ITOさん、後半は真鯛をしっかり釣りました

 (上から続く)

 そろそろ終わりが近付いた午後5時半、船首で本命がヒットの報。シーアンカーの手伝い等をしている方だった。後ろでその姿を見ていて、時折、風が寒く感じる中「ずっとTシャツ姿で丈夫な人だなぁ〜」と噂になっていた。
 すかさず近寄り、決めのポーズをして貰ったところ「あすぱむさん、時々、ホームページを見てますよ」と一言。
 うっへぇ〜、それはそれは、ど〜も、ど〜も。ありがとうございます。お名前は? はぁ〜、CHIBAさんですね。
 自作の真鯛ブラー(表が鮮やかなピンク、裏が白)で釣れた獲物は、さぞ、嬉しいことでしょう。
 おめでとうございます、CHIBAさん。

 さてと、自分の真鯛を釣ってやろ〜かと意気込んでいたら、午後5時50分、隣りの方にヒット。岩手からおいでのAOKIさん。
 「ショックリーダーが短いな」と須藤さんにアドバイスされ、3mにしたところ、ヒットした。今日と明日の二日にまたがって、スケジュールを組み、初日で釣果が出たのは、これまた、さぞ嬉しいことでしょう。AOKIさん、おめでと〜。

 さてと、今度こそ自分の真鯛を釣ってやろ〜かと意気込んでいたら、午後5時55分、AOKIさんの隣りの方にヒット。先程まで、テンビン仕掛けでカレイ釣りに興じていた方(笑)。AOKIさんと同じグループの方である。本日は終了後、外ケ浜町平舘の不老不死温泉に泊まって、明朝の船に再び乗るという。二日間の釣りはお天気にも釣果にも恵まれ、さぞ、良い旅になったことでしょう。おめでと〜。

 って、今度こそ自分の真鯛を・・・と思ったが、タイムリミット。う〜、またも本命逃し。でも、いいや、自分はいつでも通おうと思えば、通えるんだし。他県から遠路はるばるおいでになる方の笑顔を見るのは、嬉しいものだ。次回にまたチャレンジしよっと。


★ return ★