2013年の真鯛釣果

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
9/28
奥内沖
晴れ 小潮 9:25 ---- 5:30 10:40 3 4
 午前5時、気温8.5度、確実に寒い。日を追って、寒さが身に染みるようになったが、青森マリーナは、青森市本町の歓楽街のように沢山の車が一列に並び、出港の準備で賑わい、皆、かなり熱くなっていた。

 今日のブルーウッズ(以下、BW)は一路北上し、奥内沖を目指す。ここ最近、83を筆頭に、78、75など大型が多く出ているから。

 釣り座は船尾右舷に取った。いつの間にかココがBWの定位置になってしまった(※BWの場合、釣り座に関しての取り決めは特に無い)。

 船尾左舷の方はホヤやウニ、ナマコ等を収穫するダイバー。潜った時の海の中について尋ねると、非常に興味深い話が聞けた。
 作業をしていると、ウニの殻などゴミが散らばって、魚が寄ってくる。目の前を大真鯛が横切ったり、周囲をグルグル周回して待っていることが良くあるという。あまりにも夢中にむさぼっていたので、用意していた玉網に入れることを成功させたこともあるそうだ。あるいは、予め準備した針にホヤの切り身を付けてポイと流したら、パクつき、道糸を引っ張った状態(まさに手釣り状態)で海上まで上げたこともあるとか。警戒心が強いと言われるヤツが、こんな大胆な行動をするとは信じられない。人のそばに来ること自体、想像出来ない。

 水深30mともなると、暗くて何も見えないのではないか?と尋ねた。
 「そんなことはない。良く見える。お日様の光はちゃんと届いている」とのこと。なかなか食ってこない時を良く知る身分としては、真鯛の習性が返ってわからなくなる不思議な情報だった。今日は無頓着パターンでいって欲しいところだ。

 水深33mでフィッシングスタート。お気に入りのYO-ZURIのフラッシュテンヤ、オレンジイエローの3号をセットし、餌も同じくお気に入りの「ストロングVS鯛」で今日は勝負を賭ける。

 上層は右手に流れ、どんどん引かれるが、中層から下の潮は緩く、テンションの掛かったラインが徐々に手元に戻ってきた。

 早速、コツコツと当たりが出て胸騒ぎ。まもなくして答えが出た。
 午前6時、ゴツン!と真鯛がヒット。本日の初真鯛なので船長が大事に拾ってくれた。ネットから出そうとした瞬間、針が外れ、オオ〜、やっべぇ〜、船上で良かった。計測の結果、59センチ。
 うむ、今日はいける!これでブルーウッズ5連勝が早々と決定だ。なんでだろ? 源氏ケ浦の幸丸は別格として、他の船ではボウズ当たり前だった自分がこんなにも釣れることに自分自身、戸惑っているが、面倒くさいことは考えず、素直に喜びたい。

 午前7時前、船首左舷の方にヒット。操舵室に遮られ、詳細はわからないがドラグが良く鳴っていることからグッドサイズ間違いナシ。上がってきたのは66センチだった。でかいのが出ると、テンション、上がる。

 午前7時過ぎ、二枚目がヒット。10mほどキャストして、もうちょっとで底につくかどうかというフォール中に、フッと軽くなった。あれっ?何か変?糸ふけを取ろうと軽く巻いた時にココン!と来たので、合わせを入れると、バッチリ、フッキング。先程より手応えはある。62センチ。正直なところ、もう少し大きいかと思ったが、今日は楽しい〜〜!

 (下に続く)


フォトギャラリー
朝焼けと海上にモヤが立ち込める中、ブルーウッズは奥内沖へ突っ走った
50台、60台、70台と続き、次は? 71センチ真鯛の下あごに掛かった親針が曲がっていた

 (上から続く)

 アタリが多い。ただ、鯛の他にフグもいるみたいで、エサの消耗が激しい。「ストロングVS鯛」2パックが間に合うかどうかの心配が出てきた。

 そして本日のクライマックス。午前9時、チョイ投げしたテンヤが着底したのを見計らって、ゆっくりズル引きすると、モゾモゾと細かなアタリがきた。コツ、コツ、コツで合わせると、ゴォ〜ンと強く引かれた。ドラグ音はジジ〜でなく、ジジジジのジ〜〜。
 うむ、頑張れ!ドラグ!
 コレって、もしかしてデカイんじゃない? 鯛じゃなくて青物かサメも想定される。ただ、青物にしてはずっと引かないし、サメにしてはあっちこっちに走らず、下方向にグイ!グイ!と突っ込むため、やっぱ鯛じゃね?と思いつつ、バラさないよう慎重に、かつ、引きを楽しみながら、慌てず急がず、ゆっくり対応した。

 10mのリーダーが入り、船長が「オッ、鯛だ」に「エッ、もう見えたの?」
 オホホのホ〜。間違いなく、本命の鯛だった。

 船長「70いったんでない?」「ん〜〜、いったかな?ギリギリ足りなさそうだけど。越えればいいな」
 メジャー計測すると・・・71! やったぁ〜、ナナマルは久しぶり。嬉しいねぇ〜。船長とガッチリ握手。

 さぁ〜て、と、50、60、70と来れば、次はハヂマル?欲望にブレーキが掛からない。釣り師って、そんなもん。

 終了間際の10時20分、ベタ底でヒット。竿を立てると、ゴゴゴ〜〜ンと来た。うむ、コレもでかいぞっ!・・・・と頬の筋肉が緩みかけた瞬間、スウゥ〜ッと軽くなった。その間、わずかコンマ6秒(笑)。外れたか?と思いきや、テンヤの重みすら感じない。
 巻き上げるほどに抵抗感が無くなりロストは確実だった。リーダーのみ帰還、トホホ。
 テンヤごと丸呑みされたか、フグにちょっかいだされて弱っている部分があったのか?
 エビ餌を付ける度に、リーダーの傷チェックはしてきたつもりなので、相手は夢のハヂマル真鯛だったと思いたい。

 お気に入りのオレンジイエローを今日は2つも失い、ショック。鯛と自分に人気の「オレンジイエロー」をすぐ補充したいと思う。

 港に着くと、船長に写真撮影を求められ、パチリしたのが左下の写真。BW、私のお気に入りの船に追加である。

帰港後の記念撮影 3年ぶりの70オーバーなので、嬉しさのあまり家に帰ってからも写真一枚パチリ

★ return ★