2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
6/17
源氏ケ浦沖
曇り 中潮 18:39 12:19 11:30 18:00 7 4
 2回連続で午後便への乗船である。深夜に自宅を出て朝日が昇るのを見ながら車を走らせるのと違って、若干、違和感を覚えつつ、午前9時に青森市を出た。途中、そふえ釣具店でイソメやエビの餌も買いに立ち寄り、やはり違和感。

 人々が活発に動くようになると、道路も混雑するし、道路工事があって一時停止させられるなど、小さなアクシデントも多い。早めに出たので、早めに着いた。すると、自分より早く到着のヒットマンさんがいた。彼もやはり混雑を計算に入れて出発したら早く着いたらしい。彼と、もう一人のAさんは前日に続く釣行。ある事情があって、必ず釣らなければならないというミッションインポッシブルが課せられていた。とはいえ、ヒットマンさんは既に前日にノルマ達成しており余裕だが、Aさんが悔しい思いをしてて、自分同様、鯛への復讐に燃えていた。

 今日こそは釣りたい。荷物置き場のくじ引きは最後の8番になり、釣り座は船首エリアとなった。
 午前便の方の話で、お立ち台(船首の突端)の釣果が良かったというので、同じ船首グループのヒットマンさんに「最初だけ、お立ち台に上がらせてぇ〜」と許しを請うて釣り座を構えた。ポイントに着くと、潮は船首方向に流れている。オヨヨ、絶好の潮だ。ビック師匠から「お立ち台には一番良い潮だ」と、早速、プレッシャーを掛けられる。

 開始早々、オオウラさんにヒット!スゲッ! この人、今年からトハナ君が連れてくるようになってから一緒に釣るようになったが、ここんとこ、彼がオープニングを飾ることが多く、すっかり私にとってのアイドルになった(笑)。
 鯛の存在が示されたので、キャストにも「力」と「心」がこもった。

 誰のキャストも届かないポイントに「目ん玉オヤジ+エビ」を投入。ラインの角度がそんなに付かない時、ココッとアタリ。
 むっ!コココッ!  むむむっ!コココココッ!  キュイィ〜ン! ヒット!!!
 ドラグも鳴らず、軽々と上がってきたのは30センチほどの塩焼きサイズ。やったぁ〜、型は小さいものの、ボウズ免除となる引きはシアワセ〜。開始して30分も経っていない。ちょっと物足りなかったので、もう一回だけお立ち台に留まることを土下座して、お願いした。
 まもなくして、再び、先ほどと同じポイントでヒット。ほほぉ〜、あそこには間違いなく鯛の群れがいる。さっきよりは手応えがある。中型真鯛(約55センチほど)ゲットで、お立ち台を明け渡し、船尾に移動した。気分イイね、コレって。

 この後、やはり船首側の成績が良く、釣った人は船尾に移るベルトコンベアー方式が行われた。
 船尾に居ても、時計の針で言えば、10時半方向にブンブン、キャストする。誰かがキャストした上に誰かがまた被せるので、お祭りを時々するが、これを嫌っていれば、釣れないし、コレが幸丸の釣りのスタイルでもある。アタリが出たら、それを奪い取るのが幸丸の釣り、ガハハ。なお、決して、皆、しかめっ面して釣りをしているわけでなく、そんな指示が出されるためにこんなキャストになっているってことをご理解下さい。これが普通なんです。

 本日はスピンソニックとテンヤの両刀使い。テンヤといえば秋の釣りだと思っていたが、この時期でもエビを試す人が出現し、釣果も出ているため、源氏ケ浦の釣り事情も様変わりした。ただ、今日だけの釣果を分析すると、イソメのほうの食いが良かったように思う。

 (下に続く)


フォトギャラリー
オオウラさん、今回もファーストヒット 鯛の重みがそのまま喜びとなります
午前便では78.5センチ、6.5キロ(上の鯛)が出てました
 ビック師匠考案の「目ん玉オヤジ」。テンヤの陸奥湾バージョンと言える。今後、本HPで通販する予定ですが、反響次第デス(笑)  これまで源氏ケ浦で定番のリグとして使われてきたスピンソニック。これで4枚目をゲットしました
トハナ君、最大サイズの76センチをゲッチュ 同乗の方の一尾。コレもでかい

 (上から続く)

 船首に向かって、ほぼ真横に潮が流れるため、船を立ててみた。これによって、キャストのポイントが10時半から1時半の方向に変化し、船首が苦戦することになった。また、干潮による潮止まりからか、魚の反応が鈍くなった。

 コココッとアタリが時々、出ても、その後のガブリが無く、お触りのみで遊ばれる状況が続く。
 自分の竿も一度は大きくしなった。アワセが入り、ニヤリしたのに一瞬で口が「ヘの字」に。
 つまり、バ・レ・た。フッキングが悪かったのだろう。
 さぁ〜、大変。幸丸に乗って、ばらすのは犯罪に等しい。銃殺か、絞首刑を覚悟しなければならない。
 オォ〜、きたきた。「こんな時にバラしちゃ、鯛が散っちゃうヨ。ほれ、アタリが出なくなった」と師匠のビ●クさん。この人には、今日、何度、後ろから竿尻をこっそり突かれるイタズラされたものか。だもんで、近ごろ、アタリが出ると後ろを振り向く悪いクセが付いてしまった。よって、アワセのタイミングがコンマ3秒、ズレて、釣果にも影響するようになった。ったく、困った師匠ダ。

 トハナ君はいつも控えめ。しかも初心者がいると、自分のタックル一式や、仕掛けなども無償で貸してくれたりと、サービス精神旺盛。本日の鯛、一枚目を掛けた際、ドラグの音を響かせ過ぎて、上がった獲物も大物とは言えなかったことから、船長&師匠から「オ●ナ締めだろ〜」とイジメられた。まもなくしてまたドラグが鳴り、船長から「ビ●クさん、ドラグ、ドラグ」と指図され、奮闘中のトハナ君のリールに手を入れた。
 いつもより時間掛けて、ファイトしたのち、姿を現わした鯛を見て、ビ●クさんが目を覆った。
 オオオォ〜、でかい! 腹は太く、見るからに重そうなデカ真鯛。もしバレていれば、師匠が弟子から破門されるシーンが見られるとこだった。見てみたかったなぁ〜(笑)。

 エビで楽しい思いができればイソメは無駄になってもイイやと、エビメインでやってみたが、周囲を見回すと、船長以外、ほぼ全員がイソメになっているのに気が付き「ソニック+イソメ」にチェンジ。すぐに結果が出たわけでなく、しばらく沈黙を経験した後に、本日最大の重みを感じる獲物がヒットした。既に数を出していた余裕もあって、鯛の抵抗を楽しむやり取りをしていたら、ビ●ク師匠のラインとお祭り騒ぎをしていた。タモ入れ代500円を船長に支払い(笑:ウソでぇ〜す)、4枚目ゲット。
 船長から珍しく写真撮影を求められ(へへへ)、ポーズを決めてみた(上の写真を参照)。

 午後6時、終了。雨も風もたいしたことなく、そして最も恐れていた雷が鳴ることもなく(前日は深浦町北金ケ沢で漁師の方が落雷で亡くなる事故が起きていた、合掌)トハナ君の76センチを筆頭に船中28枚、全員ボウズ無しで源氏ケ浦港に戻った。午前便でも全員ゲットだそうで、この日は源氏ケ浦で50枚近い真鯛が成仏したことになります。ありがたく「いただきまぁ〜す」。


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