2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
10/13
源氏ケ浦沖
晴れのち曇り 中潮 17:54 12:00 10:30 16:30 7 0

 おそらく今季最後になりそうな源氏ケ浦での真鯛釣行。

 我々(ト花組)は正午からの午後便に予約していたが、午前中のホタテ作業が予定よりも早く終わりそうだとのことで「午前10時集合、集まり次第出船」に変わった。予め、昼食を用意していたためコンビニに立ち寄る必要がなく、自宅を8時半出発、10時現着は余裕だと考えていた。

  ただ、ちょっと気になることが一つあった。
 以前「朝4時集合」に対して3時半に着いたら誰もおらず、後から来た人に「随分、早く来てるんだねぇ」と言われたことがあり「集合時刻に到着すれば十分」と心得るようになっていた。でも、なんとなく「集まり次第出船」が心にピッと引っ掛かっていた。

 途中、野辺地の丁字路交差点で赤信号のため止まっていたところ、右方向からトロトロと通り過ぎた車がいた。気が急く状況で、あのトロさが妙に気になり、青信号に変わり左折して走り出したところ、あっという間に追いつき、しばらく追走させられる羽目になった。法定速度をかなり下回るスピードに「もう少し出してくれても、イイんじゃね?」と心拍数が上昇したが、前車がようやく消えたことで冷静さを取り戻した。

 到着は10時ジャスト。計算通りだったが、既に全員が幸丸に乗り込み、自分を待つ状況だった 。
  じぇじぇじぇ、やっぱり読み間違いだったか。集まり次第の文言が付くと「集合時刻10分前」と考えたほうが良さそうだ。
  車を横付けすると、まるで略奪に遭ったように、仲間がトランクから釣り道具を積み込み、自分は着替えたところで出船という慌ただしさだった。この間、数十秒。まるで売れっ子のタレント並みである、ワァ〜ッハッハ。

 ファンにサインする間もなく(最初っから、そんなのあるか?)ポイントに着き、仕掛け投入。
 すると、突然 、ビック師匠がそばに立っていたのでビックリ。今日のメンバーには入っていなかったはず(笑)。

 「あれれ?どぉ〜したの?」「今日はタモ係と、覚えの悪い弟子の指導のため乗りました」。「うそぉ〜、またいたずらするつもりでしょ」「なにょ〜、失礼な!プンプン」

 「オイオイ、竿先のガイド、おかしくね?」と師匠に指摘され「ん?」

  「トップリングに通っとらんがなぁ〜。リング脇の隙間にライン通す新しい釣りでも流行っとんのかい、われ?」「あれま、ホンマやぁ〜。そんな釣り方、あるわけないやろ〜」「何をそんなに焦ってんにゃぁ〜?」「いやぁ〜、ごっつぅ怖い師匠が隣にいらはるもんで」「アホか!ジブン!そんなことで釣りがでけるかぁ〜!喝!」(途中から、関西弁バージョンに変化しましたが、たまには、こんなのもエエでっしゃろ?)

 今日は、ト・花組(トハナ、オーウラ、イシロ、自分)対デーモン軍団(Joe大魔神、ISO大魔王、&、X)の一騎打ち。別に仕組んだわけでなく、面白おかしくするためのワタシ特有の演出です、ナハハ。

 Xさん(初対面なもんでイジれません)にまず50センチ台が出て、デーモン、50ポイントリード
  遅れてはならじと、キャプテン・トハナがドラグを鳴らした。いいぞぉ〜!と声援を送った矢先に・・・「アッ!」が、こだました。やっちまったな!ふふふ、バラシは重罪じゃぁ〜。皆の目が瞬く間に白へ変わった。 バラシはマイナス100ポイントのため、デーモン軍団とは150ポイントもの差が付いてしまった。

 バラシウィルスは隣のオーウラさんに伝染する。ジーーと鳴ったドラグが、まもなくして竿先がツン!となった。また、バラしたなぁ〜!の鋭い問い詰めに、背中を向けて「違います、あれはフグです」とシラを切る。誰かが「このあと、時化るんじゃないだろな?」と追い打ちをかけた。 ト・花組、ピンチ。250ポイントの差。

 船首から1番目、2番目がバラシて、次はイシロさんの番で、その次は自分か、と計算していたところ、まさにイシロさんにヒット。これがただ者でなかった。自分と全く同じルーファスのロッドが海に突き刺さり、船底を通って、ノシの方向に走っている。
 ようやく上がってきた真鯛はデカかった。70センチ、ジャスト。トハナ、オーウラ、自分らは「ほぇ〜〜〜」 の声しか出なかった。
  タモおやじ・・・いや、タモおじさんがまた酷なことを言う。
  「イシロさん、これ、リリースだね?ちっさいわぁ〜」ううう、これが幸丸ワールドだ!
  伏兵イシロ、70ポイントゲットで、180差に。ん〜〜、イイ勝負になってきましたねぇ〜と、まるで解説者の気分。なにせ、今日は不幸が多過ぎた。自分はオブザーバーに徹する。

 (下に続く)


フォトギャラリー
イシロさん、本日最大真鯛と格闘中 ナナマルちょうどに、大きなどよめきが
2〜3日前は良く釣れたのに・・・ 潮が動かないなぁ〜と、言い訳


 (上から続く)

 次第に北風が強まり、波が出てきた。時化男二人の本領発揮か?と、イジる。
  仕掛けを変えようとクーラー(氷が入っていない空っぽ)に座っていた時、大きな揺れでクーラーが自動走行した。そこに座っていた自分がどうなるか?そう、小学生でもわかる。スッテンコロリン!
 柔道の受け身のごとく、華麗に転がったつもりが、クーラーの蓋に頭をコン!され、皆に笑われた。しかもこれだけに終わらず、リプレイを見るようにもう一回、起こり、最後はエビを付けようとしゃがんでいた時に、不意打ち食らって、またまたひっくり返った。マイナス3ポイント(甘過ぎる、の声は却下!孫と自分には甘いのが常識!と言いつつ、まだ孫は居ません)

 他に、テンヤを入れていたケースが転がって甲板にバラ巻くわ、前方に投げたテンヤがノシのロープに引っ掛かるわ、様々な出来事が自分を襲った。そうかぁ〜、今日は「13日の仏滅」だもんな。

 &さんが「やったぁ〜、本命!」と大喜び。横目で見てみると虫眼鏡で見ないとわからないような3ミリほどの小鯛・・・いや30センチはあったかな、失礼、おっほっほ。釣れない者のねたみだと聞き流して欲しい。デーモン、213ポイントのリード

 それまでリフト&フォールを繰り返してはコツンと来るアタリにアワセを入れていたものの、空振りばっかりで、そのたびに周囲から失笑を買っていたISO大魔王にヒットした。が、軽々と引き寄せられたヤツがまた3ミリほどの・・・いや、またまた失礼、254ミリの鯛だった。大魔王が手にすると、すっかり隠れてしまう。これもまた、釣れない者のねたみである。デーモン、238.4ポイントのリード

 Joe大魔神の様子がわからずリポート出来ない。巨大な大魔王が、&さんと大魔神を「ぬり壁」のように隠してしまう。大魔神とオーウラさんが釣ったので、ポイント相殺で238.4ポイント差は変わらず。

 などと人の釣りをあざ笑っている自分にはほとんどアタリ無く、午後5時、終了となった。デカは我らト・花組が取ったが、デーモン軍団のチームプレイに無念の大敗となった。
  あぁ〜、今季の源氏真鯛には最後まで嫌われたなぁ。

 なお、本日、様々なアクシデントに見舞われた自分を、船長始め同船者が、帰り道で何かが起こらないかと心配をしてくれて「仲間って、イイなぁ〜」とつくづく感じた、イヒヒ(嘘っぽいと、そこのアナタ、言うんじゃない!)。
  幸丸の掲示板で無事に青森到着を報告して、感謝の意思表示を行なった。



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