2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
10/31
茂浦沖
晴れ 小潮 8:25 14:42 6:00 12:30 4 2

 前日昼、とある人物?から携帯に着信有り「ん?何事か?」と、いぶかしがった。
  すると「どぉ〜もぉ〜、明日のウッズに初めて乗ることになりました。出来れば、近い場所でお話しながら釣りをしたいですね〜♥ 新米なのでヨロシクぅ〜」とメールが来た。
  怪しい。中年釣り師をたぶらかして、タックル丸ごとイタダキする新しい手口の犯罪か?

 翌朝、気温6℃の青森マリーナ(正確に言うと、ウッズの船着き場は、青森マリーナではなく青森西船だまりと言うらしい)でメールの主と合流してみた。

 まだ明かりが無いと誰かわからない暗さが残る状況で、主が現れた。
「おはよーございまぁーす」「あれ?出門さん?てっきり・・・」「ひっどぉ〜い。今日はヨロシク」

 なんて創作話で始まった、今回の釣行記。
  出門さんと船尾左舷で一緒に釣る事になった。なお、決して悪い人では無いのですが、当人から「事情あって顔出しNG」だと言うので、体の一部だけ、登場して貰います。

 ウッズ船長、前日の出船で、船首のお客さんがヒットした際、タモ網を抱えて左足を一歩踏み出した時、腰に激痛が走り、病院送りになったとのことで、少し心配された。が、そこはプロ。船代3人分のお金が掛かったコルセットを腰に巻いて、やって来た。

 「おはよっす。大丈夫?」「んー、起きた時、きつかったけど、多分、大丈夫です」「でかい魚掛かったら、タモ入れ出来るの?」「んー、万が一、獲り逃がしても、許して下さい」「なに?」

 午前5時半、西風が強くなりそうな予報だったので、本来、敬遠したい茂浦沖だが、朝方はまだそれほどでも無かったので、ウッズは東(茂浦)に進路を取った。ポイントに着くと、少し波があって、上下動が激しかった。船縁の低い船尾は、足腰で踏ん張りながらのエクササイズ釣りになる。

 朝一、背後の方の竿が大きくしなった。オオ、でかそうだが、ちょっと不思議な引きをする。姿を現したのは70センチのヒラメ。グルメの出門さんが「美味しそう〜」と鼻を鳴らした。

 船上の活性が上がらない。一方、時間の経過とともに青空が広がり、朝方、ブルッと来た寒さが一変してジリジリと暑くなってきた。
  体格のイイ出門さん、自虐ネタを披露した。「寒さを凌げるヒートテックは脱ぐこと出来るけど、我々のような“ミートテック”は脱げないのが実に辛い」 うむ、座布団30枚やれ!・・・ん?でも、認めたことになるからダメか!

 満潮の潮止まりの午前8時半、ボトムでようやく自分にヒット。ジジジジーーとドラグから煙が出そうな強い引きにニンマリ。腰痛の船長に介しゃくして貰った。満足の66センチを写メして、釣友のT君に自慢の即メール。最近、相手が悔しがる事を抵抗無く出来るようになってきた。これも師匠の教えによるもの。
 だが、意に反して、祝福メールが届き、少しやり過ぎたかな?と反省。

 続けて、ウッズのブログにUPされた写真に、同じく釣友Oさんが反応して「釣り過ぎ禁止。呪いを掛ければ良かった」と、期待通りのまずまずのメールが来た、イヒヒ。そうこなくっちゃ。

 (下に続く)


フォトギャラリー
カモメとウミネコ、区別つく? 絶好調〜!
作業船が鯛を連れて来た 出門さん、フ〜・ア〜・ユ〜?


潮止まりでヒット  75センチ釣ったのに顔を出せないので代わりに私が・・・  ヒラメの姿見て、羨ましがる人が多発
左から、鯛、鯛、ヒラメ、鯛、鯛、サワラ

 (上から続く)

 この日、源氏ケ浦で同じように釣りをしている師匠には、どうするか?いくらなんでも弟子のほうからケンカを売る勇気が無く、家に戻り一休みした時点で、丁寧な言葉で問い合わせたら、プライドが傷付く小鯛にショックで、ふて寝したらしい、わっはっは。
  勝った!まずい?刺激し過ぎて、一緒の船になった時が怖い。

 さて、出門さんは格闘していた。何と?サバと。
 笑ってはいけない。奥方から「鯛はもう見るのもイヤ。サバを獲ってきて」との指令を受けたらしく、必死の形相でジグを上下させ、サバを釣っていた。サバと馬鹿にしてはいけない。体長50センチ、体高10センチ強ほどもある、デカサバだから。
 ウッズ船長、ブルブル震えるサバをシメるのに忙しい。新鮮さを保つため、手際良く、頭と内臓をカットして、残骸を海に捨てていると、カモメとウミネコが次第に集まってきた。

 突然ですが、トリビアクイズ。
 Q:カモメとウミネコは、どうやって見分ける?
 A:カモメの足はピンク、ウミネコは黄色、が最もわかりやすい見分け方

 どぉ〜です。勉強になるでしょ。あ、いけね、これ、出門さんからの受け売りデス。

 サバを10本ほど獲ってミッション達成の出門さん、再び、鯛狙いにスイッチを切り替えた。

 船が全速力でこちらに向かって走って来た。うっ、もしかして、我々が今、つかまっている浮き玉の所有者で「ココはダメだ、あっちに行け」ということか?
 前方30m付近で急ブレーキ掛かって、船は作業を始めた。オッ!ラッキー!
 これをチャンスと見た出門さんが、船に向かってキャストした。「近いかなぁ〜、ヤバイか?」などと世間話をしつつ、フォールさせていた時、いきなり、素早い動作で両足を踏ん張った。
  何が起きたの?あれま、魚がヒットしてる。しかも、ハンパなく強い引きだ。
 上がって来たのは75センチ。作業船の集魚パワーに脱帽。だが、この鯛、出門家で歓迎されるのだろうか?

 自分も真似してキャストすると、75には及ばないが本命をゲットできた。凄いネ、作業船。

 だが、幸せは長く続かなかった。わずか30分ほどで船は作業を終え、立ち去ってしまった。アディショナルタイム20分は、再び、静かな海に戻り、12時半、ゲームは終了した。

 ふ〜、明日も釣りだぁ〜。早く、寝よ。


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