2014年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
11/24
茂浦沖
晴れ 中潮 16:05 10:13 6:30 15:00 5 0

 トハナ仕立てで、今シーズンの最終釣行。11月も下旬となると、メンバーの中に荒れ男が居る、居ないに関わらず、海が時化る日が多くなるもんだが、今日はイイ天気で、ずっと海の上に居られたのはラッキーだった。

 6時出船に合わせて、青森マリーナに到着したところ、最盛期の10月のように沢山の車でごった返していたのに驚いたが、そういえば、今日は今年最後の三連休である。納得。
 さぁ〜、みんな、爆釣しよ〜ぜぇ〜!

 ブルーウッズも今日が今年最後の出船とあって、気合い入りまくりである。
 船長イチ押しのポイントに到着し、実釣開始。
 釣り座は船首に自分とビック師匠、船尾にはトハナペア、イシロ、ヒデキ。
 ココはおなじみポイント(水深約50m)なので、いつもの3号テンヤを落としたが、あれれ?ラインが10時の方向に強く引っ張られ、着底まで65mのラインが出た。シャクると、また出る。悩んだ。

 左舷最後尾のヒデキがカレイをゲット。
 「ヒットしたのは、どこ?」「そこ」「あそこ?」「そこ」「あぁ〜、底ね、何号使ってんの?」「8号ッス」「なにょ〜、そんな重いの持ってきてたの?」「へい〜」

 急きょ、サルカンの上に中通しオモリ2号を付けて重量を増やしてみたが、あまり効果ない。そんな時、センシュ船長からスペシャルテンヤがプレゼントされた。手に取った第一声が「ナニ、これ?」。4号のテンヤの上に中通しオモリ4号が二つも付いている。普通に足し算して12号?になるのか?
 これで早速やってみようとしたが、エビを付ける時にハタと手が止まった。自分のエビの付け方は正統でなく、それに慣れてしまったために、どうやって付けるんだったか、忘れてしまっていた。古い記憶を辿ってみて、随分、悩んだ挙げ句、ようやく思い出した。
 急いで、テンヤを落とす。オオ〜、たいした苦労も無く底取りできるジャン。それにしても重い。

 あまりにも潮が速過ぎた。船長「移動しまッス」

 船長お気に入りの第二ポイントか?玉付けして、テンヤを落とすと、あらま、先程とは大違いで真下に着底する。3号でもイケるんじゃない?ってことでチェンジすると、まさにその通り。さっきとそんなに距離が違わないのに、潮の流れの大きな差にビックリ。だが、アタリが少ない。

 午前11時、船長が、鯛将船長と情報交換の電話をしていた、その時、背後の「イタズラ師匠」がジージー音を立てた。ん?・・・目を凝らす・・・あらぁ〜、ロッドが曲がってる〜。
 最近、人目を避ける釣りをする悪いクセが付いて、寡黙にハンドルを巻く姿が多くなった。
 いけませんね、コソコソと釣って、万が一、バラシても何事もなかったように知らないふりする釣り方は。そもそもドラグの音がすべてを物語ってるんだから、無駄な抵抗というもんよ、それは。

 語りかけても無言。カメラを向けると背中を向けた。あらっ?見破られたか?ハサミが見えたな?

 無事、ネットに入って、船上に上がった時の表情は別人だった。目尻が下がりっぱなしで、ニヤニヤしている。吹き出しを付けるならば「イヒヒ、どぉ〜だ、ざまぁ〜みろ!」か? 68cm。まずまずの第一号が上がり、船長、大喜び。他船も苦戦しているだけに、このサイズは“そこそこ”嬉しいだろう。

 ただ、聞き捨てならない出来事があった。センシュ船長と鯛将船長の電話会談である。再現するとこんな感じ。
 センシュ船長「すんません、今、ヒット〜〜!」鯛将「オ!誰?ビックさん?あすぱむさん?」「ビックさんです」「フッ、へば、大丈夫だ。あすぱむさんだば、バラすべ、きっと
 ナニョォ〜〜〜!信用ないんかい?オイラは? むむむ・・見返してやるぅ〜!ガルルゥ〜

 (下に続く)


フォトギャラリー
茂浦沖は賑わっていた。人は熱いが、魚は凍っていた?
輪入れ係、お疲れ様ッス 4号テンヤに中通し2個追加
知らんぷり釣法 普段のイタズラのお返しに背後霊でパチリ
「見ないで」と、ヒデキ 見てしまった!フグとヒデキ
イシロさん、やるジャン。あんまり釣るとイジメられるよ
この絵も来年まで見納め
車の数が多かった三連休最終日の24日でした
ベテラン勢に降参。笑顔がイイな
翌日、今季の感謝を込め、普段より丁寧に道具を洗って大事にしまいました

 (上から続く)

 ヒデキが自作目ん玉オヤジでフグを釣ったところを見てしまった。彼も必死に背中を向けた・・・・どうして、皆、カメラを構えると後ろを向くんだろ?そっか、ココで何を書かれるか怖いからなのかぁ〜。ほんじゃ、フグのアップ写真をサービスで掲載しよぉ〜っと。

 左舷中央のイシロさんに目を向けた時、バシッ!と合わせるシーンが目に入った。ドンピシャ!の見事と言うほどの達人技。いやぁ〜、カッコ良いアワセだわ。ホレボレするぅ〜。こんな綺麗なアワセは最近、見た事がない。ビックさんに「この人、何かを持っている」と言わしめるほどの凄さを、まさに目の前で見せつけられた。
 上がってきたのは体高があって、重そうだったが、イシロさんの表情はそんなに苦しさが感じられないどころか、息も乱れる事なく「ハハハ」と軽く笑っている。恐ろしい年寄りだわ。
 船長計測の結果、72センチ!ワォ〜!ビック師匠を超えるサイズに、どよめきが起こった。

 トハナペアの釣り座は日本とブラジルみたいに反対側なため、一切、情報が入ってこない。前回もそうだったが、私の目の届かない釣り座を意識的に選んでいる感がする。来年は隣で釣って貰うとするか。

 さて、かくいう自分は、どぉ〜か?
 アタリ、わずか一回。その一回は、イシロさんみたいにアワセが決まったものの、途中からフグに変化し、公式記録は本命ゼロに終わった。

 有終の美を飾れなかったのは、ただすこ悔しかったが、鯛釣りってのはコレがあるから、次こそ!と思いが強くなるのだと改めてわかった。
 来年5月まで充電します。釣り仲間の顔が見られないのが寂しい。皆さん、また港でお会いする日を楽しみにしてますぅ〜。

 翌日、師匠から電話。「土曜日、仕事?」「ちょっと待って・・・ん、午後からの仕事です」「○○の船に空きが出たから、一緒にどぉ〜か?と思って」「エエエ〜〜、昨日で終わったんじゃないの?土曜は無理ですネ。釣らなかったのならわかるけど、師匠は釣ったのに、まだやりたいの?」「エヘヘ、そぉ〜なの」「アンタには付いていけませんな。バカ・・・いや、ホントの釣りバカですな」「イヒヒ」とまぁ、飽き足らない人が身近なところに居るってことを報告して、今年の釣行記を閉めたいと思う。

 ♪蛍のヒカァ〜リィ〜、窓のユゥ〜キィ〜(シクシクシク) サヨ〜ナラ〜〜


★ return ★