2015年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果
5/22
平舘沖
晴れ 中潮 5:19 12:09 4:00 9:00 2 1

 5月16日に予定していた今季開幕戦(仙台から8名、総勢12名による2隻仕立て釣り。しかもいきなりの一日釣り)が、みんなの祈りも虚しく強風中止に追い込まれ、この日が自分一人だけの開幕戦となった。
 実は16日のメンバー中、3名が燃え上がった火を消火出来ず、一緒に乗る予定だった。が、今回もやはり西風が朝の9時頃から徐々に強まって早上がりになる可能性が高いとの船長判断で、遠路仙台からの乗船はリスクが高いと、泣く泣く断念した。その点、自分は近場なので気楽だ。やれるだけやってみよう精神で乗ることに。

 半年ぶりの深夜1時半起床も無難にこなし、家人を起こさないようコソコソと支度をした。

 午前3時半、平舘漁港に到着。ライトも不要なほど明るくなり準備を始めると、隣の車から若者(以下Bさん)が「今日はどちらの船に乗るんですか?」と声をかけてきた。
 「ブルーウッズだよ」「あ、おんなじだ。平舘は初めてなのでよろしく。ジグ釣りも初めてなので楽しみです」「アナタが早上がりでも乗ると言った方ですね。盛岡からお疲れ様。ジグかぁ、昨日はカブラが良かったというから、どうでしょうか?ともかく頑張りましょう」

 風が多少あるのが気掛かり。何時まで出来るか?
 前日は三桁にあと指○本足りなかったという大爆釣。しかも早上がりでこれだけの釣果。これにあやかり、早く結果を出して悠々と早上がりしようとイメージしていた。

 本日の乗船者は3名。船着き場で合流したAさんも盛岡からの参戦。

 午前4時、船尾左舷に自分(カブラ)、船尾右舷にAさん(ジグ)、右舷中央にBさん(ジグ)が陣取って出港。船長は昨日のポイントへ一目散に走らせた。魚探反応をチェック。まずまず。悪くない。まもなくしてBさんにヒット。続いてAさんにも。あら?カブラに来ないの?次も、その次もAさん、Bさんにヒット。驚いたことにAさんは15号のテンヤで一枚上げた。

 そんなにキツいわけではないが、カブラが船底を通って右舷に流れることから、空いている船首右舷に移動。これが奏効し、先程までほとんど無かったアタリがコツコツと出るようになりイケそうな予感がしてきた。しかし、乗らない。10mほどチョイ投げしてフォールさせ、底に着いたかどうかという時、ついに食った。
 ふう〜〜、やっと来た。イマイチ、パワーは感じないが嬉しさで一杯。今シーズンの初真鯛をネットですくって貰い、笑みがこぼれた。 時計を見ると7時。だいぶタイムロスしてしまった。すぐにカブラを入れて、二枚目をヒット・・・と言いたいところだが、カナガシラにガッカリ。

 風が穏やかになり、この調子なら最後まで釣りが出来るかもと期待した矢先、急に突風が吹き出した。白波が立つわ、ウネリが大きくなるわと、大海の小舟のように左右に大きく揺さぶられるようになって、これ以上続けるのは無理との判断で、午前8時50分「終了」のホイッスル。予報通り!

 平舘漁港は港内も波が立つほど、風の影響を受けていた。海だけでなく、陸も強風が吹き荒れ、車のドアを抑えないとバタンと閉まるほどである。続々と各船が戻ってきた。

 珍しく正確に当たった天気予報が恨めしく思った。当たっても恨まれ、悪い方に外れるとまた恨まれ、予報官は大変ですね。


フォトギャラリー
 いよいよ今季の真鯛シーズンが始まりました。オフは風の強さなどにほぼ無関心で過ごしてきたのに、釣りが始まった途端、何度も確かめては強弱の変化に一喜一憂するんだから不思議なものです
船長の巧みな操船で無事、帰港 今日はコレで釣りました

★ return ★