2015年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

7/10

久栗坂沖
晴れ 長潮 9:45 15:48 4:30 15:30 6 0

 伊達メンバーに亀裂が生じたのか?抜け駆けで青森真鯛釣行をしたいと言う6名との仕立て釣りになった(ウソ、ウソ、真相は私が日時と場所を決定し、無理矢理、臨時召集を掛けた釣行である)。

 ところが、このスケジュール設定に合わせられず無念の涙を流したメンバーの怨念がそうさせたか(どうかは知らないが・・・)、午前3時32分、アクシデントが発生した。
 駐車場で皆と合流し、車からクーラーを降ろして準備を始めた時だった。グラッ!ユラユラユラ
 「あっ、地震じゃね?」「オッ、揺れてる」「結構、でかくネ?」
 岩手県沿岸北部を震源とする地震だった。最大震度は盛岡市で5弱、ココは青森市だが、隣の平内町(震度4)に近いことから、3.5ぐらいか。
 今から考えると、震源等をもっと調べて場合によっては津波が来ないか関心を持つべきだったかも知れないが、メンバーは既に釣りモードのため、準備に余念がなかった。

 船長、登場。前日、70〜85センチが7枚出た情報をたっぷり吹き込んでいたため、寝ずの移動をしてきたにも関わらず、メンバーの目はギラギラと血走っていた。
 「おはよ〜ございまっす」
 各自、配置に就き、午後3時までの午前+午後貸し切り釣行がスタートした。

 ポイントに到着してまもなく、SIBUさんにヒット。しかし、バレたらしい。サルカンが伸ばされたとか。船長から魚探の反応が凄過ぎると言われ、覗くと、中層と底にバッチリ出ている。ベイトの固まりが火の玉のように綺麗に映っている。釣りのことを忘れてずっと見ていたくなるほど、見事な魚影だ。

 5時40分、船尾右舷に陣取ったgajinさんにヒット。本日の記念すべき第一号は60センチだった。

 サルカンばらしのSIBUさん(失礼)に再びヒット。ドラグが悲鳴。ジーーーと10秒連続で鳴った時、船上がどよめいた。
 「わぁ〜〜、ナニコレ。かなりデカイどぉ〜。急がないでイイから、引きを堪能しながら、やり取りして〜」とワタス。SIBUさん「ハァ〜イ。凄いよ〜」鯛「ジーーーーー」
 船長が捕獲のスタンバイを開始。タモを手にした、その時だった。
 バギッ!
 なにぃ〜? どゆこと? 竿、折れた!エエエ? ウソでしょ?マジすか?
 でもラッキーなことに魚はまだラインで繋がっていた。船長すかさず、縄文時代式の手釣りを開始。当時の釣り方を知る数少ない船長である・・・だったが「アッ!」と気持ち悪い声を出した。
 「やらいだ、切れダァ〜」 某社の一流ブランドロッドの竿先が虚しく“ぷらん、ぷらぁ〜ん”していた。 ロッドは昨秋買ったばかりの、ほぼ新品である。ハチマルはまず間違いない。キューマルあったかもしれない。残念!
 SIBUさんのコメントがイイ。「腕が折れなくて良かった」。なお、折れたロッドはまだ保証期間内のため、無償で直るとのこと。

 なお、この日は、これ以前にもう一本の竿も折れていた。アベさんの竿を船長が借用して、キャスト後に軽くしゃくった時、バギッ! こちらはリールシートから下側のバット部が折れていた。
 アベさん曰く「それ、バット部を自作したんだけど、強度不足だったんだね」

 (下に続く)


フォトギャラリー
あすぱむ釣果
一時期、台風襲来が不安視されたが絶好の釣り日和になった
gajinさん、いち抜けた〜 60センチ台を手に安堵の表情
 SIBUさん、ビッグヒットもロッド折れて、船長は手釣りを披露。だが、ラインブレイクでダブルショック。あの獲物はでかかった
あすぱむ釣果 あすぱむ釣果
アベさん、お昼寝タイム  船長「コレ(4枚目)釣っちゃマズイよ」と、つぶやき中。gajinさん「だよね、ど〜しよ〜。わざとバラそっか」その後、実行した

90センチのデカヒラメ

あすぱむ釣果

gajinさんの独擅場。ヒラメ90センチ、6.5キロ。真鯛60台2枚と40台1枚
あすぱむ釣果 あすぱむ釣果
 gajinさんのオリジナルてんや。ピアノ線に海老を通し、出っ張りに頭を刺した後、輪ゴムで固定する。親針は無い。今日は全部コレで獲った  貧果の原因は何か?最近、良くやる船長のコマセ撒きが一因だと言う声もある。酸味が強過ぎるのかも

 (上から続く)

 船首左舷に陣取った自分に、チョンチョンとアタリ。「来い、来い、来い・・・」タイミング見計らって竿を立てた。ゴン!おっしゃぁ〜、乗ったぁ・・・う・・ん・・?!あれ?変。フグじゃん。
 アベさん「フグが福を呼ぶさぁ」 そっか、発想の転換か。だがフグはフグしか呼ばなかった。

 竿が折れてから10分後。gajinさんにまたヒット。真鯛の独り占め状態に一同から祝福の言葉より、ボヤキが出る始末。ところが、このボヤキが歓声に変わった。でかいカレイ・・・いや、ヒラメ。このサイズは未体験ゾーンだぁ。開いた口のでかいこと、でかいこと。ワインボトルサイズのアイナメをひと飲み可能なほど、でかい。船長計測の結果、90センチ。重量6.5キロだった。お見事。クーラーに収まらず、ロール状にして詰め込んでいた。

 と、まぁ、普通はこのぐらいで終わるもんだが、gajinさんの快進撃は止まらなかった。更に真鯛を2枚追加してトータル3枚になっていた。更にまた終了間際にヒットさせ、さすがの船長もタモを抱えつつ、小声で言った。
 「それ、釣り上げれば、いくらなんでもヤバいよ。打ち上げパーティーで、どんな仕打ちされるか、わからないですよ」

 コレにビビッたgajinさん、悔しそうな表情を作りながら「アッ!バレた!」と海中でリリース。
 「バラして、ホッとしたのは生涯初です」 後で私にこっそり教えてくれた。

 ネットで他船の釣果を確認してみた。おやっ?好調だった平舘がひどい状況。魚影を探すのも大変だらしい。
 源氏ケ浦からは現地で実釣中の釣友から「こちら、三桁!」のメールが届き、地団駄踏んだところに追加メールが来た。
 「三桁−98枚=2枚」・・・やられたぁ〜。シバくぞ〜!

 午後3時までに早上がりする予定だったが、あまりの貧果にいたたまれず船長から「干潮潮止まりの3時半までケッパりますか?」と提案。これには皆、すぐ食い付いた。真鯛も見習って欲しいものダ・・・が、結局、劇的ヒットは無く、終了のラッパが鳴り響いた。パァオォ〜ン!
 ふっ、一人を除いて死す!

 終了後は、隣町の平内町まで車を走らせ、夜越山ケビンハウスでお疲れ晩餐会が開催された。事務所から缶ビールのプレゼントもあり、それぞれ思い思いの乾杯をした。

 テーマ「昨日まであんなに凄かったのになぜ?」で熱く語り合った。
 二つ出てきた。一つは出船前の大地震。これはかなり大きな原因だろう。
 二つ目がgajinさんから船長へのお土産プレゼント(笑)。一部からは船長への賄賂を禁止する提案が出されたような気がしたが(アルコールが充満して記憶が飛び気味)、賛成の声が出なかった。
 と、言うことは・・・、次回の釣りが貢ぎ物だらけにならないか注目だ(笑)。

 この模様は鯛将ブログでも紹介されている。ココをクリック
 また、一緒に乗ったタックスさん(Mr.タックスのればたら倶楽部)の釣行記はココをクリック
 ほんでまた、同じくTOMEさんの釣行記(Sato's Factory) もココをクリック


宴会スナップ
あすぱむ釣果
夜越山ケビンハウス(平内町)
あすぱむ釣果 あすぱむ釣果
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