2015年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

7/29

源氏ケ浦沖
晴れ 大潮 1:00 7:53 4:30 12:00 7 0

 戸花君が集めた6名に、乗り合いの方1名、そして自分が乗って、計8名の満員出船。
 ポイントに着いて潮を確認すると、表層が11時、中層から下は8時の方向に流れる変な流れ。下手すりゃ、テンヤが船底通って反対側(左舷側)に入っていきそうである。早くも戸花君と隊長が左舷に移動した。もし、そちらで鯛が上がれば、一斉に引っ越しそうな雰囲気。だが、左舷の潮も手前に戻ってきて「変だ」と報告があり、ひとまず移動は保留することにした。

 ビック師匠もまた、のっけからタイタニックポイントに駆け上がり、ヤル気満々。なぜなら、ついこの前、手に入れたばかりの、釣り師、垂涎の的、ステラに魂を入れるためだ。以前、値段が高過ぎて、とても持とうという気にもならないと言っていたクセに、賞品でゲットした途端、異常な喜びようで、わざわざ私に電話を掛けてきたほどである。そのステラのこけら落としとあっては、是が非でも鯛を釣り上げたいところだろう。ま、その辺は後半で登場するので、しばしお待ちを。

 アクシデント発生。船首のXさんが竿を折った。キャスト時に5〜6番目のガイド辺りでポッキリいき、仕掛けと共に先端が海に飛んでいった。まるで釣りビジョンの「こちら東海です。」で見たアオリイカのヤエン釣りみたいだぁ〜〜。
 それと同時に、思い出したくない光景でもあった。そう!自分の大事な竿が折れた17日のシーンと全く同じだった。10日にも仙台の釣友SIBUさんの竿が折れたし、最近、良く竿が折れる。今の流行り?隣にいた船長は小声で「あの竿、戸花から買った竿じゃね?」と言っていた。
 なぜ、戸花君が出てくるのかは、ココでは言えねぇ〜、言えねぇ〜。
 ただ、今回の竿は戸花君が売ったモノでないことだけはハッキリしている。

 そんな事を言ってるうちに、渦中の人、戸花君がロッドを曲げた(折ったのでは無い)。
 フグが多少、賑やかだったため、外野に「フグだ、フグだ。鯛なわけが無い」と否定され、あまり関心無く自分の釣りに専念しようとした時、「あっ、鯛ダァ!」の声が。
 あら、居たのねぇ〜。サイズが騒ぐほどではなかったため(失礼)、一斉に釣り座の大移動は無かった、が、船中2枚目も戸花君(この時点で竿頭確定のため、ココからは戸花先生と呼ぶ)・・・戸花先生がヒットさせた。

 ドラグがかなり鳴ることから女締め疑惑が持ち上がる。しかし上がってきたのは60前後の良型だった。ん〜〜、やるじゃないかぁ〜。ココで戸花先生、欠員が出て緊急のピンチヒッターをお願いしたMSKさんに「こちらで釣って下さい」と優しく誘い、明け渡した。

 ほとんどの者が潮下にキャストしてはフグと戯れていたところに、最も不利と思われていた乗り合いの方にヒット。ジィーッ!と激しく鳴るドラグ音からして良いサイズなのは間違いない。オッ、見えた、大きいねぇ。70には届かないにしても、この渋い中では満足の一尾だろう。それにしても、我々は一生懸命、左にキャストしてるのに、反対の右にキャストしていたと言うんだから驚きである。

 なかなか後が続かず、次第に緊張感が無くなってきた。隊長のロッドがしなり「オォ〜、オォ〜」と期待を持ってやり取りしてると、外野席から「あ、それ、フグだな」と夢もチボーも無い声が掛かる。まもなくして黒い魚体が現れると「コンニャロー」と八ツ当たりする隊長だった。

 (下に続く)


フォトギャラリー
あすぱむ釣果
いやぁ〜、暑かった。風は無いし、太陽の直射は受けるし
不利だと思われていた船尾の方がヒット しかも70弱の立派な鯛だった
 パラソル二つがすぐ売り切れ 私もパラソルの恩恵に授かった
 イシロさん(左)、グロッキー気味。途中、居眠りしてたね(笑)  MSKさん、日焼け嫌って、薄着にならなかったのは偉い!ステラ使わないのかな?
終戦70年、旧日本兵ではない  バラした後のこのポーズ。この人、責任は一切感じていない
ホタテの天敵ヒトデを戸花先生が逮捕 フグは、たくさん釣れた
船の真ん中は、キャストし辛いが日陰が有る 隊長、終了間際にハイテンション
 本日のラインナップ。当初、3号前後(11g前後:左手前)を使っていたが、次第に潮が速くなったので、14g、17g、21gとなり、しまいには12号(45g:右側奥)になっていた

 (上から続く)

 真正面から紫外線を浴び、徐々に辛くなってきたため、船長「ハァ〜イ、船を180度回しまぁ〜す」。うひっ、これってもしかして、今度はウチらが潮下になるの?イッヒッヒ、やったぁ〜。
 キャストオッケーが出て、先程とは逆の1時方向に飛ばしてみた。右利きの自分には、若干、ヒネリを入れながらのシュート系キャストになる。

 太陽を背中で受けるも、ジリジリ暑い。船長からビーチパラソル・サービスが行なわれた。
 1日500円。これで熱中症を回避出来るなら安い!
 この他にもタモ入れ1回500円、船上販売のイソメ1本100円、エビ1匹150円、神経締め350円など様々なサービスが準備されている。少し高いような気がするものの、消費税込みなので、良心的かも知れない。なお、バラシは罰金750円、キャスト時の船の器物損壊が1,000〜10,000円、ホタテのしへの針掛かりは取り外し手数料として1回420円などと、損害賠償金が発生する場合もあるので、十分注意して釣りをしなければならない。
 ココまで読んで「これじゃ、ぼったくりジャン。幸丸に乗れない」と言う方が出ては困るので、お得情報をお伝えします。これらはカード払いも分割払いも出来ますのでご安心下さい・・・・あぁ〜、また図に乗ってしまった。全部、ウっソぴょぉ〜ん。

 さて、バカ話をしていたら、ビック師匠がステラのドラグを鳴らした。ううう、まずい、ココで釣られては得意満面の顔を見せつけられる事になる。
 「♪デンデゲデ〜ン、デンデゲデ〜ン・・・」と呪文を唱えた、その時「あっ!」
 バ・レ・タ。ステラと師匠の魂が抜けた! うふっ

 すかさず、慰めの声を掛けた。
 「なんでバラすか?こんな渋い時に。信じられない。あぁ〜あ、今日はもう釣れないかも知れない。どぉ〜してくれるぅ〜」と。
 まぁ、初めてココを覗いた人には、私、あすぱむが冷酷無比な人間に思えてるだろうが、それは誤りである。これが、我々、仲間の儀式なのダ。 わざと苦境に追いやって、次こそバラさないぞ!ってのを強く体に覚え込ませる教育の一環なのだ。普通は師匠が弟子に言う言葉であるが、下克上の我がグループでは、たとえ、相手が師匠であってもコレが普通になっている(と、ワタシは解釈している)。

 午前10時、潮がかなり速くなってきた。もはや2〜3号では底に落ちない。5号に変えてもかなり右(2時半方向)に流される。昨秋の速潮経験から、重いテンヤも数点だけ持ち歩くことにしていたので10号、12号テンヤを使ってみた。流されつつも底が取れたので、シャクって来たら、ココンとアタリが出た。来た、来た、来た、来た・・・(皆の視線が集まったところで)ワァ〜リャァ〜!とアワセ一発! 見事に乗った。素晴らしい!
 なのに、鯛特有の感触が無い。ドラグも声も出ない。中型のマガレイだった。

 船長から無料の1時間延長サービスが宣言されたが、4枚目の顔を見る事なく終了となった。今年の源氏ケ浦は前半戦3勝3敗。渋いのは確かだが、こんなもんでしょ。

 なお、幸丸に探見丸(シマノ)の親機画像がスマホで見られるアンテナ(専用のアプリをインストールする必要有り)が、やっと立ちました。
 春先にリリースされたものの、Shimanoから一旦回収が入り、しばらく待たされましたが、ようやく戻ってきて、早速、船長が設置しました。
 自分は「探見丸MINI PLAYS」を使ってますが、スマホはディスプレイが大きいので見やすさという点では若干劣りますが、スマホはバッテリー消耗が激しいらしく、ココはどっこいどっこいってとこでしょうか。いずれはスマホを使った、こんな商品が出てくると思っていただけに、やっと出たか、いや、むしろ遅いという感じです。


★ return ★