2015年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

9/19

青森湾内
曇り 小潮 6:29 12:32 6:40 17:00 3 4

 伊達メンバー8名を迎え、二隻(ブルーウッズとオーツースナッパーズ)に分乗して総勢11名による「秋の鯛釣り感謝祭パート1」が行なわれた。ちなみに「パート2」は来月17日に同じ船で行なわれ、大会形式にして超豪華な賞品が出ることになっている。今回は、いわば、その前哨戦だ。

 3日前から天気が気になり、出船出来るかどうかに、皆、注目した。何度見ても強い風の予報に「ん〜」の声しか出ない。前日昼の予報は少し弱くなったが、それでもまだまだ中止濃厚なモノだった。
 ところが、午後の予報から劇的に変化して“行けそう”な感じに。
 午後6時、出船確認の電話すると「風は弱まるがウネリが残りそうなので、午前5時出船は無理として少し待機してから出たい。準備して下さい」とのことで、釣りが出来ることとなった。早速、仙台に支度するよう「おいでメール」した。歓声が聞こえるような返信が続々と返ってきた。

 いやぁ〜〜、良かった良かった。と、喜んだのだが、ハプニングが発生した。

 午前3時。船長から電話。「すいません。非常に具合が悪くて無理っぽいッス」
 あんれまぁ〜、マジ? オオ〜、電話で話してる最中も吐き気が襲ってきて大変そうなのがわかる。いつもの元気な船長とは大違いだ。ともあれ、辛い状況にも関わらず、ウッズ船長は今日乗るオーツースナッパーズ船長にも連絡してピンチヒッター探しをお願いしてくれたので、まずは青森マリーナに向かった。

 4時半、マリーナ到着。オーツー船長の他、鯛多ニック船長にも協力していただき、海佐知丸を手配できた。お三方には感謝の気持ちでいっぱいである。気になるウッズ船長だが、電話のあと、救急車で市内の病院に駆け込んだ。一日も早い回復を祈るばかりだ。

 海佐知丸は船のサイズが大きいため、11名を7対4に分ける事にした。船割りは以下。
 海佐知丸にTOME、ケンイチ、タックス、杜の熊、アベ、gajin、gajin弟。
 オーツーにKaS、K内、松っちゃん、あすぱむ。

 車で仮眠したり、雑談して待機。6時、鯛多ニックがマリーナを離れた。その後、海佐知丸船長が登場し、エンジンをかけ始めたので、尋ねると「荷物、積んで下さい」。動きが一気に慌ただしくなった。6時半頃だったろうか、2隻もついに出船した。

 東風が吹いていることから、ポイントは青森湾の東側・野内沖の比較的、岸寄りに限られた。船首に陣取った自分とKaSさんは、オーツーの移動中、ウネリがあって上下動が激しく、体が宙に浮くため、尾てい骨骨折を避けたくて、後ろに移動した。う〜ん、結構、揺れるなぁ〜。

 30m弱の浅いポイントへ到着。自分とKaSさんは開始からまもなくして大ヒット。ドラグ鳴って、アドレナリン出て、さぁ〜上げようかという時にフッ!と軽くなった。テンヤの重みが感じられず、状況がすぐわかった。そう、テンヤを喉の奥まで丸飲みされてラインを切られていた。
 自分のはほんの数秒で逃げられたので、さほど悔しさは無かったが、KaSさんはしばらく格闘していただけにショックは大きかった、と言うより、大いに悔しさを煽ってみた(笑)。
  「今のデカかったね」に「うん」と、頷くだけ(笑)。

 ほとんどがエビだけで勝負する中、エビの他にイソメを注文する人が3人居た。ケンイチ、杜の熊、KaSの三人。その中でも一番多い500円分を買ったのが、KaSさんだった。イソメを必ず注文するのにはワケがある。数年前、ブラーのゴールド28gで爆釣し、以来「金ブラのKaS」という異名が付いたからである。当人もコレは気に入っているようだ。
 ただ、今回はイソメを甘噛みされて遊ばれていた。鯛かも知れないが、サバっぽい。なので、あまり好みではないテンヤを使ってみた。すると、11時30分、KaSさん、ヒット。 強引に走る鯛に十分な手応えを感じ、時々、笑みがこぼれる。余裕だなぁ〜と思ったが、ネットインされたあと、少し辛い表情を見せた。
  「ふぇ〜、しんどかった」。船長計測の結果、63センチ
  どんなテンヤかな?と覗く。おおお、やっぱ一部に金が入った「赤金テンヤ」だった。

(下に続く)


フォトギャラリー
K内君、ついに待望の本命をゲット。鯛釣り人生の始まりかぁ?
いきなりの65センチは一生の良い記念になったことでしょう
伊達メンバーのKaSさんも負けてられんと63センチをヒットさせた

(上から続く)

 K内君は真鯛釣り挑戦2回目の新人(バス釣りの経験は有り)。6月に一度チャレンジし、強い引きを味わって喜んだのもつかの間、1m弱のサメで、悔し涙を流した。今回こそは、と気合い十分。 ところが、二日前に背中を痛め、大ピンチ。湿布薬を過剰なまでに貼って、何としても「乗る」と諦めなかった。そんな執念が実って、どうにか乗るところまではできた。あとは結果だ。

 午前8時20分。コツコツと小さな前アタリがあって辛抱強く待ったところへ、ゴン!と来た。何度も頭を振って、竿先がお辞儀する。真鯛なのは間違いない。しかも良型っぽい。痛恨のフックオフさえしなければ背中の痛みは吹き飛ぶはずだ。早く正体を見たい気持ちから焦って無理にハンドルを巻くのを避けさせようと声を掛けた。「急がなくてイイよ。ゆっくり楽しめ!」と。
 リーダーが入り、オーツー船長が捕獲体制に・・・。白い魚体がゆらゆらと海面から現れ「オオオオオ〜〜」の声が。いいサイズじゃ、ないかぁ〜〜。ネットインされて、彼のメモリアル真鯛は無事、彼個人の物となった。 鯛釣りの面白さをK内君に話してきた身として、この鯛は自分にとってもメモリアルなモノになった。良かった、良かった。計測の結果、65センチ。ブラボー!
 なお、このあと、終了まで彼は4枚釣り上げ「ちょっと釣り過ぎだ」とイジメてみた。なぜなら、今後、キャリアを積むに従って、羨望のヤジや怒号が多くなり、それに耐える訓練を今からしておこうと思ったからダ(笑)。しかし、そんなことは馬耳東風。デカいのが釣れた感動が勝り、何を言われても笑っていた。

 松っちゃんは過酷な釣りを強いられていた。彼だけがまだ釣果に恵まれずにいた。サバは釣ったが、真鯛を釣りに来たのだ。それを釣らなきゃ家に帰れない。「バラシの松」の異名を持つ彼はボヤく。
 「針に掛からなきゃ、バラすこともできない!クソォ〜」と。
 開始から11時間27分経過した時(ってことは終了3分前)、遂にヒット!こんなに精神的に苦しんだのだから、デカいのに食って欲しかったが、鯛にも事情あって献上されたのは「中の下サイズ(微妙な言い回しか?)」だった。

 さて、自分はといえば、鯛を抱えてポーズを取るには寂し過ぎるサイズばっかりで、自分のデジカメでは写真撮らず、オーツー船長のブログから拝借した。もう少し自慢出来るのが釣れれば、今回、神経痛・・・じゃなかった(失礼)、腱鞘炎でキャンセルになったSIBUさんへのお土産にするつもりだった。来月の本大会までに腱鞘炎を治して、是非、自分の手でデカいのを釣って貰うしかない。
 ゴメンなさいね、SIBUさん。

 午後5時の終了20分前から、あちこちでアタリが出るようになり魚も人も活性が上がった。時合い到来に船上は賑やかになったが、終了のアラームが鳴り、万事休す。竿をしまいかけた時、船長が「もう少し釣ってもいいよ」と天使のような一声。ん?やるか?と再び、その気になったら、遠方の海佐知丸がエンジン始動した。
  船長「あぁ〜、終わりです。向こうが動いたんでヤメましょう」、一同「ん、そだね」

 かくして「秋の鯛釣り感謝祭パート1」 は終わった。2隻合計で31枚の釣果は決して良くないかもしれないが、あまり釣り過ぎると来月の本大会の漁獲量が減ってしまうので、ま、これぐらいで抑えたと言うことにしておく。

 終了後は某社が運営する浅虫温泉の高級宿「ロイ●ルヒルト●アパプリンス浅虫」にて打ち上げと宴会が行なわれた。皆さんの喜ぶ顔が見られて幹事冥利に尽きます。

 なお、海佐知丸の模様は、タックスさんの「Mr.タックスのればたら倶楽部」をご覧下さい。ココをクリックしても見られます。また、TOMEさんの「Sato's Factory」もご覧あれ。こちらをクリックして下さい。釣果に満足出来なかったせいか、いまいちノリが良くないですな(笑)。


 松っちゃんのラスト3分前真鯛には驚かされた。ボウズ逃れのこの一尾は大きいヨ(船長提供写真)  似てるからって、決して、隣の松っちゃんの鯛を借用して撮った写真じゃござんせん(船長提供写真)

翌20日「ロイ●ルヒルト●アパプリンス浅虫」の駐車場で記念写真しました。
ポーズは「今でしょ!」じゃなくて、デカ真鯛釣った時のイメトレです。
中には、手の上に鯛を合成してと言ってる人も居ます(真ん中の人ですが)

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