2015年の真鯛釣果
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

10/17

茂浦沖
晴れ 中潮 5:34 11:36 5:30 16:00 5 3

 珍しく中止の心配がない天気予報になり、メンバーは三日前から興奮状態。
 午後6時、船長に出船確認の電話すると「天気は問題ないんですが、オイラの体調がぁ・・・」「おいおいおいおい?まさか!」「でへへ、ウッソでぇ〜す。明日は5時過ぎに出まっす!」
 やられたぁ〜! エイプリルフールじゃないんだからぁ〜。

 今回はくじ引きで釣り座を決めることになった。割り箸を引いて貰って、箸先に書かれた番号の若い人から、ウッズか、オーツーの船選択権、及び、釣り座を決めることが出来るってゆ〜、クジである。
 幹事の自分は一番最後に引くのが当たり前。皆さんの番号を用紙に記入していくが、若い番号が出ない。おやまぁ〜、最後まで「1」が残ってしまった。手品を使ったわけじゃないので、堂々と選ばせてもらった。ブルーウッズの右舷最船尾。うわぁ〜、自分のお気に入りポイントで釣りが出来るのは気分イイねぇ〜。
 以降、2番〜6番までウッズを選択したため、自動的に7番以降のオーツー乗船が決定となった。両船長には50センチ以上の鯛を計測してもらうことを伝え、津軽んピック2015の熱戦の火ぶたは切って落とされた!カッチョええなぁ〜!

 目指すは茂浦沖。ココに潜むモンスターを釣れば、11名の頂点に立つことは可能だ。
 ポイント到着。ん〜〜、他の遊魚船が多いこと、多いこと。一人当たりの取り分が減る〜などとケチなことは言わない。一枚でイイ。ハチマルさえ釣れれば・・・。

 午前7時、杜の熊さん(右舷中央。以下、熊さん表記)に一発目がヒット。しかしフッキングが甘かったか、バラした。針先には大きなウロコが一枚。船長「うっわぁ〜、こりゃ、デカかったッスよ」。

 二発目は自分にヒット。熊さんのバラシを見ていたので、合わせを一度・・・そして追加で二度・・・と入れた時、スーーーッと軽くなり、恒例の「あっ!」が出た。テンヤの重みが感じられないまま回収すると、結束部でリーダーがすっぽ抜けていた。

 三発目はKaSさん(左舷船尾)にヒット。しかし、こちらもテンヤを飲み込まれてバラす。かくして三バラトリオの完成!これ見て、体のでかい船長、シクシクと泣いた。別にイジメたわけじゃないのに〜。

 サイトーさん(左舷中央)、本日のファーストゲッター。これまで使っていなかった柔らかいテンヤロッドで勝負を賭け、これが見事に的中。竿を手にしなくても釣れるんだから(つまり置き竿)、もしかしたら竿のおかげで無いのかもしれないが、50センチ前後を6枚釣った。

 タックスさん(左舷船首)、序盤はアタリすらない状況に焦ったようだが、中盤から爆釣モードに突入。先月のプレ大会で7枚を釣ってから、即アワセに自信を持ち、今回は9枚釣り上げて、乱獲賞を受賞。おまけに83cmのサワラとカレイ少々を釣り、乱獲タックス→乱カックスのあだ名が付くこととなった。いえいえ、ココだけの話ですが・・・。

 ベテラン勢(サイトー、タックスペア)がパカパカ釣ってる間、我々、現役組の竿は一向に曲がらず、寡黙になっていった。熊さんが小鯛を、ちょっとだけドラグ鳴る中鯛が自分にヒット。先程みたいなバラシをするなよと、後ろから船長にタモの柄で突つかれた。バラせば、海に落とされるという恐怖心があり、必死だった。だが、今日は長男から貰った誕生日プレゼントを身に付けている。なんだろ?わからないよね?
 正解は自動膨張式のウエストタイプのライジャケ。今日はライジャケのこけら落としだった。もし落とされても・・・うんにゃ、落ちたくない。

 徐々にボウズが減って行く中、KaSさんもゲット。

 オーツーで74cmが上がったとの情報が船長から入り、早速、SIBUさんに誰が釣ったのか?と電話取材。ケンイチさんだと判明。「またか!」「良く釣るねぇ〜」「タダでは帰らないね」などと賞賛の声が溢れた。

 さて、残ったのは、右舷船首に陣取ったTOME会長。
 ココの釣り座はホタテ養殖玉への輪掛けという名誉な仕事が与えられる。「会長」という身分の方には申し訳ないが、やって貰うしかない。その任務に専念しすぎたか、しばらく音沙汰が無かった。そんな労苦に応える鯛が現れたのは干潮の潮止まり時刻の11時40分だった。
 オオオ〜〜とか、ワァァ〜とか、騒ぎそうなもんだが、いや、かつては良く騒いでいた。だが、でかい鯛だと思ってみんなを注目させといてサメが出現したバツの悪い釣りをして以来、声を出さないようになったらしい。
 一切無言。最後までサイレントを保ち、上がってきたのが70cmの大鯛だった。やるじゃん!これにより「サイレントキラーTOME」のあだ名が決定。

 正午、熊さんにヒット。これより前にロープ掛かりして、リーダーを失い、船長に最強ノットで結んで貰ったのに、またクッ!と引っ掛かった。「あぁ、まただぁ〜」
 ところが、グググッと何かの手応えが・・・。ハンドル回すと軽く上がってくる。ロープから外れたか?でも何かが付いてる感触ある。切れずに良かった、良かった、とホッとした、そ・の・時・・・ゴン!と竿が曲がった。ジーーーーーしゅるしゅるしゅるしゅる!竿先が海に突っ込みそうになるため船長のヘルプが入った。うむ、こりゃデカい!カメラを準備した。その模様はココで書くよりも見るほうがわかりやすいはず。この下の動画でご確認を。

 上がってきたのは82センチ。実に見事なデカ真鯛だった。

 オーツーの釣果が気になる。ケンイチさんに電話するが出ない。SIBUさんにも電話。こちらも出ない。ウッズ船長がオーツー船長にLINEメールを打った。「こちら、クーラー一杯でぇ〜す」すると特に悔しがることもなく「りょうかぁ〜い」と返信。これが妙に余裕に感じ、不気味さを覚えた。

 ま、時間はまだあるさってんで、しつこく電話するのはヤメにして、昼飯にした。海を背にして船べりに座り、おにぎりをほおばっていた時、チャポッ!と。
 あ”〜〜携帯がぁ〜〜。タモアミ・・・陀仏〜〜。達者でなぁ〜、話出来る鯛に拾われて、連絡くれよぉ〜。ううう、4年の付き合いが本日終わった。なお、携帯の海チャポはこれで2回目。初回は電話帳復旧のため大変な思いをしたが、今回はdocomoのデータお預かりサービスに残っていたため、ひどくならずに済んだ。ただ、真鯛の世界で私の個人情報が悪用されていないかが非常に心配だ、ナハ。

 長い一日釣りも終盤に入り、西風が徐々に強く吹くようになってきた。
 船長「こりゃ、ヤバイかも」
 アタリも遠のき、風も強まってきたので10分早い午後3時50分に終了。「皆さん、帰りは水を被るかも知れないので、なるべく、操舵室の中に入ってぇ〜」と言われ、奥に入った。小窓があるのみで外の景色は一切見えず、まるで紛争地域から脱出する難民状態だった。一方、船長の膝元に押し込められたKaSさんはすぐ目の前に船長の膝株があり、いろんな障害物に当たらないよう縮こまった結果、けいれんを起こしそうなポーズを強いられた。

 戦い終えて、グランド・ハイアット・アパ・ワシントン・セントラル浅虫へ移動。途中、祝杯用のアルコールなどを調達して、すっかり暗くなった午後6時半、ようやく到着。表彰式では60歳前後の釣りバカが子供のようにワイワイガヤガヤ騒いで盛り上がった。毎度のことだが、前日から寝ずの移動&釣行にも関わらず、午後9時頃まで頑張り、その後は櫛の歯が抜けるように各部屋へ散らばった。

 自分はKaSさんと同室になったので(いつものことだが:笑)、午前0時付近まで酒を酌み交わしたような記憶がある。酔っぱらってはいない。時計が手元になかっただけのこと。

 この大会の模様はTOMEさんのホームページ「Sato's Factory」とタックスさんの「Mr.タックスのればたら倶楽部」でも紹介されています。そちらも合わせてご覧になると、もっと面白いと思いますヨ。


フォトギャラリー

荒天中止の心配が全くない中、大会は始まった

11時40分、我がチームを活気づかせる70センチをTOMEさんがゲット
12時、大会初のハチマル真鯛(82センチ)を熊さんが釣り上げた
オーツー乗船の松っちゃん、大満足の73cm
一番と二番クジを引き当て、大漁を目論んだ二人だったが・・・
熊さん、ウロコを釣るの図 ウッズは船中24枚

大鯛の魅力・動画

タックスさん大当たり サワラも サイトーさん、6枚

 真鯛G1レースの結果は「6ー8」を予想した杜の熊さんが受賞。
 誰がワン・ツー・フィニッシュするかを当てるモノ。一人、二口の予想。自分を奮い立たせるため、自分に掛ける人もいれば、遠慮しておしとやかな予想する人も。

 熊さんの馬名は今回が最後で、来年は「スランプ」が外れそうな感じ。なお、馬名はプリティートメ米クラブ(TOME会長)が考案。なぁ〜んか自分だけ、美しい馬名なのが気に触りますなぁ〜

・ハチマルを釣った人だけに与えられる「記録デ賞」を杜の熊さん受賞。
・ハチマルが出なかった場合に最も大きい鯛を釣った人に与えられる「大物賞」がケンイチさん。
・「準大物賞」が松っちゃん。
・「真鯛G1ダービー賞」は6-8を当てた杜の熊さん。
・「乱獲賞」は9枚のタックスさん。
・「釣らいデ賞」はバラし、携帯損失の私。
・「ラブラブ賞」は松っちゃんとSIBUさんペアが合計寸法137cmで受賞。
・「tomeチョメ賞」は「釣らいデ賞」と選考基準は似ており、竿折る、置き竿ヒット、大ばらしのアベさんが受賞。

盛り上がった打ち上げ大宴会
記録デ賞、杜の熊さん(左) 賞の中身は現金?しかも1万円?
大物賞、ケンイチさん(右) ケンイチさん、子供銀行のお金に複雑な表情
乱獲賞、タックスさん ラブラブ賞、SIBUさん、松っちゃんペア
真鯛G1ダービー賞も杜の熊さん 幹事ご苦労賞、いただきました
釣らいデ賞、あすぱむ tomeチョメ賞、アベさん
かなり疲れているのに、時間を忘れて釣り談議
一夜明けて、記念撮影しました

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