2017年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

6/17

源氏ケ浦沖

曇り→晴れ 小潮 8:06 14:28 4:30 11:00 7 1

 年に一度のビッグ・イベント、ウォーターランド杯釣り大会が今年もやってきた。
 これに備えて5月から入念な準備をしてきたが、ことごとく天候に邪魔され、この大会の一ヶ月前から予約していた釣行がすべて荒天中止の憂き目にあい、全く腕慣らしが出来ないまま本番を迎えてしまった。

 そんな長いブランクが自分の釣りバイオリズムを狂わせ、午前4時まで現着すれば良いものと思い込んでいた(実際は4時に出船)。3時40分を過ぎた時点で車内に不気味な呼び出し音が鳴った。車内マイクで電話に出るとトハが「もしもし、今、どこ走ってんの?」、自分「道路に決まってんじゃん」「まもなく、船、出ますよぉ〜」「んな、アホな」「みんな、待ってますよ〜」「もう横浜に入ったからまもなく着くわ」・・・ガチャ。
  ターボチャージャーをぶっぱなして走りたかったが捕まるので(と言ってはみたものの、我が愛車にはターボが付いていない)、安全運転で、道路脇にお年寄りが散歩していないか、目を凝らして少しだけ急いで走ってみた。

 3時50分着。元締め&組長のビック師匠が鬼の形相で待っていた。「遅いべぇ〜〜」「すんまそん」
 消防士顔負けのスピードで釣りウエアに着替え、完了したのが3時53分、船ごとに記念写真を55分に撮影して、荷物を運び込み、4時キッカリに港を離れた。オォ〜、たった10分で遅れをすっかり取り戻した。
 ポイントに4時20分着き、何投目かの4時40分!ジャジャァ〜ン!出た!真鯛が!
 あらっ?釣れる時ってのぁ〜、簡単に釣れるのねぇ〜。
 第一、オラ、まだなぁ〜んにもやってないっしぃ〜。ただキャストして脇見してただけ。

 もしかして優勝じゃね?なぁ〜んて調子こいて期待してたら、ほんの5分もしないうちに、S口さんが明らかに自分のより大きいヤツを釣ってしまい、準優勝に格下げとなってしまった。

 メンバーはビック親子、910親子、T田、S口、ヒッツマン、自分の8人。

 今日の船は抽選で「たつ丸」に決定。調べてみたら2012年の同大会で乗っていた。当時はキャンセルが出たためピンチヒッターでの初参加。ルールもなんも知らない中で、一応、釣ってはみたが、スピンソニックで釣らなければいけないというルールを知らず、ブラーで釣ってしまい、ノーカウントだったという苦い思い出がある。ルールはこの他にもイソメを使うこと必須。エビは使えない・・・って、ソニックにエビは付けられないだろ〜と、一人でツッコミしてみる。

 プラケースにたっぷり入ったイソメ(1,500円分。参加費に含む)を渡された。ん〜〜、久しぶりにイソメを見ると焼きそばに見えてくる。輪ゴムに割り箸がくっ付いていれば、ついつい口に運んでしまいそうだ。ヤバイ、やばい。

 開始から2時間経過したが、人の活性が上がらない。そもそもソニックを引っ張ってくれる潮が無い。つまり潮が流れていない。また、少し強めな西風が吹き、キャストしても距離が出ない。海況が変わらず、次第に諦めモード菌が一人二人と伝染していった。

 午前8時、置き竿にして他者と雑談中のビック師匠の竿が船べりでバタめいた。慌てて三沢の市川海老蔵ことビックJr.が素早くアシストに入った。海老蔵から竿をふんだくり、團十郎が臨戦態勢に入る。ドラグが鳴り響き、緊張感が走・っ・た・のだが、様子が少しおかしい。でへっ、青くて長い。続きは下の写真でご確認を。

(下に続く)


フォトギャラリー
WL杯大会、スタート!
開始早々は、皆さん、気合い十分
今季初真鯛 バケツの真鯛
 あっさり釣れちゃった〜!バケツに入る自分の鯛を見るの、昨年の11月まで遡らないといけない悲しさよ。囲み写真は、このスピンソニックで釣りましたという証拠でやんす
置き竿にメガヒット む?赤くないジャン
ビック師匠の置き竿に何かがヒット 上がってきたのはワラサ
準優勝のS口さん 910親子
船中3枚中、2枚も釣ったS口さん、準優勝! 910親子。初船釣りのジュニアは今後に期待
ヒッツマン T田さん
3枚(指見てチョ)釣るはずだったヒッツマン T田さん、左舷、右舷、試したが本命こず
ビック・ずにあ ビック・ダディー
ビックJr.海老蔵は途中からカレイ釣りにシフト ビックシニア團十郎は撮影拒否
釜伏山
10時頃からは晴れ間が広がる良い天気になった。釜臥山が綺麗な稜線を現しました
井戸端会議状態の船上
竿は出しているものの、開始から5時間もアタリが出ないと、さすがに雑談が増える。
これがまた大事なコミニュケーションの場になってるんです

(上から続く)

 他の船はどうか?アタリが無いので情報収集に走る。
 トハ組の船はトハとヒデキが、“超ちっさいの”各1枚。やや沖合のポイントで釣らせていた幸丸が8枚と驚異的な釣果情報が入り、どよめき、そして、番外で久栗坂の鯛将で釣りしていたデーモン軍団・Joeさんからは「なんも言えねぇ〜」いや「なんも釣れねぇ〜」情報が入る。意外に皆、苦戦してるんだなと知り、自分の準優勝が現実味を帯びてきた、イヒヒ〜。

 そんな中、S口さんが1枚を追加したが、結局、船中3枚のみで午前11時、終了のホイッスルが鳴った。

 港に戻り、計測に出すと46cm。あらま、50に届かなかったけど意外に数字稼いだねと喜んでいたら、ヒデキから「エ〜〜、こんなので計測に出したの〜?」と失笑されムッ!ときた。「だったら、お前出してみろ!」と抗議したが「ボクは、敢えてこんなんで出しませんよ」と涼しい顔して憎たらしいことを言ってきた。クソ〜。

 最終的に26枚。58.5cmが優勝サイズとなったのだが、ここでアクシデントが発生した。自分の釣った鯛がなぜかS口さんと同じサイズ(55cmくらいか)に間違って記録され、2位が3名になってしまった。ジャンケンで2位、3位を決めることとなり、こんな盛り上がった時に「自分はホントは46です」とも言えなくて、なすがままにジャンケン合戦に臨んでいた。ただ、場を壊さないため「気分良く負けなければいけない」ってことを心がけた。

 「最初はグー、ジャンケンポン!」・・・あぁ〜、負けたぁ〜、S口さんが準優勝(良し、良し)。
 続いて3位決定戦。「 最初はグー、ジャンケンポン!」・・・あぁ〜、また負けたぁ〜(良し、良し)。と、まぁ〜、鯛を釣るよりも難しい、わざと負けるジャンケンに勝利して、表彰台を避けることに成功した。この行為は、近い将来、あすぱむの美談として語り継がれるのではないかと密かに期待している。オイ、そこの人、頼むよ。騒いでケロ。

 釣りが終わったあとには、お楽しみイベントが待っていた。
 トゲクリガニ&ホタテの一本釣り大会。制限時間5分で水槽内の獲物を釣るというもの。遠目に見ながら「アハハ、いいよ、俺は。鯛釣りだけで十分だよ」なぁ〜んて遠慮気味に言ってたのに、いざ、始まって竿ならぬ菜箸みたいな長いのを手に取ると、人が変わったように真剣、かつ、怖い目つきになって、ヤーヤー、ワーワーの歓声で盛り上がった。やっぱ釣りバカは糸の先に針が付いてると引っ掛けようと条件反射する「パブロフの犬」になってしまうのねん。水槽からトゲクリガニがかなり減った時、でかいアワビが見つかった。「あっれぇ〜、コイツ、釣っておけば良かった」の声が聞かれたが、水槽へのへばりつきがハンパなくて誰も獲れないだろ〜に悔しいながらも納得した。またタコも入っていたが、なぜかネットの中に入っており、最初っから獲らせる気が無かった模様。ま、そぉ〜だわな。ありゃ、釣れないわ。

 最後は参加者全員で恒例の記念撮影をしてお開きになったのでした。

 近年、少しずつ全体的な釣果が落ちてきたなぁ〜と嘆きつつ、帰宅後にネットで気になる平舘の釣果を調べたら、ボーズレスで賑わったと聞かされ、しょげる。あぁ〜、あっちもこっちも良く釣れてるわぁ〜という時代は終わりに近いのかもしれない。


大会事務局
大会本部。人だかりが出来ているのは美味なホタテの貝焼きに殺到しているからです
カニ・ホタテ釣り大会 イシロのお父さん
意外に楽しめたカニ&ホタテ釣り イシロのお父さんも無我夢中
釣り以上に真剣な表情 トゲクリガニ、獲ったどぉ〜
トハもヒデキもカニ釣りに必死。大人げない 自分はあとの事考えて3匹でやめときました
集合写真
お疲れ〜サマー。来年また会いましょう〜(幸丸提供写真)

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