2017年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

7/10

平舘沖

晴れ 大潮 16:28 10:10 11:30 17:00 2 7

 今回はヒデキ&山本山との計3人によるブルーウッズ釣行。
 今年まだ平舘では一枚も釣っていないため、ぜひ一枚釣ろうと気合いは入っていたが、一方でボウズに終われば、平舘にはもう来られないとの強いプレッシャーがあった。

 前日、ヒデキから「午後便の出船がヤバいっす。風が一昨日までの予報と違って強まるみたい」とLINEメールが届く。ん〜、ならば、我々は11日も休みなんでシフトしてもイ〜よぉ〜、山本山は勤務かい?申し訳ないけど諦めて貰うかぁ〜、ってな代替案が、山本山の知らないうちに決定した。
 ってことで、気持ちが中止に傾き、晩酌のレモン缶チューハイをいつもより1本多く飲むことも決定。道具の準備もしないまま、寝床についた。ところが。

 予定した翌朝7時半、ヒデキからLINEメール。「出船します!」に、どっしぇぇ〜〜、マジ、出るの?
 釣りの支度と朝飯、男ぶりアップの支度を大慌てで開始した。日差しが強そうなので日焼け止めも丹念に塗った。

 一足早く到着し、漁港を見渡すと、やはり平日なんだなぁ〜、駐車場の車がまばら。月曜日なのも影響あるのか、県外ナンバーがほとんど見当たらない。

 11時前、午前便が戻って来た。お客さんの顔色を伺うが判断が難しい。船長に聞くと「釣れる人には釣れたが、そうでない人には釣れなかった」と、当たり前な返事(笑)。

 午後便の印象。ん〜〜、釣れそうな感じがしない。6月頃「朝一番が勝負。日が高くなるにつれて渋くなる」と、良く聞かされてきただけに、テンションがイマイチ上がらない。

 とっころが、そんな考え方が吹っ飛んだ。

 自分はジグを飛ばしたかったので、クーラーボックスだけが置かれ誰もいない船首へ陣取った。

 船尾右舷のヒデキがヒット後、同じく船尾左舷の山本山にもヒット。うわぁ〜、後ろが正解だったかぁ〜。出川哲朗風に「ヤバいよ、ヤバいよ、ヤバいよ」。
 釣った二人は会話が弾んでいる。ううう、一人ボウズのシーンが頭に浮かぶ。
 そんな空気が通じたか、少しずつ船内が静かになり始めた。ジグからカブラに変更。カブラもなぁ〜、そんなに釣った経験も多くないので印象が薄く、どんどんネガティブになっていく。

 底付近に居るとの魚探情報で75gの遊動を着底させるとコツコツとアタリが出た。
 船長「(ハンドルを)巻くのヤメない、巻くのヤメない………」とマシンガンのように繰り返す。アワセをしたいが、やっちゃいけないと言うので、我慢して巻くと、竿先の首振りがだいぶ大きくなった。「よし、いげぇ〜!」で合わせると、乗ったぁ〜〜。わりゃぁ〜!、おんどりゃぁ〜!

 あまり使うことのないベイトリール。スピニングのようなドラグ音が出ないのが寂しい。やがて50センチ台の真鯛が見えてきた。オ〜、待ってたぜい!なんで今までこんなに辛い目に合わせたんだ、ベイビ〜!
 船長「良かった、良かった。最近、オラの船に予約しないから、もう乗らないのかと思ってたよ」自分「いや、いや、ちょっとだけ頭を冷やす期間が必要だと思って、一回、飛ばしたんだよ〜」

 プレッシャーから解放された自分は、いつのまにか饒舌になってペラペラしゃべりまくっていた。
 「生かすも殺すも本命の一枚次第」という釣り道の格言は実に的を得ている…って、そんな格言あったかな?

(下に続く)


フォトギャラリー
山本山真鯛 山本山2 山本山3

山本山、ブラボー!二桁突破はお見事(ほとんどの写真はブルーウッズ船長からの提供)

ヒデキ真鯛 ヒデキ2 ヒデキ3
ヒデキ、良く釣ったねぇ〜。ラインが船底を通って、結構、釣り辛かったんじゃないの?
あすぱむ真鯛 あすぱむ2 あすぱむ3
船長も写真撮影が追いつかず、後半はビッグサイズのみの撮影に切り替えました
クーラー満杯 バケツの真鯛 myクーラー
氷、足りなかったねぇ〜 最近、見なかった光景 コレ、私のクーラー。入魂しました

ヒデキ、ファイト 山本山のファイト
ヒデキ、デカ真鯛に引っ張られて反対へ移動 山本山の「来た、来た」を何回聞いたことか
釣り過ぎだよね〜 余裕っすよ
コイツ、調子良すぎね? いえいえ、コレが実力ですわ、ニヤッ
捌きの儀式
久しぶりに青森ヒバまな板が実力発揮しました。ブランクがあったせいで腕が鈍ってたのが悲しい


(上から続く)

 今日は新規購入したクーラーボックスのお披露目日(※1)。これに魂が入った。やりぃ〜!
 汚れが付くのがイヤだからビニール袋に入〜れ〜よっと。
 ※1 長年、愛用してきたコールマン社のクーラーボックスが、前月、致命的なケガを負った。次男に貸したクーラーに市場の方が親切にも氷を入れてくれたのだが、氷が放出される煙突を直接、クーラーに向けたところ大量の氷が激しく蓋にぶつかり、ボガァ〜ン!と派手に吹き飛んだ。修理を試みたものの、蝶番を止めるネジ穴が大きく広がってしまい修復不可となり、敢えなく現役引退となった。

 午後2時頃から本日の爆釣が始まった。交代で一枚ずつ釣り上げるテンポで数を増やす。

 5枚目を自分が先に取って「竿頭」宣言を声高らかにしたところまでは良かったのだが、山本山の遠慮ないラッシュがココから始まった。上がってくる鯛のサイズが刺激的である。我々は50前後なのに、山本山はワンランクでかい60から60台後半を連発。ちょうど自分の前をラインが走るのでハサミで切りたい衝動に駆られるほど、見応えのある真鯛が通過していった。

 まもなくして、我々の前方で釣りとは無縁の不思議なシーンが起こった。
 海上保安庁の船が小型の船に近づき、サイレンのような音を立てたり、何か調べているように見えるが、肉眼では確認できない。そこへ鯛多ニック船長からウッズに情報が入った。北朝鮮からの木造船が漂流したらしく、ほぼ水没しそうな状況の中、臨検しているとのこと。30分以上、海上で行ったのち、平舘漁港に曳航されていった。

 ちょうどコンスタントに釣れている時だったので、注目する余裕がなかったが、帰港してみると異臭を放つ船が接岸されていた。掲載の写真をご覧ください。

 さて、話戻って、山本山の若さがモノを言って、あっという間に引き離された。もはや彼と争うのは無駄だと知り、何となく勝てそうなヒデキをターゲットにしてみる。いい〜感じで一歩リードし、逃げ切ろうかとした終了間際に連発し、この勝負、引き分けに終わった。数はイーブンだが、サイズでは負けた。が、悔しさは無い。もうこれ以上釣ると、青森に戻ってからのおすそ分けが大変になる(笑)。

 もしかして、本日の釣果はすべてカブラかな?ほとんどはボトムでヒットさせたのに、ヒデキのラスト2枚はカブラ回収のため早巻きしたところへ、ゴン!と来た。それも上層なのでワラサだと思い込むと、なんとなんと真鯛で、しかもデカというところに「?マーク」が頭の中をグルグル回った。

 もし中止になってたら……、ううう、考えるのも恐ろしい。人気船ブルーウッズをわずか3人で貸し切って、思う存分の釣りができたのは幸せだった。8月いっぱい、平舘でウッズは船を出すそうだが、自分ももう少しココ平舘で釣りをしてみたい気持ちを強くした今回の釣行だった。

 いやぁ〜、釣りってホントに面白いですねぇ〜。


海保に曳航される不審船
 30分以上に及ぶ海保の臨検の後、午後3時、平舘漁港に向けて、巡視船(写真左)に曳航された北朝鮮の木造船(同、右)
不審船1 不審船2
沈没も時間の問題 異様な匂いが周辺に漂っていた
不審船3 不審船4
船首にはボンベとリュックサックが 脱北?工作船?ミステリーである

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