2018年の真鯛釣果
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釣行日 |
場 所 | 天 気 |
潮回り | 満 潮 | 干 潮 | 開 始 | 終 了 | 同乗者 | 釣 果 |
9/29 |
蓬田沖 |
晴れ | 中潮 | 5:38 | 11:37 | 6:00 | 17:00 | 9 | 3 |
例年、10月が津軽んピック開催だが、今回は大会長の個人的理由により前倒して9月の開催となった。 仙台組はいつものように3台の車に分乗して21時に出発。青森着が2時頃。青森マリーナの開門までゲート近くに駐車して仮眠待機した。 一方、ホストの自分は17時に仕事を終わり、氷やエサを買いに走って、皆さんには悪いが21時頃には柔らかいベッドで約6時間の睡眠を取るはず………だったのだが、今回は勤務の調整がつかず午前1時までの夜勤になってしまった。よって、帰宅後は一分たりとも寝ないで釣りに出るという、彼らより少し悪い条件になった。まずい!優勝は難しいかも。 午前3時、まぶたが徐々に重くなり、まばたきすると目がガサガサしてきた。目薬をさして、更に強力な秘密薬「トメルミン(止める眠:うまいネーミングだねぇ〜)」を1錠飲んだ。うむ、やはり効果あるわ、コレ、ばっちし。船上では一度も眠くならなかった。 4時、ゲートに着くと、まだ門は閉まったままで車の列が出来ていた。仙台ナンバーを見つけようと車を降りかけると一斉にエンジンがかかりライトが点灯した。おや、タイミング良く、ちょうど今、ゲートが開けられた。入り口には車が殺到するが、どっちが先に入るかと喧嘩になることもなくスムーズに入った。みんな大人だねぇ〜。 本日の釣り座を紹介する。大会なので公平を期すため、くじ引きで釣り座が決まった。 船尾の釣果がイイという定説から、1番クジの人から順番に船尾を指名し、クジ運の悪い人は船首の残った釣り座を選択した結果が上の通りである。 青森マリーナを出て蓬田沖までは約1時間。例年、9月末ともなれば青森湾東側の野内、浅虫、茂浦がポイントなのだが、昨年あたりから、魚探の反応が悪くて釣果もイマイチなため、ポイントの見直しがされるようになってきた。ここ数日の情報でも東側があまりにもパッとしなかったので、迷わず蓬田へ走った。 台風24号が九州地方で大暴れしている。そんな天候とは裏腹に青森は良い天気になった。風も弱くて、釣り日和。潮も期待が持てる中潮。こんな素晴らしい環境の日にスケジューリングした自分を褒めたくなった、ワハハ。 6時、蓬田ポイントに到着。水深40m弱。3号テンヤをキャストしてみる。若干、左に流れるが、やがて足元に戻ってくる。ほほぉ〜、今日も潮はゆるい。速い潮も困るが、ゆるすぎる潮も困ったものだ。前回(9/8)も、ほとんど潮が動かず惨敗したので不安がよぎる。ただ、満潮を過ぎたばかりなのでこれから動くだろうと予測して竿先に神経を注いだ。 す・る・と……… 「後ろの人〜、コレ(魚計測用メジャー)で測って〜」と渡した。 写真撮影のため、報道班がすぐ船尾に飛んだ。あらら、かわいそうに、血だらけにされて殺されてるわ。船長「あら、すまん、写真撮るんだば、まんだ介錯しねばイガッタな。一回、バケツ水に入れて綺麗にするか」ってんで、ドボン!と突っ込んだ、が、ちょっと血が残った。その写真がご紹介のモノ。 いやぁ〜、やられたぁなぁ〜、始まって30分もしないうちに優勝サイズが出ちゃったよぉ〜。 この後、ケンイチさんがイナダやサメなどの外道も良く釣る一人天国モードに入ったので、外道を釣ったら魚種によって70からマイナスするルール変更が早急に検討された。しかし、あざ笑うかのように外道よりも本命の良いサイズをポンポン釣り上げるため、もはや検討の余地さえ無くなった。 諦めることはない。まだ11時間30分ある。コツコツとしたアタリが今日は多いので一発逆転のチャンスはある。70.5cmを釣ればイイんだと自分に言い聞かせる。 (下に続く) |
フォトギャラリー | |
午前5時40分、陽が昇ると東の空は黄金色になった | |
開始してまもなくの6時24分、ケンイチさんが優勝真鯛70センチを抱えて微笑んだ | |
KaSさん、51センチ | gajinさん、49センチ |
SIBUさん、57センチ | ワタシ、66センチ |
右舷船尾の二人だけで15枚ゲット。一方、左舷船尾は2枚。「船尾が釣れる神話」は微妙 | |
アベさん、塩焼きサイズ真鯛をゲット | アベさん一押しのドトール・コーヒービーンズチョコ |
杜の熊さん、いつもの眠狂四郎釣法 | 「隣でパカパカ釣り過ぎダヨ」と、ボヤくKaSさん |
優勝候補自認のTOMEさん、大苦戦 | 1番クジのタックスさん「釣り座の選択、間違ったかな」 |
14時、ついにTOMEさんも竿を曲げた | 「いっぱい釣って疲れた」とgajinさん |
デカイのをバラしてしまったクラウチ君 | ケンイチさんのクーラー。ホントはもっと入ってた |
釣り終わって蓬田沖から青森まで1時間かけて戻る途中、空がみるみるうちに綺麗な夕焼けに変化した |
午前10時50分、ついに本命がヒット |
(上から続く) 今日はイソメを購入した人が3人。そのうちの一人は言わずもがなKaSさん。 またgajinさんもイソメ購入者。スプーンとの組み合わせで楽しい釣りをしていた。やはり秋の釣りはイソメもあったほうが良さそうだ。この二人、左舷と右舷で同時にダブルヒットして船上を沸かせた。 アベさんから「これ食べるとアタリが出るんだよ〜。どうぞ、食べて下さい」と貰ったのがドトールの「コーヒービーンズチョコ」。へぇ〜〜ってんで一粒食べると、なかなか美味しい。しかもコツコツと小さいアタリ。「三粒食べるともっと来るよ」ってんで、三粒を口にしたら、さっきよりもしつこく大きなアタリが出た。アタリは出るがヒットしない。五粒食べようとしたら、もう無くなっていた(笑)。 11時。船首のお立ち台に上がって、船の真下を探っていると何かがコンコンとくる。これが何度か繰り返され、その都度、いろんなアワセを入れてみるがフッキングせず、苦虫を噛み潰していた。もう何回目だったろうか、新しくエビを付けて真下に落としてると、またコンコンきた。アワセを入れずにほったらかして、ラインをちょっと緩めてみた。ん?どれどれ?とラインのたるみを取った時、ゴツッ!とアタリ。 あとは説明するまでもない。KaSさんが動画を撮影してくれたので、それをご覧いただき鯛。 二週間前の釣りで2度の大バラシがあったので、中アワセを2回入れてみた。ヘタにアワセるとバラすので怖かったが、やらないでバラすよりは、やってバラしたほうが後悔しないだろうと思った。 足が不自由なアベさんには申し訳ないが、タモ入れをしていただいた。周囲が「ナナマル間違いナシ」「超えたね、ケンイチさんを」と慌てさせる言葉が飛ぶ中、船上で計測した結果、66cm。 午前中は意外にも数が出たため、サイズの計測が面倒になった。40cm以下は未計測とし、枚数だけのカウントに。ただ、午後に入ってからも小鯛が多く、もしかすれば1〜2枚の誤差が生じてカウントが間違っている可能性もある。公式記録は32枚だが、もう少し出てたのかもしれない。 全員釣れて、笑顔になって終わりたいのは当然だ。午後も14時を過ぎると徐々に焦ってくる。自分と同じ左舷にいる「このままでは終わらない」二人が、なかなか赤い魚を釣り上げないのが気になっていた。 タックスさんは綺麗な弧を描くこと、何度かあって、やっと釣ったかな?と注目するとエイだったりフグだったり、はたまたバラしたりしていた。しかし、どうにか一枚を釣り上げて、ボウズレス記録を伸ばしたのは立派。昨年のチャンピオンという自負もあっただろう。とても一枚で満足出来るはずがない。 そしてTOMEさん。もともと本命が釣れてもサイレント釣法なので、ひょっとすれば1枚ぐらいすでに釣ってクーラーに隠してるんじゃないかと思ったが、無かった。津軽んピック大会長という立場上、ボウズに終わるわけにいかない。夜の宴会で台風並みに荒れては困るため、なんとしても釣って欲しかった。 SIBUさん。やりましたね、57cm。序盤で小鯛を3枚片付けておいて、ラストにでかいのを釣るなんざ、素晴らしい。ノシに何度もテンヤを引っ掛けて何個かはロストもしましたが、回収に成功したのも多くなって「外し方」を会得した。Facebookで娘婿Yohei君が「息子も大きくなったので青森へ真鯛釣りにいつか連れて行きたいデス」と言っていたので、三代揃っての釣りもそんなに遠くなさそうだ。 杜の熊さん。前回、眠り釣法で最後に笑った経験に自信を持ったか、今回も試した。単にゴロリ!と横になっているだけでない。潮が動かない時間帯をみて、何分寝ればイイのかが精密に計算されている。だが、魚も精密に計算していたようで、釣果に恵まれることなく終わってしまった。本日、イソメ購入3人目が彼だった。他の二人が1,000円だったのに、彼は500円だったのが敗因か。このままでは終わらないはず。次はどんな作戦で来るのか楽しみである。 クラウチ君、大きいヒットをして、ひさしぶりに大鯛の引きを堪能したのだが、その後、PEラインの高切れであえなくオートリリース。メンテナンスはしていたらしいが、1年間、釣行から遠ざかっていたブランクのため、ラインの状態を確かめられなかったのは痛かった。残念なバラシだった。 |
★結果発表 大漁賞もケンイチさんが該当したが、ダブル受賞は出来ないため、7枚のKaSさん(KaS大王輝心)が受賞。賞品は舶来の高品質防水スプレー(いまどき、舶来という言葉は聞かなくなったが大会長の強い希望により「外国製」と言わず「舶来」と表記します)。 G1レースは的中者が出なかったため、大会長の忖度によりgajinさん(独眼竜マサヒロ)が受賞。ココ最近、釣果が芳しくなかったが、スプーン+イソメで周囲を驚かせ、自前の魚探装置を駆使して釣果を伸ばしたことが高く評価されて「努力賞」に名称変更して授与。賞品は小型のショルダーバッグ。 来年は頑張ってね!賞は、2015年以来3年ぶりに参加のクラウチ(倉内チュン)君。でかいアタリを捉え、ファイトしたものの、PEの高切れであえなくバラし、アレをもし獲っていればベテラン勢を抑えて優勝かも…ってのが受賞理由。賞品はダイワのタイラバケース。唯一、これだけが釣りメーカーのグッズで、道具が欲しいクラウチ君にとっては願ったり叶ったりの賞品だと思う。 |
表彰式&大宴会 | |
20時過ぎ、乾杯で打ち上げスタート | 大物賞の名前読まれたケンイチさん、万歳! |
賞品はTOME大会長から授与 | 本人が望んでいたステンレスボトルをゲット |
大漁賞はKaSさん | 賞品は舶来の高品質防水スプレー |
スーパーで買った食材だが我々には超豪華に見える | G1レース賞転じて、努力賞はgajinさん |
クラウチ君に「来年は頑張ってね!賞」 | 私は還暦特別賞 |
打ち上げパーティーは、青森マリーナからグランドハイアット・エミレーツ・トランプ・浅虫ホテルに移動して20時過ぎから始まった。 大物賞、大漁賞、G1レース賞、来年は頑張ってね!賞は、予め、設定済みだったが、想定外の賞があった。 「還暦特別賞」。10月に還暦を迎える自分に対してのご褒美として特別に用意されたという。ありがたや、ありがたや。還暦の「60」に、釣ったサイズが「66」と、オーメン並みの6ずくし(笑)。袋を開けると、ユニクロのヒートテック「極暖」だった(笑)。風邪を引くことなく健康で今後もしっかり幹事を務めなさいってことだな。微妙な体型の自分だが、サイズはピッタシだった。寝てる間に腹回りを測定されてたか? 22時前頃?一人二人と電池が切れて各部屋に消えていった。我々(KaS & あすぱむ)の部屋はいつものように最後まで宴会が続き、ケンイチ、クラウチ両氏を含めて23時にようやく散会となった。 翌朝、起床すると小雨が降っていた。台風24号はまだ四国地方を彷徨っていたがTVは盛んに台風情報を流している。まだ四国とはいえ、かなり勢力が強い台風なので、仙台までの帰りは雨と強風や横風との戦いになるだろうと予測して、十分、気をつけて帰って欲しいと言葉をかけたが、戻った皆からのメールには「ほとんど雨も風も無かった」と書かれていて驚いた。ともあれ何事もなくて良かった。 次回の皆との釣りは10/20。今年最後の真鯛釣りゆえ、もう彼らの鼻息は荒い。 この模様はタックスさんの「Mr.タックスのればたら倶楽部」でも紹介されています。そちらも合わせてご覧下さい(なお、一部の表記が違うところ、有るかもしれません。それぞれの感じ方の違いということでご理解下さい)。 |
朝御飯は大広間で。シジミ汁が好評でした | 北上する台風に向かって戻るので心配 |
(個人的に)目覚めの良い朝でした。いつもは二日酔い気味なんです、私 | |
釣れた人、釣れなかった人、それぞれの思いを胸に帰仙しました。次回10/20、また会いましょう |