2019年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

11/13

稲生沖

晴れ 大潮 15:32 9:35 6:00 14:00 5 3

 中止続きに慣れてしまい「また中止になるのでは?」と考えてしまう。
 今季の後半戦は7回の予約中、6回が中止。ひどい!
 唯一、出船できた9/21はアタリらしいアタリもないままボウズに終わっているので、魚との御対面はいつだったか忘れた(7/11を最後に4ヶ月も遠ざかっている)。

 ブルーウッズ船長から「明日、出船しまぁ〜す」と弾んだ返事を貰い、少しはヤル気が出てきた。
 出船できないまま、気候はすっかり初冬になっていた。ウエアも変えなきゃダメだろうと冬用を引っ張り出してみる。ヒートテックに厚手の靴下、ニット帽、手袋を準備。カイロも貼ろうかと思ったが、予報では好天になりそうなのでヤメにした。

 船長、西に行くか、東に行くかで迷った挙句、シケが多かったため、あまり行けていない東に決定。今季のデータが少ない東に行くのは、船長にとっても、自分にとっても大きなギャンブルだった。

 午前5時半過ぎ、青森マリーナを出船。満月。あまり釣果の良くないと言われる大潮に悪い予感を持ちながら、夏泊半島の稲生ポイントを目指した。

 自分の釣り座は右舷中央。開始早々、左舷船首のAさんがヒット。その後、自分の右隣のBさんにも。さらに自分の左隣Cさんが。あらら、幸先イイじゃん。船長が「どうなるかわからない」と言ってたわりには魚の反応がイイ。そのうち自分にも来るだろうと前向きに考えていたが、AさんとBさんが、なぜか連続ヒットする。特にAさんに至っては、テンヤを落とす→すぐヒット、というレッドカードもんの爆釣。ベタ底というより、少し上でフォール中に食ってくるという。

 Aさんとの間には操舵室があるため、幸せそうな姿が良く見えないのは助かったが、右隣のBさんはひどかった。コツコツとアタリが出ると「来い、来い、来い」と言葉に出すため、竿先に注目させられてしまう。鯛よ、スルーして、こっちに来てくれと心の中で祈るが、悔しいことにBさんテンヤにヒットしてしまう。そのうち77センチの釣り上げシーンを見せられ、敗北感マックスに、とほほ。
 その真鯛、バケツに突っ込まれた際にシッポを振って大暴れし、至近距離にいた自分のウエアはもちろん、顔にも海水をもろに掛けられ、よっぽどシッポを切り落としてやろうかと思った(笑)。

 左舷船尾のDさんも数釣りモードに入り(外道も種類豊富に釣っていた模様)、なぜか中央に釣り座を構えた自分とEさんの2人が釣果ナシのプレッシャーを味わうことに。他の4人がツ抜けほぼ当確のペースなのに、なぜ、真ん中が釣れないんじゃぁ〜。

 やっと自分に幸せが来たのは10時頃だったか。サイズは満足いくもので無さそうだが、ゴン!ゴン!と竿先が上下する感触にニンマリ。しかし、残り20mほどで、フッと軽くなり「アァァ〜」と悲鳴を上げたが、再び重さが復活した。タモに入った姿を見て冷や汗。孫針が目の縁?いや、角膜?にかろうじて引っかかっていた。

 フッ!と軽くなったのは親針が外れた時で、逃げようとしたところに孫針がヒットしたのではないか。ともかく釣れてホッとする。

(下に続く)


フォトギャラリー
出発
ポイントまでの移動中、満月をバックにパチリ!
船尾の釣果
Bさんがあっという間に3枚 自分はこの時点でまだ1枚のみ
小春日和の海
天気はサイコー
小鯛
ボウズ逃れの一枚についニヤけてしまう 今季最大の67センチを釣ってしまった

(上から続く)

 ブルーウッズ船長、明日以降、また天気が荒れるのと、予約もそんなに入っていないことから、もしかしたら今日が2019年最後の出船になるかもしれないとのことで、とことん頑張ってみましょうか?と提案が出される。つまり、時間延長にも応じるということ。

 ようやく一枚釣った身分としては延長の申し出を断るわけもなく、自分はOKの返事をした。問題なのはたくさん釣れている4人の反応。しかし全員、釣りたいってことで、14時までの延長が決定した。

 まもなく、Eさんにもヒットし、全員ゲットを達成。
 終わってみれば、Aさんが20枚オーバー、10枚越えがBさんとCさん。Dさんは外道を釣り過ぎて9枚。自分とEさんは環境に優しい釣りに徹した結果、二人で数枚だった。船中60枚ぐらいか。

 そうそう、3枚目の真鯛が少し大きかったので船長が測ってくれたところ、67センチ。今季は60オーバーを一枚も釣っていなくて、ラストの釣りで今年一番を釣ってしまった。
 釣り仲間から「あともう一回、船に乗ろう」と悪魔の誘いを受けたが、良い思い出と共に納竿したいのでキッパリと断わることにした。逆に彼らには「ヤメ時を誤ると、悶々とした冬になるぞ!」と忠告しといた。

悔し泣きのトハ 終了まであと残り10分に迫る時、トラブル発生(左の写真)。
 緩んだリーダーがリールシャフトに絡んでしまった。急いで解決しようとするが、なかなか深刻だった。気持ち切り替えて、サブのロッドを出して4枚目を狙ったが、Bさんに獲られてしまった(泣)。

 14時、終了、ブゥゥゥゥ〜〜〜!
 中止によるブランクが長かったため、とても疲れた。
 帰宅後、鯛を待ち望む方々に最後の真鯛(おすそ分けして貰った鯛を含む)を配って歩いた。

 翌日、雪が散らつく中、道具の後片付けをすると水が冷たかった。一抹の寂しさがあるが、春から初冬までの半年、ハラハラドキドキの釣りが出来たことを喜び、来年もまた同じように海に出たいと思う。

 来年は自由時間が増えるので楽しみだ。真鯛よ、サヨ〜ナラ!春になったら口開けて、待ってろよぉ〜!


★ return ★