2020年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

5/4

平舘沖

曇り 中潮 14:06 7:56 4:30 11:00 7 2

 午前3時半、船上の食料調達のためファミマ蓬田店に立ち寄ると、店内は釣り場に向かう人間で三密状態だった。辛子明太子おにぎり、粗挽きチョリソーソーセージ、綾鷹を手にして、レジでPayPay支払いが終わった時、トントンと肩を叩く人が・・・。

 おやまぁ〜、ヒデキさんじゃないのぉ〜。
 ヒデキ(以下、ヒ)「随分、早い出発ですね〜」自分(以下、自)「何、言うとんねん。ココで会うってことはほぼ同じじゃん」ヒ「ふふ、興奮して眠れなかったんでしょ?」自「前回釣った人は余裕でグッスリ寝むれたべぇ〜。羨まし〜なぁ〜」ヒ「はい、おかげさまで〜」自「くそ〜、言ってくれるじゃん。お先に行くぜい」ブ〜〜〜ン

 前回ボウズのリベンジを強く誓う自分と山ちゃん。一方、今回も甘い汁を吸おうと欲張るヒデキ。

 午前4時、平舘漁港に到着。支度を整え、3人でブルーウッズ2が接岸するのを見守る。
 今日は女性一人を含む8名のフル乗船。我々の釣り座は船尾を指示され、荷物を運び込んだ。もう一人が船尾左舷に入ったので、どうするかと相談。

 ヒ「気を使わなくてイイんですよ。お好きなところに入って下さい」と言う。うむむ。ヒデキと山ちゃんは並んで船尾右舷に入るのがイイだろうと思い、自分は空いた船尾左舷に陣取った。これが結果的に明暗を分けるとは、さすがのヒデキさんにも予測出来なかっだろ〜。

 船長「ジグをキャストして広い範囲を探ったほうがイイですよぉ〜」と言うので、当初、ヒデキと堅い約束をしていた「お互い、始めはカブラで攻める」を破棄してジグに変更した。

 ただ、なかなかアタリ来ない。魚探にはベイトとその付近にいる鯛が映っているのだが。

 干潮の潮止まりになった7時半頃、隣の方のドラグが突然、ジィーーーーと激しく鳴りだした。すごっ!走りっぱなし。糸が止まらない。氏曰く「青物っぽい」船長「そうかも。頭降らないもんね。ブリかワラサか?」やがて相手も疲れたか、糸を巻けるようになって少しずつ引き寄せられる。海中に目を向けているとギラッと光った。

(下に続く)


フォトギャラリー
出船 今日は釣るぞ!
平舘沖は穏やかだった 今日こそは釣りたいなぁ
全速力
新船のエンジンが大きいのでスピードも速くなった
ゲット ゲット
ポーズが似てるけど左が1枚目、右が2枚目。同じ鯛を使い回してるのではありません
山ちゃんゲット 4真鯛
山ちゃんも初真鯛をゲット バケツ上のデカイ尻尾が隣の釣った77センチ

(上から続く)

 あれぇ〜〜、鯛だぁ! うわっでかっ!
 上がったのは77センチのデカだった。くちびるの薄皮一枚に針がようやく掛かった状態で、ヤバイ、ヤバイ。仕掛けをチェックするとジグだった。

 オオ〜〜、これは自分にもチャンス有り。
 水深約70mでトウキチロー60gのキャストを辛抱強く繰り返してみる。潮はゆるい。もう少し軽くしても良かったかもしれない。底に着いてから、ややゆっくりなスピードで巻くと、なんか妙なアタリが。もぞもぞっと言う不思議な感覚。
 そのまま巻き続けた時にゴツゴツと明確なアタリが出て、あとはギュ〜ン!いひひ、こいつは貰ったぁ〜!
 慎重に、かつ、引きを味わいながら、ゲット。船長の計測の結果、64センチ。う〜ん、いいねぇ〜。

 気が楽になったので肩の力を抜いてキャストを続けてると30分も経たないうちに2枚目が登場した。人間、勢いがつくと怖いですな。サイズアップの67センチ。こりゃ、5枚はイケると、取らタヌ皮算をした結果、追加は無かった。

 二枚ともベタ底より5mほど上。まだ5月が始まったばかりなのに少し浮き気味か?高価なトウキチローを着底させ、ズル引きするのには若干の勇気がいるが、獲りたかったら覚悟を決めまひょ(とは言うものの、最初、根掛かりしても泣かないジグで少し試してからトウキチローにチェンジしてみた:笑)。

 やがて山ちゃんもジグでヒット。彼もリベンジを果たし、船上でハグして喜びあった。

 オッ!と忘れとったわい。ヒデちゃんがおとなしい。どうしたのかなぁ?と覗くと、顔が逃げるではないか。
 ポツリと言った。「食い飽きたから鯛はもう釣って来るなって家族に言われたモン」
 オォ〜、強がってるぅ〜。その後、ソイか何かを釣って笑みを浮かべていた。

 自分のクーラーに入ってた鯛の写真を撮ろうとしたら、脇にいたカレイをおもむろに掴み、鯛の上にピシャッと投げつけた。悔しかったのかな?いや、そんなイジワルをする人間じゃない。

 最後までブレずにカブラで攻めたヒデキは立派である。港に戻ってから、あの有名なトハナポーズを撮りたかったんだが、船長にPayPayの支払いをしていうるちに逃げられてしまったのが悔やまれる。

 つくづく感じました。鯛釣りは平等に釣れるようになっているんですね〜。前回、地獄を見た人には天国が、その逆で天国を見た人には地獄が。いやぁ〜、人生と同じだわぁ〜。


出た67センチ 睨みつける鯛
惚れ惚れするお姿 精悍な、お顔立ち
移動 いたずら
ペイペイ
哀愁漂うヒデキさん。波と同様に心もべた凪か(写真上左)。
PayPayでの支払いもできます(写真下左)。
 鯛の体にカレイを乗せて撮影の妨害をする意地悪ヒデキ(写真右)

★ return ★