2020年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

6/20

平舘沖

晴れ 大潮 15:15 8:56 10:00 17:00 8 2

 思いもしなかった新型コロナにより、仙台の釣り仲間が足止めをくらい、5月中に予定していた釣行二回を棒に振った挙句の今回の釣り。6月に入って、他県への移動禁止が解けたものの、予約日が6/20だったため「待て」をしなければならず、随分、気を揉んだ様子が伝わってきた。

 ようやく一週間を切り、今度は天気が気になる。
 週間予報なんて全くアテにならない。なのに晴れマークが出ると歓喜し、傘が出ると不安になる。そうして迎えた前日。ううう、北風が朝から吹きそうだ。まずい。GPV予報と海快晴を駆使するがあまり良くない。ただ昼頃からは風も弱まりそうなので期待がもてる。
 途中、船長にLINEで「明日は出たいなぁ〜。仙台の仲間もストレス溜まってるっしぃ〜。もし午前ダメでも午後ならいけるんじゃなぁ〜い?(ゴロニャァ〜ゴ、と猫なで声してみる)」すると「ん〜〜、午前は多分無理っすね。10時頃なら出られるのかも」に光が射した。

 予定では一日釣りだが、もはや午前は諦めて、正式決定となる18時前に船長へ電話してみた。
 「まいど〜。朝一の出船はどうみても無理すね。昼前ならどうかと思ってるんだけど、ん〜〜、まだ判断難しいんで、深夜4時の決定でイイですか?」「イイとも」
 この時点で午前10時出船は確信できた。ただ、仙台の皆はいつものパターンが変わったことで調子が狂うかもしれない。

 さて4時。LINEで「出まぁ〜す」が届き、一斉に仙台へ拡散。現地では4時頃には出発しないと間に合わない。中には3時にもう出ていた人もいた。

 自分は余裕でもう一眠りにつき、6時起床。あぁ〜、楽だ楽だ。

 もうすっかり青空の広がった平舘漁港に着いたのは9時だった。昨秋の釣り以来、約9ヶ月ぶりの再会に涙が出てきた。

 新しい船ブルーウッズ2に皆の期待が掛かる。釣り座は割り箸抽選で行うことに決まっており、早速、手配する。右舷船首から後ろに向けて1〜4番、左舷船尾から船首に向けて5〜9番の割り振り。ただ、骨折から回復したばかりのアベさんに配慮して8番にシルバーシートを決定。なにせ昨年は二日間で二箇所を骨折し、今回は前歯を骨折した・・・いや、抜けたというので敬わないわけにいかない。

 開始から2時間、誰の竿も曲がらない。某船では中層で着々と釣れているとの情報が。自分はジグを飛ばして引っ掛けようと試みるが、それすらダメ。ため息が漏れる。

 11時49分30秒、シルバーシート効果か?アベさんがファーストヒット。みんなの熱視線を浴びる中、余裕なのか楽しんでいるのかわからないが、ハンドルを巻くスピードが遅い。十分楽しんだ末、無事にネットに収まった。仕掛けはカブラ、底で食ったという。中層狙いの自分は頭の中がパニくる。
 このあと、シルバーシートはスーパーシートに変化した。

 ポイントを移動して船を停めると、そこは物凄い数のベイトの中だった。海面はジャワジャワと異様な音がする。イワシだと思うが、右から左に泳いで行っては、また戻って来て泳ぎ去る。カモメは水面でベイトを狙って騒ぐ。

 みんながカナガシラ、ミズクサカレイ、ホウボウなどで遊んでいる中、またアベさんにヒット。骨折の辛さを微塵も感じさせず、絶口調&満面の笑顔に、一同、シルバーシートを与えたことを少し後悔した。
 余談だが、夜の宴会で今は亡き奥様の写真をスマホで見せて貰った。噂通りの超美人に目が止まった。アベさん、ドジばかり踏む、どうしようもないダジャレオヤジに見えるが(失礼)、今でも奥様を偲んでいる姿を見ると、全部、許してしまう(笑)。
 どんどん、釣って下さい。ダジャレはもう少しレベルアップしてね。

(下に続く)


フォトギャラリー
出航前 出航前2
午前の釣りが出来なかったのは残念だが、釣り出来た喜びは大きかった
いざ!出航

出航してみると思いの外、北風は強くなく波もひどくなかった(TOMEさん提供)

阿部さん1 阿部さん
12時前、シルバーアベに初ヒット 歯抜きポーズに快く応じてくれた
阿部さん2 阿部さん4
絶口調アベ どや!ココはワシの専用席じゃい
KaSさん1 KaSさん2
KaSさん、大満足の69cm 更に追加一枚。今年は違うぞ!(船長提供)
TOMEさんファイト SIBUさん1
サイレントTOMEさん、珍しく歓喜の声 SIBUさん、ヒット
TOMEさん2 sibuさん2
カレイと遊んだ末の本命ゲット 釣れると皆、笑顔になるネ(船長提供)
gajinさん 憲一さん
gajinさん、ヨモットで買わなくて良かったネ ケンイチさん、ジグの面白み少しわかったみたい
タックスさん マイ真鯛
時間延長が無ければヤバかったタックスさん
(船長提供)
もっと早い時間に来てよ〜う(船長提供)

(上から続く)

 時間は刻々と過ぎ、船中、たったの二枚。
 残り1時間弱となった14時40分、KaSさんがヒット。ドラグが激しく鳴り、前かがみにならざるを得ない。コレが原因なのか、後日、腰痛気味になってしまった(笑)。過去の大バラシがトラウマとなって頭をよぎり慎重だ。時折「怖い」などとKaSさんらしからぬ声も出た。ようやく上がってきた魚はやはり大きかった。ナナマルに1センチ足らずの69cm(船長計測)。いやぁ〜、イイねぇ〜、シビレるねぇ〜。仕掛けはカブラ。う〜ん、中層の真鯛はどうした?

 最近、自分の記憶力が弱ってきてると実感してるのだが、確か、このあとすぐに自分に釣れたはず。ジグを遠投し、30m付近を引いてくるとコココッと前アタリが出た。ううう、来てる来てる、たまらんぜぃ〜。そのままハンドルを巻き続けてると食った!あとは一連の動きで手元に引き寄せるだけ、ワハハ。
 残り10mを切り、後ろに控える鬼・・・じゃなく、船長がいるもんだと思ってたら居ない。あれれ?操舵室にいるジャン。「タモ網持ってすぐ後ろに立つとバラすんで座ってました」だと。
 なにょ〜!早う〜せんかい!ほれほれ、早く〜。・・・なんて口が裂けても言えない。
 船長、やりたくなさそうにメジャーで計測した結果、55cm。ま、こんなもんだろ、エヘン。

 15時過ぎると、時合い到来とばかりにラッシュが始まった。TOMEさん→KaSさん→アベさんが竿を曲げる。そこで、鬼顔にしては優しい船長から「1時間延長しますか?」と提案あり17時までの釣りが決定。その後もSIBUさん→gajinさん→ケンイチさん→タックスさん→自分がヒット。杜の熊さんだけが悲劇のヒーローになってしまった。残念。

 13枚中、ジグが4、カブラが9。船長推薦のジグが成績を伸ばせられなかったのが心残り。
 船長曰く「仕掛けは統一したほうが鯛を集中的に狙えるので数は出る。みんなバラバラだと鯛もあちこちに散ってしまうので辛い釣りになる」

 帰港後は、いよいよ本日二番目の楽しみ、飲めや歌えやの大宴会が待っている。港から北上すること5分のおだいばオートビレッジに走り、借りたコテージ2棟にそれぞれ分かれる。

 18時、宴会スタート。改めて九ヶ月ぶりの再会を喜びあい。乾杯!の声がこだました。
 今回は午前が中止となって実釣時間が減ったことでスタミナは残ったのか、皆さん、すこぶる元気で、いつもであれば、途中から横倒しになる人が最後まで輪の中に残った。毎度のことだが、全員、毎年一つずつ年齢を重ね、体力が落ちることを実感している。「仙台から寝ずの移動と半日の釣り糸垂らしは地獄だぁ!」との声も上がり、解決策も検討されたが、アルコールの効き目が壁となり、次回の議題へと先送りになった。二日に分けての釣りが検討されている。さて、どうなるかなぁ〜?

 この模様はタックスさんの「ればたら釣行紀」やTOMEさんの「Sato's Factory」でも紹介されています。ぜひ、ご覧になってみて下さい。


釣果報告会=単なる飲み会
宴会 宴会
決して豪華な宴会とは言えないが、コレが一番、性に合っています
阿部さん 阿部さん
ヒーローインタビュー しきりに歯を見せたがる
宴会
役者揃い。カメラを向けるとポーズ取ってくれる皆は優しい。お酒のせいもあるかな
記念撮影
いやいや、シラフに戻ってもノリは悪くない(一部か?)
コテージ
平舘での釣り後の常宿は、ほぼ、ココ、おだいばオートビレッジ(TOMEさん提供)
コテージ前
コテージは清潔で広いので人気高いですよ(TOMEさん提供)

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